「1月は一ヶ月あった」。
少しSFっぽく、かつナンセンスなタイトルにしてみました。
「正月は一ヶ月あった」だと、ちょっと意味を考えちゃってみたり?
「正月」は「1月のこと」という説明もあるけど、一般には「三が日のこと」だったり「7日まで、あるいは15日までは松の内」と言ったりします。
でも子どもの頃は確かにもっと
「お正月は長かった!」
初詣に出かけ、TVで正月番組を視て…。
夏休み以来のイトコとあったり。親戚宅を巡ってお年玉はもらえるわ。
そのお年玉でオモチャを買って、友達と見せ合って遊んだり。たっぷりと楽しい時間を過ごしました。
冬休みが終わって学校に行くと「お正月は終了」って気分も確かにありますが・・・。
しかしそれでボクらの「お正月」は終わりません!
正月になって思い出したように夢中になるのが《コマ回し》でした。
縄の巻き方で、投げるフォームも違って来ます。
「手に持った時に時計回りになるように巻く」のがボクたちのやり方でした。
(横浜の戸塚です)
隣の借家に越して来たのが四国から来た子で、彼はその逆の持ち方でした。 コマの曲芸ではこういう持ち方をすると思います。
それで「どっちが正しい!」とかケンカしてると、大人が介入して「回ればどっちでもいでしょう~!!!」なんて言われたり。
1.ボクらのコマは木でできたコマです。
紐は、なった縄。先端は細く、持つ側には
「はたき」が付いています。
2.木目と心棒が一致していると《雄ゴマ》。
外れていると《雌ゴマ》。
《雌ゴマ》はあまり長く回りません。
3.心棒の長いのや短いのがあって、
極端に短いのを《ぶたゴマ》と言う。
4.「いっせーのせ」で同時に投げて、
回った時間の長さで順位を決めます。
5.次から順位の早い者から先に投げて
いきます。投げ方は「内から外に」。
6.後から投げる者は「コッパ」という技が
使えます。 これはオーバースローで
「投げ下ろす」のです。
それで先に回ってるコマ にぶち当てても
いいのです。
これで相手のコマは止まってしまい、
自分のコマは回り続けるのです。
7.回す場所は主にコンクリート。
そこで良く回すために心棒の先に
《ベアリング》という鉄の玉を
埋め込むこともします。
8.コマの回転が弱くなると、紐のハタキで
はたいて、回転を加えます。
するとヨレヨレだったコマも
生き返るんですよね~
その紐は別売りで《麻ひも》というのが
あり、高額ながら、 コマとフィットして
良く回せます。紐自体長い。
水で濡らしてコマと密着させる。
コッパだって失敗もするし、下の順位の者も紐ではたいて何とか生きながらえて、それで順位は変わって来ます。
・・・こんなに面白い遊びが、冬休みだけで終わるわけがありません。
1月中はずう~~~っとやってましたね(笑)
2月の半ばまでやってたかもしれません。
イトコは千葉県にいましたから、コマで遊ぼうと言ってみると「コマの種類が違う」ので驚きました。それは「鉄の心棒、鉄のワッカ」で小ぶりのもの。
《コマ回し》と言っても全国で様子が違うんだろうなあ~
《コマ》は家の前のコンクリートでやりました。
《めんこ》もコンクリートで。地面=土の上でもやりました。
《凧》は空き地か…田んぼでやりましたね。
借家住まいだったけど、大家さんは農家だったから目の前の空き地は広いし、田んぼも延々と広がっていました。冬の木枯しの中をジャンバーと半ズボンでボクらは走り回ってました。
そんな「正月は一ヶ月」ありました。
***
大人になった今では「着物姿」に正月を感じます。
《成人の日》が15日だった頃までは、着物姿(晴れ着)を一月半ばにも見るわけで、それで「一月は晴れ晴れしい」という思いがあった。
それが現在のように10日頃に成人式が終わってしまうと、それだけ《正月》が短くなったように感じるんだよねえ~・・・
少しSFっぽく、かつナンセンスなタイトルにしてみました。
「正月は一ヶ月あった」だと、ちょっと意味を考えちゃってみたり?
