blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

大相撲…4「ヒステリー」

2010-02-10 22:35:00 | ノンジャンル
朝青龍に何か問題が起きると、喜んでスポーツ紙が飛びつき、ワイドショーが追うんでしょう?それに飛びつくのが「国民が…」とか「世論が…」とか言われる我々ですよ。

「横審vs朝青龍」を煽って、どっちに転んだって「協会が悪い」「横綱の態度が悪い」で、マスコミも世論のみなさん(笑)も傷つかないんだから・・・品が無いですねえ~~。国民の品格が問われますね。

それで、まさか「朝青龍が引退するとは思わなかった~~~~っ」とマスコミも世論のみなさんも驚いて!(笑)この大騒動ですよ。
で、思うんだけど。「朝青龍は横綱の品格に欠ける」と批判してきた人たちは、マスコミだろうが国民だろうが、知らず知らずのうちに自己正当化してるんでしょうね。

どうするかというと、「親方が悪い」「協会がしっかりしてない」「いや、やっぱり朝青龍には反省すべき点がある」「いや、もっとヒドイ事実がある」とか…考え出すんですよ。そうしないとマスコミ含めた日本人自身が傷ついちゃうんですよきっと。

引退会見の翌日のニュース(ネットのですが)は、「KY朝青龍ハワイへ・・・」なんていうのがあって、この「KY」と書く所がさもしいね!あくまで「朝青龍がいけないんだからね」という印象にして、マスコミが傷つくのを避けている。また同じ日には「モンゴルと国際問題に発展か」というのもあった。煽るよねー。火種を山火事にした一端が自分たちにもあるという自覚はあるのかな。

***

今日現在で言えば「功労金」が話題になって、「相撲界に泥を塗って、そんな大金をやるな!」という意見もかなりあるようです。何故、世間がそこまでヒステリックなのか???さっぱり解りません。
「相撲界に泥を塗られたせいで、日本の国際的信用ががた落ちになった」とかいうんじゃないでしょう?

「相撲界の権威や伝統を汚した」と評価するのは誰で、それによって損をするのは誰なの?
それによって国民が怒ってるわけですか?


大相撲…3「・・・世論」

2010-02-09 22:44:00 | ノンジャンル
理事会も朝青龍の処分をどうするか、意見も半々だったところを、最終的に「国民の意見」も考慮しての判断がくだされたのだと聞きます。「国民の怒りが収まらない」とか言ってたかな?

「世論」ができあがっていたようです。
お茶の間にとっては「娯楽でしかない事」を、そのお茶の間のみなさんが気づかぬままに

でもその「世論」なるものは、スポーツ紙とテレビのワイドショーによって組み立てられたものでしょう?
「暴言があった」「サッカーしてた」「品格が足りない」「ガッツポーズした」

・・・。

あ~、土俵の上でのガッツポーズはいけませんね。ボクもそれは思います。様式美の世界ですから。

とは言っても、それを持って朝青龍のマイナスとは感じません。いずれ年齢的に引退するのだし、「ガッツポーズを継承する力士など現れない」はずですから。すぐにでも朝青龍を辞めさせる理由にならないと感じました。(殴打事件を待つまでもなく)この時点でも横綱をクビにしたい人たちはいたと思いますが、後々そんな事もあったと思い出せる、珍プレーですよ。

しかし国民的には「朝青龍はヒールとなって」いました。
マスコミに先導される形で・・・。
ボクらの世論なるモノは、スポーツ紙やワイドショーによって育てられたのです。

「国技だから」「横綱の品格が…」と怒りの国民は考えるのでしょうけど、スポーツ紙やワイドショー以上の情報は持ちません

それで騒動が加熱して、マスコミが世論調査をすると、80%ほどが「解雇/引退やむなし」と答えたといいます。・・・世論とは言いますが、その正体は「マスコミの受け売り」で、フィードバックしたにすぎませんね。

マスコミが誘導した持論を、世論だと持ち上げたようにしか思えないですねえ・・・

大相撲…2「お茶の間」

2010-02-08 22:15:00 | スポーツ・芸能
もの静かで争い事の嫌いな祖父は、
晩酌の少量のお酒と、テレビの大相撲観戦が数少ない楽しみだった。

祖父だったら、今回の騒動をどう思っただろう。
「品格や騒動を理由に、横綱にやめてもらいたい」と願っただろうか?

と考えてみた。


・・・やめてもらいたいと思うわけがない。
二横綱がいて、優勝争いがもつれ込んで、千秋楽決戦があるから相撲観戦は面白いんじゃないか。


多くのファンは「お茶の間」で「テレビ観戦」するんです!
娯楽なんです!



ボク個人は相撲が「国技」であり「神事」とつながってると考えてます。
けれどテレビ観戦を楽しみにしている者からすれば、土俵の外の事は関係ない。土俵の上で名勝負をしてくれたらいいんです。

実際に生で観戦するにしても、客はお弁当を食べながら高見の見物をするもんでしょう

そして面白い取り組みを見て、拍手を送ったり一喜一憂するだけの事なんです。
子供からお年寄りまで、そんなファンがほとんどでしょう。
海外のファンも同様でしょう。



そんなファンの気持ちは無視されている。

大相撲…1「とにかく」

2010-02-07 00:27:00 | スポーツ・芸能
とにかく・・・

まだやれる人間の可能性を、途中で摘み取った罪は重い。

横綱に上り詰めたのは、それだけの《能力》と《人格》があったという事だ。
あらゆる意味でそれを守りきれなかった協会の罪は重い。

仮病だろうが、傷害罪だろうが、厳重注意だろうが、
それは償える範囲のものだ。

しかし一人のアスリートの可能性を摘んだ罪は償えない。