blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

スケバン、チェーンジ!

2006-02-12 18:23:03 | メデイア・映像
松浦亜弥主演で『スケバン刑事』をやると聞いたぞ。

4代目スケバン刑事、ということだね。ま、それはいいんだけど。気になるのは“スカートの長さ”だ!なんたってスケバンですからね、スケバン。

聞いた話では「スカートはミニ」になるもよう。ミニのスケバン刑事~?どんなんだ???想像つかない。そもそも今はスケバンなんているの?

現代版ならやっぱりこうなるのかな…「髪は黄色か白。日サロで焼いた茶色い肌。メイクはアイラインをきつめにして」。それでミニスカートでしょう~。

・・・でもそれは無いな。それを松浦亜弥がやる意味がわからん。それよりはこうしたらどうか。普段は「ミニスカ、ルーズ」なんだけれど、いざとなったら“戦闘服モード”に早変わりするんだ。「スケバン、チャンジ!!」・・・それが「ロングスカート」

だって初代麻宮サキの意志をつぐのでしょう?
セーラー服にロングは必須アイテムでしょう~

『宇宙戦争』の描く恐怖

2005-08-06 17:48:43 | メデイア・映像
 『宇宙戦争』を観てきました。
公開したら日本での評判は今一つのように聞こえてきたけれど。そんなことはない。とても面白かったよ!

 なにしろ“恐い”。未知のものに襲われるというのは、こんなにも恐いか・・・、という所がよく出来ていたと思う。「どこに逃げたらいいのか」判らないのだし、そもそも敵が何なのかも判らない。


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 さすがはスティーブン・スピルバーグ!
『激突』で「理由も無く、トラックに襲われる」恐怖や、『ジョーズ』で「“食うだけの機械”に襲われる」恐怖を描いた作家だけの事はあるね。
 共通するのは「意思の疎通の皆無」という事でしょう~。

 『宇宙戦争』はその延長上にある。上記の初期作品と同類の恐怖を描いた《パニック映画》であるし、また《戦争映画》であり、《怪獣映画》だと思った。


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《怪獣映画》だと思うのは、例の【トリポッド】の描き方だ。
日本特撮が忘れてしまいがちな「巨大な物から追われる」恐怖を上手く表現できている。「あのとんでもなく大きな物が、こちらに向かって来る」様子を想像した事はないだろうか?・・・これは恐いよ。

《戦争映画》だと思うのは「空爆と逃げまどう市民」をだぶらせているとしか思えないからだ。・・・ここでふと思うのは「面白くない」と思った人は、宇宙人対地球人の“戦闘”を期待していたという事はないだろうか?・・・
 この映画には“戦闘”は描かれていない。“戦場”が描かれているのだ。そして市民が逃げまどうのも“戦場”だ。

 逃げまどう主人公の視点で常に描かれるため、エイリアンのトリポッドが何をしているか、どんな惨劇が起こっているか、ほとんど見えないのだ。
それだけに余計、恐怖感が増す。


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 イラクの子供達には空からやって来る米軍が、エイリアンほどに恐怖だっただろう。
 それから忘れてはいけないのは、「原爆の恐怖」だ。有無を言わさぬ殺戮。スピルバーグよ、よくぞ描いたと思う。
 襲われた者は「何が起きているのか判らないまま、死んでいく」

 日本映画は「原爆の悲劇、悲惨さ」は描けても、この不条理な恐怖感は描ききれていないのではないだろうか?
 どんなに惨い惨状を描いても、被害者の悲しみ以上の描写にはならないのではないだろうか、と思えてもどかしくも思う。


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 どこの国のどんな人種であろうと、空から核爆弾が落ちて来る惨劇に遭うかもしれない…という現代の不安、恐怖はなかなか描けないと思う。

 『宇宙戦争』は、その恐怖が描かれていた。見事だ。

泣いてたまるか

2005-03-10 21:28:32 | メデイア・映像
 デアゴスティーニから渥美清『泣いてたまるか』がシリーズで刊行された。創刊号買ってみた。

これ視てたよ!昭和41年からTV放映された喜劇ドラマだ。
どんな内容だったかは何一つ覚えてないけど、主題歌は覚えてるよ。懐かしいネ。

これで渥美清は人気が出て、後に『男はつらいよ!』シリーズを撮るとか…解説にある。(そう、ボクは『泣いてたまるか』の最終回は奄美大島で渥美演じる主人公が「ハブに咬まれて死ぬ」と小さい頃に聞いて記憶していたけど、『男はつらいよ!』もTVシリーズがあったらしいから、どっちの事だかよくわからないデス)

DVDの第一話を視てみた。たしかに可笑しい。笑える。喜劇なんだもんね。
でも主人公はなんだか悲しい思いしてるし、まわりも悲しい人々ばかりのようだ。
先のサイトの解説読んでも「報われない」男のドラマと紹介されてる。
でも喜劇なんだ。

報われないから笑うしかないんだね。
どこか松本零士『男おいどん』を思い出す。おいどん(大山登太)は希望の火は消さないのだけど、たいていは悔し泣きをしながら寝るのだ。大四畳半で寝て終わる。

TVドラマ『泣いてたまるか』は、同じ主題歌で青島幸雄のシリーズも視た事がある。そちらはどんな内容なのか判らない。
渥美清版は、今回DVD刊行で判ったんだけど、放送毎に違った登場人物として渥美が登場する!・・・これは数十年ぶりに知った。そうだったのか・・・。

昔のドラマの方が実験精神を感じるね。それにしても昭和40年頃のTVドラマはどこかしらドキュメンタリーな肌触りがするのは何故だろう。同じく<白黒作品>の『ウルトラQ』にしても同様だ。またそれが心地よいのだが。

『泣いてたまるか』検索結果。