山歩き

苦楽をデジカメで

信州松本・上高地に遊ぶ  その一 松本編

2017年09月11日 | 旅のつれずれに
8月21日から一泊二日で、数年ぶりに 孫たちの家族と一緒に信州の夏を楽しみました。
早朝の 特急あずさで 新宿から松本へ。

一番に 松本城へ
現存する日本最古の 風格のある五重天守を背景に



天守閣の狭い階段を上り 途中 25ヶ所あるという 矢狭間 鉄砲狭間などを見学しながら最上階へ



最上階からの眺め


野面積み 石垣


お堀で飼っているのだろうか・・・

松本城を後に 松本市街へ




ガイドブックにあるお蕎麦屋さんを探して・・・

ようやく見つけた蕎麦屋・・・風情のある佇まい
とても美味しいお蕎麦でした! 追加注文した茄子の煮浸しも美味

蕎麦屋の直ぐ隣の源泉「源智の井戸」





この辺りは ヤマボウシの並木があり 可愛い赤い実をつけていた


なわて通り
「なわて」は その昔 松本城のお堀と女鳥羽川の清流に挟まれた 縄のように細く長い土手だったとのこと
通りに沿って流れる女鳥羽川の水辺では 河鹿蛙が美しい鳴き声を奏でていたという
明治12年に四柱神社が建立され なわては その参道として発展し 祭事にはずらりと露店が並んだそうだ
しかし いつの頃からか 家庭排水などで川は汚れ 河鹿蛙が上流に追いやられ 同時に通りも活気を失った
昭和47年(1972年)に「カエル大明神」を祀り もう一度「水清く活気ある通りにカエルように」と新たに取り組み
今は「カエルの街」として 市民や観光客に親しまれていると 説明書きにある


ここも 湧き水
暑さの中 ホッとするスポット

なわて通りを歩いていると

大きな夕顔の実 


店先のカエルに声を掛けると返事が・・・?(オウム返しなのだと思うが 子ども達は何度も話しかけて楽しんでいた

暑~いっ!(猛暑の松本)
おばあちゃんとまごは アイスが食べた~い!と 誂え向きの店が・・・

「牛乳アイス」添加物なしの 生活クラブ風アイス とっても 美味しかった!
店番のお婆さんに 伺ったところ 今でも 時に 河鹿蛙が鳴くようだ




カエルの鎮座する寄せ植え


なわて通り 入り口


なわて通りを後に 松本駅に向かう

ここにも湧き水が・・・





このところ 脚光を浴びだしたマンホールの蓋(松本版)



牛つなぎ石の説明板

松本駅到着


古い松本駅の表札

説明書き

松本駅アルプス口に 迎えに来てもらった 中の湯温泉のバスで中の湯へ向かう   ~続く~




















四万温泉紀行

2017年03月06日 | 旅のつれずれに
2017年2月20日~21日 一泊二日で上州四万温泉へ
ここは、国民保養温泉地 第一号指定地とか。
久しぶりの温泉旅行。
ルンルン気分で、東京駅八重洲中央口から数分の 関越交通バス乗り場へ向かう。
東京9:00発→ 四万温泉着12:30

先ずは 今宵の宿「ゆずりは荘」へ
午後1時頃だったが、すぐにチェックインが出来て よかった。
宿ではランチが出来ないとのことで、バスターミナル近くの蕎麦屋で昼食(^^)


関越交通バス停

四万温泉街を散歩


積善館・・・元禄時代に開業したという旅館。
泊まられた方の話によると、なかなか心地よかったと。



一階は風呂場の一つ(風呂場が三箇所あるとか)


積善館への橋(朱色の欄干)傍のポケットパーク


飲泉所の一つ・・・苦くなくて とても美味しい!


四万川


河原に面した共同浴場


上の道から 温泉街の眺め

宿の夕食(メニュー)

タニタ監修のヘルシーメニュー(ご飯はキッチリ100gでも おかずが豊富で 満腹!)
それぞれ、美味しく頂きました

20日夜から雪になり、翌21日も午前中ずっと降り続いていました。
前日 ネットのライブカメラでも「四万温泉 積雪なし」となっていましたので、雪見温泉は無理かなあ・・・と思っていました。
でも、早朝の露天風呂は まさに「雪見」を楽しませてもらいました。

