平均寿命:女性は86.44歳、25年連続で長寿世界1位
厚生労働省は26日、09年の日本人の平均寿命を公表した。
男性は79.59歳(前年79.29歳)、女性は86.44歳(同86.05歳)と男女ともに延び、4年連続で過去最高を更新した。女性は25年連続で世界1位、男性は前年の4位から5位となった。
前年からの延びは男性0.30歳(前年は0.10歳)、女性0.39歳(同0.06歳)。医療技術の進歩でがん、心疾患、脳血管疾患の「3大死因」による死亡率が改善していることに加え、肺炎で亡くなる人が減少したことが平均寿命の延びにつながったとみられる。
平均寿命は現在の死亡率で推移した場合、0歳児が平均で何歳まで生きるかを予測した数値。09年生まれの子供が90歳まで生きる確率は男性22.2%、女性46.4%で女性の半数近くが90歳まで生きると予想されている
太平洋高気圧に覆われた日本列島は25日も各地で激しい暑さが続き、気象庁の全国の観測地点約920カ所のうち、90カ所以上で猛暑日を記録した。
熱中症のため、埼玉県で3人、千葉、奈良、兵庫の各県で1人ずつの計6人が死亡した。一方、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、雷雨となるところもあった。
22日に39・4度を記録した岐阜県の多治見は、この日も全国で最も高い38・1度を記録した。
静岡県の佐久間、岡山県の岡山が37・9度と続いた。
ほかに愛知県の岡崎で37・7度、京都府の京田辺37・3度と両地点で7月観測史上最高の暑さだった。
不安定となった大気の影響で、山沿いを中心に大雨も。茨城県の石岡市の柿岡で午後7時前後の1時間に82・0ミリとなったほか、秋田県由利本荘市の東由利では59・5ミリ、徳島県つるぎ町の半田で46・0ミリを記録するなどした。