山歩き

苦楽をデジカメで

利尻・礼文への旅(その三 最北の島々に別れを告げ稚内・宗谷へ)

2016年09月22日 | 旅のつれずれに
例年になく 次々と北海道を襲った台風や暴風雨で被害に遭われた方々を想い、心よりお見舞い申し上げます。
この夏、楽しい旅をさせて頂いただけに 他人ごとと思えず、心痛めたことでした。

2016年6月29日
礼文島香深港から、ハートランドフェリーに乗り 1時間55分で 稚内港に到着。

港の風景

稚内港北防波堤 ドーム

1936年 波よけ用に建設された全長427メートル、高さ13,6メートル、70本の円柱が繋がる半アーチ型ドーム
北海道遺産で、港のシンボル。

稚内公園 九人の乙女の碑

昭和20年(1945年)8月、旧ソ連軍侵攻により 自ら命を絶った夏岡(現 ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑

氷雪の門

カラフトで亡くなった方たちの慰霊碑

2016年6月30日 早朝に稚内の宿(稚内市声問)近くを散策









声問港


郵便局


(上)稚内市街 (下右)声問市街(国道238号線)
←横長 白い標識「メガソーラー発電所」


声問川


宿を出発 市内をバスで移動

バスの窓から  牧草地

サロベツ原生花園へ

盛りを過ぎて、少し淋しいエゾカンゾーとヒオウギアヤメ


利尻富士を背に


記憶に留めておくために  泥炭の掘削機
かつてこの場所で行われていた泥炭採掘の歴史は併設の「泥炭産業館」で紹介されている。


泥炭掘削跡


一休み


サギスゲ(果穂)


コバイケイソウ


トキソウ

北市場へ向け バスで移動中





道路標識(稚内 26㎞ 抜海〈バッカイ〉11㎞)
白い縦長標識は「地吹雪多発区間 走行注意」と書いてある。地域色が出ている標識。



ハマナスの実

北市場での昼食


日本最北端の駅「稚内駅」駅舎





時刻表




オレンジ色の建物が北市場




12:53 列車到着

最北端の線路のモニュメント




道の駅 わっかない

ノサップ岬



恵山泊漁港公園 イルカのモニュメント



稚内灯台が見える(近くの丘陵に建てられていたものを移設 灯火の高さが変わらないようにしたため42,7メートルという道内一の高さ)

宗谷岬へ移動

バスの窓から  草を食む牛


宗谷岬公園 祈りの塔(1983年9月 サハリン沖での大韓航空撃墜事件勃発、遭難現場に近い稚内が調査・報道の前線基地となり、市を挙げて対応したとのこと。その2年後に 平和の願いをこめて建立)
前景のピンク色は、アルメリアの花。




日本最北端の地の碑

宗谷岬音楽碑





遠くサハリンを望む

宗谷岬を見下ろす高台に住みついているキタキツネ



いよいよ北海道に別れを告げる


ANA574便 稚内空港発(16:30)羽田行 に搭乗
お天気に恵まれ、最北の空気を存分に味わった 楽しい旅でした!(終)