朝食メニュー

これも 夕食に引続き タニタ監修のヘルシーメニュー

朝食後、雪を楽しみながら 散歩・・・薬師堂への道。









日向見薬師堂

薬師堂は 足湯の右上方






日向見薬師足湯の隣 共同浴場


雪かきのお兄さんと会話


古い型の郵便ポストも綿帽子を被って


熊よけの道具・・・鋼の棒でこれを叩く


すまし顔で・・・この前後 雪道で滑って スッテンコロリ!
夫は5回、私は2回 (^_^;)


小泉の滝


宿近くのカフェテラス摩耶で 早めの昼食(ピザパンが美味しかった!)をとり、バスセンターへ



粉雪舞う


向かって右手の階段下が 河原の露天風呂

いよいよ 四万温泉ともお別れ、再び高速バスで東京へ。

山あいの 落ち着いた温泉で 見所もいろいろあり、また、季節を変えて行ってみたい場所です。







利尻・礼文への旅(その三 最北の島々に別れを告げ稚内・宗谷へ)

2016年09月22日 | 旅のつれずれに
例年になく 次々と北海道を襲った台風や暴風雨で被害に遭われた方々を想い、心よりお見舞い申し上げます。
この夏、楽しい旅をさせて頂いただけに 他人ごとと思えず、心痛めたことでした。

2016年6月29日
礼文島香深港から、ハートランドフェリーに乗り 1時間55分で 稚内港に到着。

港の風景

稚内港北防波堤 ドーム

1936年 波よけ用に建設された全長427メートル、高さ13,6メートル、70本の円柱が繋がる半アーチ型ドーム
北海道遺産で、港のシンボル。

稚内公園 九人の乙女の碑

昭和20年(1945年)8月、旧ソ連軍侵攻により 自ら命を絶った夏岡(現 ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑

氷雪の門

カラフトで亡くなった方たちの慰霊碑

2016年6月30日 早朝に稚内の宿(稚内市声問)近くを散策









声問港


郵便局


(上)稚内市街 (下右)声問市街(国道238号線)
←横長 白い標識「メガソーラー発電所」


声問川


宿を出発 市内をバスで移動

バスの窓から  牧草地

サロベツ原生花園へ

盛りを過ぎて、少し淋しいエゾカンゾーとヒオウギアヤメ


利尻富士を背に


記憶に留めておくために  泥炭の掘削機
かつてこの場所で行われていた泥炭採掘の歴史は併設の「泥炭産業館」で紹介されている。


泥炭掘削跡


一休み


サギスゲ(果穂)


コバイケイソウ


トキソウ

北市場へ向け バスで移動中





道路標識(稚内 26㎞ 抜海〈バッカイ〉11㎞)
白い縦長標識は「地吹雪多発区間 走行注意」と書いてある。地域色が出ている標識。



ハマナスの実

北市場での昼食


日本最北端の駅「稚内駅」駅舎





時刻表




オレンジ色の建物が北市場




12:53 列車到着

最北端の線路のモニュメント




道の駅 わっかない

ノサップ岬



恵山泊漁港公園 イルカのモニュメント



稚内灯台が見える(近くの丘陵に建てられていたものを移設 灯火の高さが変わらないようにしたため42,7メートルという道内一の高さ)

宗谷岬へ移動

バスの窓から  草を食む牛


宗谷岬公園 祈りの塔(1983年9月 サハリン沖での大韓航空撃墜事件勃発、遭難現場に近い稚内が調査・報道の前線基地となり、市を挙げて対応したとのこと。その2年後に 平和の願いをこめて建立)
前景のピンク色は、アルメリアの花。




日本最北端の地の碑

宗谷岬音楽碑





遠くサハリンを望む

宗谷岬を見下ろす高台に住みついているキタキツネ



いよいよ北海道に別れを告げる


ANA574便 稚内空港発(16:30)羽田行 に搭乗
お天気に恵まれ、最北の空気を存分に味わった 楽しい旅でした!(終)






















利尻・礼文の旅【その二 利尻島から礼文島へ】

2016年08月03日 | 旅のつれずれに
利尻島の鴛泊(おしどまり)港からフェリーに乗り、45分で礼文島 香深港へ

鴛泊港 出港案内


利尻島に別れを告げる




礼文島 香深到着

香深の「利尻昆布」

〈京都伏見の名水と共に、香深の利尻昆布は 京料理にとって最高のうまみを作りだしている〉と記している。

高山植物園へ


レブンアツモリ草
花期は5月下旬~6月初めにかけてとのことで、残念ながら自然の群落を見ることは出来ず、特別に育てられた花の展示を見るだけでした。


エゾウスユキ草


エゾツツジ


レブン草



キクバクワガタ



マルバトウキ



チシマキキョウ

スカイ(澄海)岬


スコトン岬(礼文島最北端の岬)



