山歩き

苦楽をデジカメで

鎌倉を歩く ~まんだら堂跡から名越切通しへ~

2018年03月31日 | ウォーキング~楽しい発見~

2018年3月12日
「ハイキングにご一緒しませんか?」と 今月初めに 呼びかけて、
当日 集合場所(鎌倉雪ノ下教会前・・・鶴岡八幡宮二ノ鳥居近くのコンビニの隣り)に集まったのが
呼びかけ人を含めて12名と一匹(可愛いワンちゃん)。


賑やかに 出発
妙本寺から右に折れて ぼたもち寺を過ぎ 大町の通りへ


山道に入り まんだら堂を目指す


ヤブツバキ


まんだら堂公開中で階段を上ると


大きな やぐらが・・・

早速 逗子市のボランティアさんから やぐらの話を聞く
やぐらとは 崖に四角い横穴を掘り 内部に小さな五輪塔(石塔)を建てるなどして納骨・供養する造営物
13世紀後半から16世紀頃まで使われ 鎌倉及び鎌倉と縁の深い地域や寺院などに分布する特殊な遺構と言われている


まんだら堂やぐら群は 約2メートル四方のものを中心に150穴以上存在し これほど纏まった数のやぐらを比較的よい状態で見ることの出来る遺跡は 鎌倉近郊でも珍しく 貴重なもの
造営したのは 僧侶を始め 武士や 経済力のある商工業者などと考えられる



さあ お弁当にしましょう!


花咲くコブシの木の下で



名越切通し
この道は 鎌倉幕府が 尾根を掘り割って造られたとされる道で 鎌倉幕府の事績を記した「吾妻鏡」天福元年(1233年)に
「名越坂」として登場するのが史料に見られる最初
鎌倉と三浦半島方面とを結ぶ陸路ととして永く重要な役割を果たしてきたという
近年 第一切通しで発掘調査が行われて 複数の道路面が重なって発見され 最も古いもの(現地表から60センチ下)が
江戸時代後半以降に使われたもので 幅も現在より広く 側溝も備えたしっかりした道だったという




記念撮影の後に 鎌倉逗子ハイランド方面に向けて帰路につく


イヌフグリの群落


こんな所に猫が・・・





山の中の湿地


お猿畑の大切岸(説明板)

切岸とは 山城などで敵の侵入を防ぐ人工的な崖のこと
従来 鎌倉時代前期の防衛遺構だと言われてきた
しかし 近年 発掘調査を行ったところ 現在の断崖は 四角い板状の石材を切り出す作業を大規模に行った結果、このように
城壁のような形で掘り残された「石切場」の跡だということが確認された
14~15世紀の鎌倉では 建物の基礎や溝の護岸 井戸枠などに周辺の山から切り出した石材が盛んに用いられているので
ここも その頃のものではないかと 考えられる



穴から覗く人

その顔を 写す人(^_^;)


ハイランドの通りに出る


この時のソメイヨシノは 未だ固い蕾


さくら道の途中から バスに乗って鎌倉駅へ

お天気もよく あれこれ おしゃべりしながらの 楽しいハイキングでした!