「正月」は「1月のこと」という説明もあるけど、一般には「三が日のこと」だったり「7日まで、あるいは15日までは松の内」と言ったりします。
でも子どもの頃は確かにもっと
「お正月は長かった!」
初詣に出かけ、TVで正月番組を視て…。
夏休み以来のイトコとあったり。親戚宅を巡ってお年玉はもらえるわ。
そのお年玉でオモチャを買って、友達と見せ合って遊んだり。たっぷりと楽しい時間を過ごしました。
冬休みが終わって学校に行くと「お正月は終了」って気分も確かにありますが・・・。
しかしそれでボクらの「お正月」は終わりません!
正月になって思い出したように夢中になるのが《コマ回し》でした。
縄の巻き方で、投げるフォームも違って来ます。
「手に持った時に時計回りになるように巻く」のがボクたちのやり方でした。
(横浜の戸塚です)
隣の借家に越して来たのが四国から来た子で、彼はその逆の持ち方でした。 コマの曲芸ではこういう持ち方をすると思います。
それで「どっちが正しい!」とかケンカしてると、大人が介入して「回ればどっちでもいでしょう~!!!」なんて言われたり。
1.ボクらのコマは木でできたコマです。
紐は、なった縄。先端は細く、持つ側には
「はたき」が付いています。
2.木目と心棒が一致していると《雄ゴマ》。
外れていると《雌ゴマ》。
《雌ゴマ》はあまり長く回りません。
3.心棒の長いのや短いのがあって、
極端に短いのを《ぶたゴマ》と言う。
4.「いっせーのせ」で同時に投げて、
回った時間の長さで順位を決めます。
5.次から順位の早い者から先に投げて
いきます。投げ方は「内から外に」。
6.後から投げる者は「コッパ」という技が
使えます。 これはオーバースローで
「投げ下ろす」のです。
それで先に回ってるコマ にぶち当てても
いいのです。
これで相手のコマは止まってしまい、
自分のコマは回り続けるのです。
7.回す場所は主にコンクリート。
そこで良く回すために心棒の先に
《ベアリング》という鉄の玉を
埋め込むこともします。
8.コマの回転が弱くなると、紐のハタキで
はたいて、回転を加えます。
するとヨレヨレだったコマも
生き返るんですよね~
その紐は別売りで《麻ひも》というのが
あり、高額ながら、 コマとフィットして
良く回せます。紐自体長い。
水で濡らしてコマと密着させる。
コッパだって失敗もするし、下の順位の者も紐ではたいて何とか生きながらえて、それで順位は変わって来ます。
・・・こんなに面白い遊びが、冬休みだけで終わるわけがありません。
1月中はずう~~~っとやってましたね(笑)
2月の半ばまでやってたかもしれません。
イトコは千葉県にいましたから、コマで遊ぼうと言ってみると「コマの種類が違う」ので驚きました。それは「鉄の心棒、鉄のワッカ」で小ぶりのもの。
《コマ回し》と言っても全国で様子が違うんだろうなあ~
《コマ》は家の前のコンクリートでやりました。
《めんこ》もコンクリートで。地面=土の上でもやりました。
《凧》は空き地か…田んぼでやりましたね。
借家住まいだったけど、大家さんは農家だったから目の前の空き地は広いし、田んぼも延々と広がっていました。冬の木枯しの中をジャンバーと半ズボンでボクらは走り回ってました。
そんな「正月は一ヶ月」ありました。
***
大人になった今では「着物姿」に正月を感じます。
《成人の日》が15日だった頃までは、着物姿(晴れ着)を一月半ばにも見るわけで、それで「一月は晴れ晴れしい」という思いがあった。
それが現在のように10日頃に成人式が終わってしまうと、それだけ《正月》が短くなったように感じるんだよねえ~・・・
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