中ほど右手の島がトド島



スコトン岬のお花畑

ゴマフアザラシも現れるとか。

アザラシの・・・ チョットかわいそうな気もして(;一_一)

2日目の夜は礼文島泊

3日目は「桃岩展望台」コース トレッキング




オオハナウド


イブキトラノオ


チシマゲンゲ


チシマフウロ


利尻富士遠望


桃岩

桃岩を背景に記念撮影





桃岩から霧に煙る利尻富士


オオミミナグサ


ハマベンケイソウ


ハマナス

浜へ戻って

地蔵岩


メノウ探しをする人たち


バスの窓から・・・桃岩の反対側


香深港で・・・礼文のゆるキャラ?

礼文島に別れを告げる



稚内が近くに


(つづく)
















利尻・礼文への旅【その一 稚内から利尻島へ】

2016年07月12日 | 旅のつれずれに
2016年6月27日~30日 4日間かけて 念願の道北、しかも離島への旅に出ました。

羽田空港 10:45発の直行便で、稚内へ


稚内に12:35到着。稚内港へ バスで移動。
副港(ふっこう)市場〈最北端の複合施設〉で 昼食(何はともあれ「海鮮丼」で一息)


副港市場に その昔の「稚内港駅」や、稚内と樺太を結んだ航路の展示物がいろいろ
大正12年に開設され、昭和20年 敗戦により幕を閉じた。



(絵ハガキ)



稚内港からハートランドフェリーで 利尻島へ(1時間40分の船旅)

利尻島の姿が見え始める


さらに 近づき、鴛泊港へ(おしどまりと読むが、アイヌ語では「オスットマリ」根元の入江という意味)

バスで約25㎞ 利尻島西海岸の沓形地区にあるホテルへ

夕食は、ウニ 利尻昆布 ホタテなど地元の特産品を用いた会席料理。

沓形岬へ







詩人 時雨音羽の「出船の港」歌碑(中山晋平作曲 歌手は藤原義江)
1893年利尻島 沓形に生まれた。生涯に亘って1500曲以上の作詞をしたと言われている。
利尻町立沓形小学校校歌をはじめ、校歌・民謡が多いが、流行歌のヒット曲で有名なのが「君恋し」…時代を超えて何度もヒットしている。「山の歌」も・・・





仙法志(せんぽうし)岬公園へ

霧に煙って利尻富士が見えず

「晴れた日には、こんな風に見えますよ」という看板の前で記念撮影


エゾカンゾウ



人に慣れているカモメ

オオセグロカモメ


この辺りは奇岩が多い



道内の動物園から借りてきたアザラシ2頭が囲いの中に

オタトマリ沼



この辺りから利尻富士が見えるはず


カキツバタ

姫沼園地へ



ようやく霧も晴れて 利尻富士が見えた( ^^) _U~~


姫沼を一回り

倒木





鴛泊港へ戻り、名取本店にて「二色ウニ丼」の昼食。


利尻島に別れを告げ、再びハートランドフェリーで礼文島へ。

(つづく)






















山梨・笛吹の里へお花見に

2016年04月28日 | 旅のつれずれに
2016年4月8日
鎌倉生活旅倶楽部 日帰りバス旅行に参加。
横浜辺りの桜は もう散っているけれど、山梨辺りは まだ見られるのかなあ…と思いながら
バスに乗り込みました。

途中では 結構お花見も出来ました。

先ずは、推古天皇時代に聖徳太子によって創立されたと言われている 笛吹市の大野山福光園寺(真言宗)へ。


参道の桜


1672年(将軍 家綱の頃)建立の鐘楼門
度重なる火災や台風にも、難を免れてきたとのこと。

吉祥天坐像(国指定の重要文化財)
坐像は、国内二体のみとのこと。





本堂の天蓋


香王観音立像(行基作との伝説がある)


樹齢200年と言われる枝垂れ桜


福光園寺からの風景(桃源郷)

桃の里 旧一宮町(現 笛吹市)の観光桃農家「金桜園」へ

花桃の道

桃畑




境川村立 境川小学校 寺尾分校(1984年廃校に)校庭の桜



花びらを掬って孫と遊ぶおばあさん

八代ふるさと公園へ(リニア実験線のそば/笛吹市八代町)



