韓国ドラマ「トッケビ ～君がくれた愛しい日々～」 14話～16話

■韓国ドラマ「トッケビ　～君がくれた愛しい日々～」　高麗時代予告
「不滅の命」を与えられたキム・シン（トッケビ）と死神（前世がワン・ヨ）、
サニー（前世がキム・ソン：王妃でありトッケビの妹）の3人の因縁が明らかに。
そして、前世の記憶が蘇った死神、キム・シンが王命により殺され元凶となった
パク・チュンホンが現れるが・・・。 
トッケビは、900年待ち望んだ「不滅の命」を終える時がやって来るのだった・・・。

■韓国ドラマ「トッケビ　～君がくれた愛しい日々～」 
トッケビが去って、人々から過去の記憶が消され、誰も覚えていません。
トッケビは雪原を彷徨いながらも、現世に戻ってきます。
会いたくてたまらなかったウンタクと再会しますが、
また新たな運命が二人に降りかかってくるのでした・・・。


■トッケビ＆死神＆ドクファ

キム・シンと死神の“ブロマンス（男同士の厚い友情）”にも
熱い視線が注がれた本作。
お互いのことが気に食わず足を引っ張り合う数々のバトルは爆笑必至！
犬猿の仲と見せかけて、実は互いが一番の理解者であるシンと死神。
ここぞという肝心な場面では抜群のケミ（相性）を見せつけ、
女子のハートは完全にロックオン！
そこにユク・ソンジェ扮するお調子者の御曹司ユ・ドクファも加わり、
3タイプのイケメンたちが乙女心をざわつかせる！

■トッケビ＆ウンタク 　　　※この曲がとてもいいです。
ドラマの挿入歌がどれも良くて、気に入ってしまいました。
たくさんの曲が流れましたが、この曲と「Stay with me」、「Round and Round」、
「Who are You」は特にお気に入りです。
ストーリーも初回から最終回まで、毎回ごとに面白く、切なく、
キャスト全員が個性的で良かったです。

 トッケビ召喚スペシャル1部、2部も観ましたが、ドラマの裏側を
観ることができて面白かったです。

 

■14話 
神は言った
 
　　お前を知るすべての者から記憶を消した
　　彼らのためを思う　私の配慮だ 　お前の罰は終わった
　　すべてを忘れて眠りにつき　安らかになれ

神はトッケビと関わりのある人たちの記憶を消してしまい、
トッケビも死後、あの世とこの世の間、光と闇の間を彷徨っていたのでした。

　その砂漠で　彼は孤独を持て余し　時折　後ろ向きに歩いた
　目の前の足跡を見るために

9年後、ウンタクはラジオ局のPDとなり、夢を叶えていました。
トッケビの死に際に書いた、手帳の言葉の意味もわからなくなっていました。
そして、雨の日にはなぜか悲しくなります。
　　
　　私は何を忘れたの？　誰を忘れたの？
　　どんな顔を忘れ　何の約束を忘れたの？
　　なぜ　深い悲しみだけが残ってるの？
　　誰か　助けて　誰でもいいから　私を助けて

そう想いながら、初雪の日、ウンタクがろうそくの火を消すと
キム・シンが武臣の姿で現われます。
以前書いた、誓約書の「乙は甲の呼び出しに応じること」のせいでした。
とてもいいシーンでしたが、武臣の姿で抱きつかれたので、ウンタクは
「おかしな人」だと思ってしまいます。
「私を知っているの？」と言われると、「乙だ」とシンは答えるのでした。
それから、ウンタクに会えてうれしいキム・シンは、何度も会いに行きました。

　
　　うれしくて　この瞬間が夢のようで　あまりに完璧だから

だれもキム・シンのことを憶えていませんが、死神だけは記憶が残っていました。
トッケビは、死神の助けを借りて髪を切り、現世に戻ります。
そして、「会社はいらぬ　ただ、家と地位、カードと甥が必要なのだ」と
キム社長のところへ行きます。
亡きユン会長の遺言どおり、キム社長がすべて手配します。
そして、家具会社の”代表”と言うことに・・・。

以前、カナダから送ったウンタクの手紙が届きます。
死神が手紙を届けるために、9年ぶりにサニーに会いに行きますが・・・。
手紙を受け取ったウンタクは、カナダに行けば何かわかるかもしれないと
旅行に行きますが、 そこにまたしてもキム・シンが現れるのでした。
　

