QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

電車に乗って青森の温泉へ、そして芦別・青森発の戦利品紹介。

2024-12-11 14:18:54 | 日記
今朝は夜明け前に目が覚めてしまったので、締め切りが近い仕事のレポート執筆を始めたら、すこぶる調子が良く大方片付いた。残り2ページで終わりというところに来て電池が切れたので、潔く諦めて午前10時過ぎの電車で浅虫温泉に行くことに。

青森駅から浅虫温泉駅へは第三セクターの青い森鉄道で行く。この線路は途中でいわて銀河鉄道に切り替わって八戸を通り盛岡まで続く。浅虫温泉駅はほんの6駅向こうなので30分弱もあれば着く。


温泉に入る前に飯食いたいなと思い、久しぶりに鶴亀食堂に行ってみた。今日は平日なので人もまばらな普通の田舎の食堂だ。だが、タイミングが悪かったり、週末だったりすると長蛇の列。それでここ数年は足を運んでいなかった。



この食堂の何が有名かというと、まぐろである。


もちろん普通の定食やラーメン、カレーなどもあるが、やはりまぐろ。

壁や天井に所狭しと貼られているのは全部マグロが獲れた場所ごと特有のラベルで確かマグロ一匹につき一つふられたロットナンバーが明示してある。この店はきちんとしたマグロを仕入れているというしるしに、店で出したマグロのラベルを店内に貼っていると以前ここのご主人に聞いたことがある。ということは一本丸々買ってるということなのかも。

このご主人の話はまた改めて。

場所的にはまぐろで有名な大間が近いが、塩釜などほかの有名な美味のマグロも出している。きちんと吟味されて個体識別のロットナンバー付きで仕入れられているので、全部美味しい。が、観光客のなかには勝手に大間のまぐろを出す店だと思いこんでやってきて、「なんだ大間のまぐろじゃねーじゃんか」と悪態つくヤカラもいるらしい。

青森市から数時間くらい車を走らせれば大間まで行けるからそっちで食べればいい。

で、ここの名物マグロ丼はこれ。今日は「小」を注文。一番小さいのが「ミニ」。マグロの刺身15切れだけでなく、中落ちがたっぷり乗っかっている(ミニは10切れ)。これを食べると満足しすぎて(笑)、この先1か月くらいマグロは食べなくてもよくなる。今日のマグロは中トロっぽかった。ほんとはさっぱりして酸味のある赤身が好きなんだが、この程度の脂のノリはおいしいと思う。




最初はご飯には手を付けず、マグロをつまみにビールを飲む。ビールが終わるころには、ちょうどマグロ丼的なマグロとご飯の量のバランスになるので。そこからはマグロ丼として食べた。

ごちそうさまでした。


この後は駅前にある「ゆーさ浅虫」という道の駅に移動。ここには産直市場があるので、そこでお得なものがあれば買って帰る。特にここで購入するのは青森産にんにく。完全体ではなくて、採った後まとめている時に出るバラのにんにくが大袋一袋で300円とか500円とか言うのがあるのでいつもそれを購入するが、今日にんにくは無かった。

そのあと、建物の5階にある温泉銭湯に。「展望浴場 はだか湯」というセクシーネーミング。入浴料大人360円。露天はないが、ここからは海が一望できて非常に心地いい。


詳しくはウェブページで。


風呂を出て産直で目星をつけていたものを購入して帰りの電車へ。行きと同じく30分ほどで青森駅に到着し、ホテルに戻る前に酒屋によって持って帰る日本酒を二本購入した。

それにしてもコロナ前は田酒など著名な銘柄はなかなかどこにも売っていなかったのに、コロナ蔓延期に入ってからはわりと簡単に買えるようになったし、今もそこらじゅうで見かける。

ということで、北海道の最後のあたりから戦利品紹介をしていなかったので、ここでまとめて。



一番右が北海道編の残り。芦別市に本社があるソラチという会社のしゃぶしゃぶのゴマダレ。以前も書いたが、市販のゴマダレの中ではこれが一番うまいと思っている。

その左がさっき酒屋で購入してきた日本酒。右は八仙のレギュラーランク。その左は弘前の豊盃。店に行ったら入荷したての純米しぼりたてがあったのでそれを一本。

お酒に挟まれているのがスーパーで見かけた岩手の生麩。京都の生麩田楽が非常に好きなので、京都に行くといつも買って帰るのだが、京都の生麩はいかんせん高い(笑)。この岩手の生麩でも田楽みたいにいただけるのかなと思い試しに買ってみた。おそらくこちらの皆さんは煮物にしたりするんだろうと思う。