古墳広場

甲州蚕影(こかげ)桜(二本並んだ染井吉野)







傾斜を利用して そり遊び

桃の花の最盛期を見るのは初めてで、桃と桜の両方を楽しめた旅でした。








切明温泉紀行

2015年09月21日 | 旅のつれずれに
2015年8月25日~27日
今年の夏休みは、やはり温泉がいいね と。では何処に?
以前から「秋山郷」に行ってみたいという想いがあり、それでは そのドンズマリの
「切明温泉」に と決まった。

東京から上越新幹線で越後湯沢へ


越後湯沢駅前


宮野森駅行きに乗車
乗換えの都合で、津南町役場前で降りる。



津南町役場


「農を以て 立町の基と為す」(役場入口に据えられた石に刻まれた言葉)


町村合併の前には、この辺りは「大割野」と呼ばれていた。


役場近くの店


バス車内の運賃表

和山到着後、宿からの迎えの車に乗り、程なく「切明温泉」到着!


早速水着に着替えて 待望の河原の露天風呂へ
少し熱めだが とても気持ちがよい(*^^)v


すぐ傍の温泉は熱いところと温いところとがあり、かき混ぜながら入ったり・・・


自分で掘った「マイ温泉」に浸かっている方も・・・


宿の露天風呂


宿近くの発電所裏から山道を登っていくと

北信濃トレイルランニング大会の看板が・・・

案内のホームページ
http://www.nature-scene.net/shinanonokuni/

夕食時に、明日もここに泊るのだが 一日どこで過ごそうかと宿のスタッフに相談すると、その方は
「屋敷」から車で通っておられて、「屋敷」には そのご両親が起ち上げられた民俗資料館があるので
行ってみては、ということになった。
そのスタッフは絵描きさんで、資料館二階に油絵が展示してあることを知る。

それではと、車のない我々は 徒歩で 切明から屋敷へ。徒歩で3時間(7~8㎞)の道のり






鳥甲山遠望



ススキが もう花を咲かせて・・・


民俗資料館全景


資料館立ち上げの由来



蕎麦の捏ね鉢


囲炉裏


展示されていた油絵の一枚


資料館辺りの風景


何と背の高い!これは消火栓。冬の雪深さを物語る。

帰りは流石にバスで和山に戻る。

バス待合所


バスが・・・(待合所の窓から)

三日目
「和山」から バスで津南役場に行く途中、船山で降りて秋山郷民俗資料館に立ち寄る。


沖ノ原遺跡出土品の数々

縄文時代の素晴らしい土器


旧桑原家住宅(茅葺の民家)






稲穂も色づき始めていた。

旅の終わり

津南町役場バス停に戻り、越後湯沢へ。


越後湯沢で見つけたレストランで昼食
魚の一品料理だが、とても美味しかった( ^^) _U~~

永くお付き合い頂き、ありがとうございました!
日ごろの忙しさから解放され、ゆったりリフレッシュ!の旅となりました。











蓼科紀行

2015年07月23日 | 旅のつれずれに
2015年7月9日~10日
久しぶりに温泉を楽しみたいと新宿から特急あずさで信州への旅に出ました。

茅野駅到着





ただ、歩くのが好きな二人なので まずは茅野駅から路線バスに乗り60分、北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅から標高2,237メートルの山頂駅へ。

予報通りの雨の中を

坪庭~雨池峠へ 結構アップダウンのある道
しかし道は整備されていて、木道や階段が続き 歩き易い。


途中の縞枯山荘(閉館中…多分 土・日は開いているのだろう)


雨池峠に到着
さて、ここから何処へ? ロープウェイで戻るので 残る時間は多くはない。
それならばと、縞枯山中腹まで 石のごろごろした山道を上る。
上が少し明るくなったところで引き返す。


しかし、下を見ると…”わ~っ、こんなに高くまで登ったんだ!”と感動する。
我々の他には人っ子一人見当たらない。
要するに、物好きな二人(;一_一)


雨池峠までもうすぐ


縞枯山荘も霧の中

ロープウェイとバスを乗り継いで小三室の宿へ
とても気持ちのよい


宿の 夕食の一品(逸品)
「冷やし鉢」氷の器に 海ぶどうを練りこんだ麺
冷た~い!とっても美味(*^^)v

翌朝

宿の庭園をそぞろ歩き

とても清々しい。


ナナカマドの花


夏椿

ほとんど散ってしまった


宿の廊下に映った庭木の影


蓼科山が見える

朝食後、バスで蓼科湖畔へ。

彫刻公園

長崎の「平和の像」作者である北村西望の作品がほとんど。

今日は、昨日と打って変わってよい天気!