 ■15話


ウンタクは記憶を無くしているので、キム・シンは虚しくてたまりません。
カナダでウンタクといろいろなところを巡り歩きます。
シンは「初恋の人とは別れた」と言い、

　　前に初恋の人と来たので（ケベックは）4回目です
　　私が長い間遠くに行っていたので　辛かったのか忘れられてしまった

ウンタクに「愛していたんですね」と言われると

　　だから必死に堪えています　手をつないだり　抱きしめたりすることを

「代表は彼女を忘れられないんですね」とウンタクに言われると

　　ええ　一瞬たりとも

 と答えるのでした。
自分のことだとは思わず、「幸せな女性だわ」とウンタクはいうのでした。
ウンタクはシンと一緒にいると妙な気分になり、「私に気が？」と言われると
「ええ」と言うのでした。
夕食を食べる約束をしますが、その場面は以前、トッケビが予知で見たシーンでした。
焼きもちを焼いた「代表」はキム・シン、自分自身だったのでした。


　
　　未来は正しかった
　　ついに「代表」と会うのだな　　どうにも頬が緩んでしまう

ニヤつくキム・シンが面白かったです。
ウンタクはキム・シンのことを好きになっていたので、

　「今も美人」の人より　「今が旬」の私をお薦めします

と言うので、笑っちゃいました。
ウンタクは、カナダで徐々に記憶を取り戻します。
キム・シンの墓で「あなたはいったい何者なの？まさかあなたがキム・シン？」
と言いますが、シンは「違う」と言うのでした。

　　浅はかだった　私は忘れられていい存在なのだ
　　それでも　会いたかった・・・

ようやく思い出したウンタクは、ろうそくの火を消してキム・シンを呼ぶのでした。
とても素敵なシーンでした。 この後の二人のラブラブシーンは面白かったです。



そして、シンはウンタクにプロポーズするのでした・・・。

　　君に話がある
　　今日は適度な天気だし　君がまぶしいから
　　君が初恋の人だから言いたい
　　程よく晴れた日に　私の花嫁になってくれ

 ■最終話
　　いいわ　侘しい男の花嫁になる
　　燦爛たる男の　最初で最後の花嫁になる　約束よ

　　

シンは、若いイケメン御曹司を紹介されないよう、ウンタクと一日も早く
結婚しようとします。
「もうすぐ人妻よ」とウンタクが言うと、「”人妻”と言ってくれた」
と喜ぶので、とても面白かったです。

　あなたと共に歩む道　あなたと共に見る風景
　はにかみ　胸を高鳴らせて　あなたと交わす質問と答え
　そのすべての瞬間の　あなたを愛します
　
　　　　　　　　　　　　　あなたの花嫁より

二人で蕎麦畑でささやかな結婚式を挙げます。
とても素敵なシーンでした。この後の宴のシーンは面白かったです。
死神がブーケをプレゼントするのですが、ウンタクにまたもや死の危険が
迫っていることを知っていたのでした。
幸せな時はつかぬ間で、ウンタクは交通事故で亡くなってしまいます。
シンは深い、深い悲しみでウンタクに会いに行きます。

　　私が　前に行ったよね
　　残された人は”一生懸命生きなさい”と
　　”時々泣いても　また笑って　逞しく生きる”
　　それが愛してくれた人への礼儀よ

　　また会いに来るから　それまで待ってて
　　あまり雨を降らさないで　市民に迷惑よ
　　少しの辛抱よ　約束するわ
　　今度は私が会いに来る　必ずあなたを見つけるわ
　　来世では　長生きできる運命に生まれて
　　ずっとあなたのそばにいる
　　そうさせてくれと　神にせがんでみる

「また会いましょう」といって逝ってしまうのでした。
「何百年かかっても　必ず戻ってこい　待っている」
意気消沈のシンの姿が、とても悲しいシーンでした。
　　
　　その日　ウンタクは　誰かの涙の中を　いつまでも歩き続けた
　　昼か夜かもわからない時間が　雨に流されていった
　　とても長い　雨だった
　　ウンタクは　守護神が消えたこの世界に
　　守護神を呼び戻して旅だった
　　侘しく　燦爛たる守護神を置いたまま・・・
　　

シンは、ウンタクのマフラーを巻いて待ち続けました。
30年後、死神も長かった罰に終止符が打たれました。
最後に受け取った名簿は「キム・ソン」と書かれていました。
茶房に来たサニーと再会し、指輪をはめます。
この死神とサニーのストーリーもとても良かったです。

　　私の妹も　私の友も　私の花嫁も　みんな去ってしまった
　　そして相変わらず　私はここにいる

シンは再びカナダ行きました。
墓にいると、高校生のパク・ソミンが「見つけた」とやって来ます。

　　ソミン：おじさん　私が誰だかわかる

　　シン：最初で最後のトッケビの花嫁

長い、長い年月を経て、シンとウンタクは再会したのです。
とてもいいラストシーンでした。
このドラマ、本当にすべてが良かったです。