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もう先々週になるのだけど、ハマー映画の『吸血鬼ドラキュラ』のDVDを借りて観てみた。
ドラキュラは
<クリストファー・リー>。
あまりに有名な映画で、
藤子不二雄Aのマンガにも描かれ印象的ではあるものの、どうも今まで見ないでいた。
だいたい
<ドラキュラ>自体、特に魅力を感じていなかったのです。(
ただの気取ったおじさん、くらいにしか思えない。笑)
それで初めて観てみたわけだけど、これが面白かったね~!
・最初に<城>に乗り込む男は主人公ではないのです(
役者の顔と名前が分かる人にはすぐ判断ができるのだろうけど…)。その先に乗り込んだ彼の日記をヒントに、ドラキュラを倒すのが
<ヘルシング>で、主人公と言える。
<ドラキュラ>でさえ
「排除される災害」でしかない。
ドラキュラのキャラクターとか心理状態が、詳しく描かれる事はないのだ。
これは
つまり<ゴジラ>だ。・・・この視点はボクには新鮮だったね~。
・けっこう恐かった。
ドラキュラに魅力を感じなかったワケは、ボクとしては「恐くないから」だった。しかし
吸血鬼化した女性の表情や、杭を胸に打たれるシーンはとても迫力があって、当時映画館で見たら恐かっただろうと想像できる。
いや、CGに馴らされた今だから、逆に恐いのかもしれないなあ~とも思いました。
基本的に素朴なだけに、ショッキング・シーンが際立っていた。
ストーリーもサスペンス調の追跡劇で、面白い。
後々語られる<名作>だというのも納得です。
・・・これまでテレビで観た事もなかったもんなあ~。