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Teacupブログより引っ越して来ました。
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理想の教師像

2005-09-13 21:18:35 | TV・アニメ
 最近とても楽しみにしているTVドラマが、日本テレビ系『女王の教室』だ。公式サイトをたまたま見てみたら、「教育上よろしくない。放送中止を!」という掲示板への書き込みがあり、とても驚いたものだ。

 いじわるな意見もあって「実はいい先生でした、では納得しませんよ」と先の展開を牽制するのもあった。


『女王の教室』公式サイトはこちら


理不尽にも思える(天海祐希演じる)女教師に対して、子供達がどう切り抜けるのか?がドラマの見どころのはずだ。
…そうそう、楳図かずお『漂流教室』は子供達のサバイバルだった。この『女王の教室』サバイバル・ドラマなのだ。

だから「女教師の正体が“本当はいい人”であろうと、“悪魔”であろうと、それは構わない」と思う。


***


 そんなわけで興味深く視ているのだが、毎回「感動」してしまう。
こんなに熱くなるドラマはひさしぶりだ。


 実はボクは『金八先生』シリーズも、できるだけ見ようとしているんです。「それでもなにか感動があるのでは?」という期待があるから。
 …しかしこのドラマは、現実の出来事に置いていかれないような新機軸をシリーズごとにテーマにぶち込むのだが、それはすなわち「金八先生では、子供を救えない状況」をもあぶり出していく事になってしまった。
 学校崩壊ならぬ、《金八先生崩壊》を招いたのだった(それはそれで清いと思う)

 それが時代のリアリティだ。そのリアリティに対して、創りものであるドラマは何を描けるだろうかという点で、『女王の教室』『金八先生』への《カウンターパンチ》になっているのではないだろうか?

 それは「理想の先生とは?」という命題なのだ


***


 はっきり言うと、『女王の教室』の教師、【真矢】は《理想の教師像》なのだ。理想的であるゆえに、存在しないのだ。
ドラマだから存在するというわけだ。

 つまりドラマの意義とはここにあるのでは?


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