信濃路自然歩道を横谷峡(ヨコヤキョウ)目指して歩く。


アザミの仲間らしい


蜂も蜜を吸いに

もう夢中!格好なんて…という感じ(^v^)


途中、吾妻屋で一休み




一日1~2本のバス

まだ時間が大分あるので 乙女の滝を見物に。

もっと迫力があったんだけど・・・


この流れが乙女の滝へと流れ落ちている。

バスの時間まで まだまだ・・・
鉄山(クロガネヤマ?)まで歩くことにする。


鉄山バス停辺りからの八ヶ岳遠望

青田を渡る風が何とも心地よい
バス道沿いのレストランで昼食

サンドイッチを注文したら この通り!クルクルっと巻いて頬張るのだとか。
青々とした稲田を眺めながら、最高に気持ちのよいそよ風に頬を撫でられながら・・・
でもムズカシイ!サンドイッチ(連れ合いは上手に。私はお箸で具を少なくしてから、やおらクルクル)


茅野駅に戻って・・・

僅か一泊二日でしたが、日ごろの忙しさから解放され リフレッシュ出来た旅でした。












湯俣温泉紀行

2014年09月19日 | 旅のつれずれに
2014年9月10日~12日
数日間の遅い夏休みを頂き、山に行きたいが 夫婦揃って膝や腰にトラブルを抱えているので無理はしたくないところ。
さて 何処へ行こうかと思案の末、3時間は歩くが ほとんど平坦な道ということだし
以前から是非行ってみたいと話していた湯俣温泉を選んだ。

早朝に出発。新宿から大糸線直通の「あずさ」に乗って、信濃大町へ。


信濃大町の街歩きを楽しんだ。


高台にある 山岳博物館
北アルプスの成り立ちやニホンカモシカ、ライチョウの生活史など興味深い展示がある


展望台からの眺め・・・しかし北アルプスの山々は雲の中


付属園のニホンカモシカ

駅に戻る途中


農具川を渡る



塩の道ちょうじや・・・江戸時代から塩問屋を営んでいた旧平林家
人足たちが草鞋を履いたままくるっと向きを変えると温まることが出来るという配慮が施されている
囲炉裏が印象深い。千国街道の歴史や暮らしを紹介する展示もある。

昼食は お食事処「創舎わちがい」で、「おざんざ」(冷)を頂く

この後から、納豆菌をつなぎに使っているという細めのうどんのような「おざんざ」が出てくる。
写真を写したかったのに、食欲が先だって・・・(;一_一) とっても美味しかった!お勧めです。


大正時代か昭和初期の建物だろうか 換気の窓が面白い


大糸線・・・左手に十字架発見! 寄ってみると


日本基督教団 大町教会


神栄町の通りに咲いていた珍しい菊

さて、いよいよ 駅から乗り合いタクシーに乗車 一路「七倉温泉」七倉荘へ



七倉山荘の夕食は、何と!バーベキュー。イワナの塩焼きも・・・お腹一杯満たされました。

温泉の湯船は小さめだが、とても気持ちがよい。全面ガラスの向こうに露天風呂も。
湯船に身を沈めると目の前は緑がいっぱいで、森の中で湯浴みをしているよう・・・

翌日、七倉から常駐のタクシーで高瀬ダムへ




ダム湖


手前は 東澤


約一時間歩いて休憩



東澤トンネル


高瀬川第五発電所


第五発電所への導水管
問い「どこから送られてくる水でしょうか?」 答え「これから行く噴湯丘近くの取水堰から」


青くきれいな流れ・・・左から右へ高瀬川からの水がダムに流れ込むところ


高瀬川源流部の看板・・・ここから登山道に入るが ほぼ平坦


わずかな上り


途中で出会ったヒキガエル


道が崩れたところや沢には必ずしっかりした木道が架けてあり とても歩きやすい!

東澤から約一時間で

名無避難小屋

避難小屋内部


さらに上流部へ


きれいな流れが続く


高瀬川支流





つい写真に納めたくなる・・・


今宵の宿「晴嵐荘(セイランソウ)」が見えた!



