blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

文科系の力/パッチギ

2007-05-22 00:49:54 | TV・アニメ
TVでやってた『パッチギ』視たよ。
予想を上回って面白かった。《青春コメディ》かな。
《コメディ》と言ったら語弊があるかもしれないけど、見る前は《在日》の方々の喜びや悲しみを描く、《社会派ドラマ》かと思っていたんですよ。

でも描かれていたのはそういう悲しみのマイノリティではなく、日本という国土に住む、「やんちゃ坊主」たちのドラマで、やんちゃなのは日本人であろうと朝鮮人であろうと、この映画では同じに見えた。

誰でも気になるだろうと思うのが「なんでこのタイミングで在日コリアン映画を?」という事でしょう。・・・どうしても政治的メッセージか反日思想を想像してしまうよね。

先入観はいけないと思い見てみると、上の心配は的外れだったと思う。在日の少年が一人死に、お通夜で長老が主人公(日本人)に怒りをぶつけるシーンもあるにはあるけど、時代設定からすれば自然な流れということになる。
このシーンを除けば、あとは若者のケンカシーンばかりだったかな。言い方を変えると《戦争映画》だと思ったよ。と同時に《娯楽映画》。戦争映画だってやっぱり娯楽映画になりえるでしょう。(もっと判りやすく言えば「ヤクザ映画」)

そういった《勢力争い》が楽しいわけだけども、それは素直な感情であって、逆に「お互いの民族差別」の視点は無かったように思う。個人レベルでは快い交流が描かれていた。・・・クライマックスは“在日朝鮮人と日本人の対決”と“新しい命(日朝の混血児?)の誕生”が同時に描かれる。この時たしか《放送禁止》になった歌『イムジン河』を主人公が強行に歌うシーンがかぶるのだったと思う。
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《悲劇》によって世間に訴える内容ではない。「それでもみんな明るい」という印象で見終えることが出来ましたね。

 この映画が日朝両国の諸問題と、在日の抱える問題を解決する事はないのは確か。しかし評判も良かったと聞くし、“人々が関心を持ってこの映画を観た”という事が大事なのではないかな。

 観た人の中に小さな変化があって、やがてそれが何か大きな変化を生むかもしれない。または生まないかもしれない。・・・文科系の力はそれでいいのだと思います。



『マンガ狂室』のお知らせ★★★

2007-05-13 21:29:43 | マンガ・マンガの園
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でした。今回はそのリメイク新作です。

・・・ぜひお楽しみくださいな。

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空を見上げりゃ空にある

2007-05-01 01:22:35 | マンガ・マンガの園
フジテレビ『ピンポンパン』『ピンクのバニー』というヒット曲があって、その歌詞が「♪ぼくにはパパとママがある~、♪ぼくには空と星がある~」だったのね。

「パパとママがある」ではなくて「パパとママがいる」とするべきなんじゃないの?・・・と子どもだったボクは思った。
最近になって『鉄腕アトム(モノクロ)』のDVDを見ることがあって、【アトム】の兄【コバルト】登場の場面での「え!ボクに弟があるのですか?」というセリフを聞いて、なるほどかつては「人物についても“ある”」と表現したんだなと合点がいきました。


「♪空を見上げりゃ、空にある」・・・のは森進一の『おふくろさん』「おふくろんよ、おふくろさん。空を見上げりゃ空にある」・・・このイメージわかりますか?

作詞者の【川内康範】は若き日に北海道を離れ、青森からは無一文で汽車に乗り上京する(無賃乗車:車掌に告白するも許されている)。その後『月光仮面』『レインボーマン』の原作や歌謡曲の作詞などをする。

早くして母とは離ればなれではあるけれど「空を見上げりゃ、空にある」というんです。そしてその空にある母は「雨の降る日は自分のための傘に」なってくれた、と川内は回想するわけです。

「♪雨の降る日は、傘になり
 ♪おまえもいつかは、世の中の、傘になれよと教えてくれた」


自分の傘になってくれた母のように、自分も世の中の傘になろう…そういう川内の哲学の基礎がここにあって、母とはそういう存在なのですね。


そう考えると改編は望ましくなかったし、森進一と川内康範の仲違いは残念でなりません。
『おふくろさん』は森進一によって歌い続けて欲しですよね…。



***

 実はこの【川内康範】についてボクは2年前に《メールマガジン》で書いていました。メールマガジンは今も継続中です。
もしご興味がありましたら読んでみてね~。



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不定期発行なのですが、去年は2回しか発行してなかったかな…。最近はなかなか発行できないですが、ネタはあるんです。
また近々、発行の予定です。