韓国映画「ルームシェアリング」

■韓国映画「ルームシェアリング」　★日本初上映作品

コリアン・シネマ・ウィーク2022にて上映された
トリッキーで奇妙なおばあちゃんクム・ブン（ナ・ムニ）と、
貧しい家庭に生まれた大学生ジオン（チェ・ウソン）の同居生活を描く。

監督はイ・スンソン
風変わりなおばあちゃんには「ナビレラ　それでも蝶は舞う」「怪しい彼女」のナ・ムニ。
おばあちゃんとの共同生活を始める大学生には「先輩、その口紅塗らないで」のチェ・ウソン。
（Webより抜粋）

 

 

■韓国映画「ルームシェアリング」


またまた韓国文化院のコリアン・シネマ・ウィーク2022に応募して鑑賞しました。
この映画、メチャクチャ良かったです。
日本初上映作品なので、情報が乏しいのですが、
風変わりなおばあちゃんと心の優しいジウンとの共同生活がじわじわと胸に沁みます。

ナ・ムニさんは「ディア・マイ・フレンズ」「レッスル！」など、強烈な個性を持ちながらも
その内に秘めた本当の想いを演じる姿は、名演技です。
それに対して「十八の瞬間」や「九尾の狐とキケンな関係」にも出演していたチェ・ウソンくんが
口達者なおばあちゃんにおじけながらも、味わったことのない手料理やおばあちゃんとの関係を
楽しんでいるようにも見えて、ジンとしてしまいました。


生後1か月で捨てられて親の顔も知らず児童養護院で育ったジウンと
波乱万丈な人生を歩んできたおばあちゃんとのラストシーンはほのぼのとして
現代における核家族化の家族のあり方、若者との共存生活など一考を投げかける作品でした。

前回観た独立映画「担保」「私にはとても大切なあなた（原題：僕にはとても大切な君）」など
本当に良い作品が、まだ日本では公開されていないので、
この映画が広く日本でも公開されるといいな～っと思いました。

 

■STORY

深夜から、また深夜までアルバイトのスケジュールでいっぱいの大学生のジウンは
家賃をもったいなく思い、ルームシェアをすることにする。



そして、ルームシェアをする家に到着するが、そこで目にしたものは、
あらゆるラインで区切られた室内と、同居する少し変わったおばあさんの
グムブンが作った多くの禁止事項。
楽しいシングルライフを夢見ていたジウンに数々の試練が立ちはだかる・・・。