吊り橋を渡って

「クマもん出ます」の小さな黒い札


晴嵐荘に到着・・・出迎えてくれたのは お手伝いのお嬢さんと 笹の葉で作ったバッタ。
何て上手に作ってあるのでしょう!


さらに別の吊り橋を渡って、露天風呂へ。


左 槍ヶ岳北鎌尾根へ  右 伊藤新道を湯俣岳へ


露天風呂 熱い!かと思うと ぬる~いところも・・・かき混ぜながら入るのだとか


結局 足湯だけに


源泉が湧きだしているところ


噴湯丘・・・手前は 湯俣川
噴湯丘の高さ 約4m、底面の直径5m 1955年頃から活動を始めた由。
温泉の成分が結晶して成長 丘の出来るところは地盤が安定している。
噴出した温泉が四方八方に流れ落ち、その途中で白い炭酸カルシウムと硫黄が長い時間をかけて河原の石に
付着し層状の丘を造るというもの。言わば、鍾乳洞の逆。


流木が 恐竜のよう・・・


唯一の鎖場・・・でもわずかの距離なので、何てことなく上れる。



発電用 水の取り入れ口



晴嵐荘の夕食

デザート シャーベットも美味しかった!


湯俣温泉の湯船

翌朝

外気温が低い

帰途につく

ナナカマドの実も色づき始めている


槍ヶ岳が右側にほんの少し姿を見せている・・・△の山の一番右端のトンガリが、それらしい


名無澤近くのトンネル



カツラの木



わもり澤トンネル


高瀬隧道を出たところで出迎えていたのは~サル~


高瀬ダムの排水門・・・このダムが出来てから一度も使われていないとのこと




東洋一のロックフィードダム(自然石で造られている)

上り下りもほとんどなく、草を刈り払い 木道を架け とてもよく整備された道なので歩き易い。
緑の中、清く青い流れに沿った心地よい道。気持ちのよい温泉。
孫たちを連れてまた訪れたいと思う。






























































大雪山国立公園「旭岳」へ

2014年08月02日 | 旅のつれずれに
2014年6月18日
大雪山国立公園 旭岳へ
生憎 曇り時々小雨の中を、旭岳温泉から旭岳ロープウェイに乗り姿見駅へ。
残雪も多いということで、長靴を借りました。
ここから第五展望台までの「姿見散策コース」を、咲き始めた高山植物を愛でながら
ほぼ1時間の山歩きを楽しみました。




姿見駅から遊歩道に沿って登り、振り返ると・・・


キバナシャクナゲ



コエゾツガザクラ


第一展望台


メアカンキンバイ



すり鉢池 逆さ旭岳が映っている


エゾノツガザクラ(コエゾ…よりも、花が少し長めで 表面に細かい毛が生えている、という説明があるので 多分そうではないかと思われる)


すり鉢池とツガザクラ


チングルマ(まだ蕾・・・北アルプスなどではお馴染の花)


エゾノツガザクラとチングルマの競演


残雪


さらに上へ・・・噴煙が立ち上る


エゾイソツツジ


ハイマツ(枝が 長く地を這うように伸び、風下に向かって広がる。ライチョウたちの棲みかとなる)


お花畑


振り返ると・・・夫婦池


旭岳山頂は雲の中


ゴーゴーと音を立てて上る噴煙


旭岳全容(頂上は見えないが・・・)


お花畑と噴煙



残雪と噴煙


凄い迫力!


噴気孔


白っぽいが、キバナシャクナゲ


旭岳大崩落の立て看板


急に雨が降り出したので急いで避難小屋(石室)で雨宿り。雨が止み、そとへ出てみると何と!旭岳の頂上がクッキリ!

このお天気では望むべくもないと思っていたのに、感動的!


しかし、また雲が・・・


ショウジョウバカマ(ユリ科)一般的にはピンクだが、姿見では酸性を帯びた土の影響で紫色になる。


蕾からようやく咲き始めたばかり


雪解け水が川のように流れている


振り返ると、山頂が再び雲の中


ロープウェイで旭岳温泉に戻る途中
雄大だ。大雪山の大きさは、神奈川県に匹敵するという。


ダケカンバの新緑


樹間の残雪


エゾイチゲ


旭岳眺望についての看板


湧駒別湿原

湿原の上をゆくロープウェイ




残雪が多いながら、様々な高山植物に出会える素晴らしい時期に大雪山を訪れることが出来ました。
 ”大空は御手の業を示す”・・・詩編の言葉通りです。