生麩の隣はさっき浅虫の産直でレジ横に置いてあったあんころ餅。あとでコーヒー飲みながら食べて脳に糖分補給しようと。夕方にあとレポート2ページ書き上げて締め切り終わり。

その左はなめこ。普通のなめこの袋の3倍くらい入っていて一袋180円のところ50円引きの130円。これは帰ってすぐに冷凍にすればしばらく保存して置ける。年始までもその先も楽々もつと思う。

その下は青森の作業所の方が作られたという干ししいたけ。スライスした干しいたけは使いやすい。この大袋で500円なら安いと思う。

その左は長ネギ、こんなぶっといの3本で150円、のところ50円引きの100円。自宅に帰ったら、これで和風カレーうどんを作る。

そして一番左は青森名産長芋。これだけ入って150円。ま、長芋は都内でも常時まあまあ安いんだけど、これは買いだと思いました。

青森のいつもの店で夕飯と地酒。貝焼き味噌にまつわる話。

2024-12-11 06:58:50 | 日記
今朝の青森は雪でしたが、もうやんだようです。でもまた降るでしょうね。

昨晩は満を持して一番付き合いの長いお店に。

お店に入ると「もう少し後に来ると思ってた。今年早くない?」とご主人。

去年もこの時期だったと思ってたけど、もう少し後だったかも。

このご主人も僕が店に行くようになって3年はほとんど口きいてくれなかったんだよな(笑)。雪国の人は用心深いって良く言うからそれはいいんだけど、南方、例えば鹿児島の人と比べるとその辺は全然違うので、やはり気候が人の性向に与える影響って大きいのだと思う。

席についてまず瓶ビール。僕は一人の時はいつも瓶ビール。理由は昔の日記に書いたので、万が一知りたい方がいたら探してください。今回はサッポロビール。そしてたつ(タラの白子)ポン酢を。女将さんが「久しぶりだから」と一杯目はお酌してくださいました。「本日のメニュー」はこんな感じ。このホワイトボードメニューの内容が随時マイナーチェンジされます。


このあとヤリイカのお刺身(写真なし)をいただいている途中でビール終了となったので、県産日本酒呑み比べをいただきました。


右から田酒、亀吉、八仙、です。見た目でわからないけど。

昔は完全お任せだったと思うけれど、今回はおかみさんが呑み比べの銘柄を最初に確認してくださったので「完璧です」とお答えしました。スペシャルサービスだったのかな。このほか田酒だけの三種呑み比べというのもあるようですが、僕は田酒にはそこまで夢中ではないので、県産酒三種で。青森には田酒だけじゃなくて美味しいお酒が山ほどありますからね。

さてそれを飲んでいたら今度は肴が無くなりました。今度はいかゴロバター炒めを。このお店に来るようになってからこれを一度も外したことはありません。美味いし、お酒がスルスルスルスルと入ります。


ええ、その通り、一切れ口に運んだら今度はまたさっさとお酒が無くなったので、青森に来てこれを飲まずに帰れない「豊盃」を一合追加。


料理と酒の追いかけっこですね(笑)。

性欲と食欲を交互に満たす饗宴(狂宴?)を繰り広げる皇帝カリギュラとその仲間達のようです。違うか(笑)。

ここで一区切りついたのですが、もう少しだけ何か飲みたいと思い、最後に七力を一合と、青森名物貝焼き味噌で締めることに。


みそ仕立てのホタテの卵とじのような感じでしょうか。青森の居酒屋に行くとまず間違いなくあります。これを少しずつつまみながらこの夜最後の一合をちびちびといただきました。

大阪の家庭のたこ焼き器ほどではないですが、名古屋の家庭の味噌煮込みようの土鍋くらいの割合で(自分調べ(笑))、青森ではこの貝焼き用のでかいホタテ貝を自宅に持っておられる方がいらっしゃるようです。市場に行くと売っています。

僕は小学校に上がる前から名古屋の赤みそが無いと生きていけない身体になっていたので、小学2年生の時に母に自分用の一人土鍋を買ってもらいました。今でもそれを使用しています。もう数年で使い始めて50年になるのか。でも、名古屋の人でも自分専用の味噌煮込みうどん用の土鍋を持っている人って、珍しくはないもののそこまでは多くないらしいんですよね。

このホタテ貝も聞いてみると体感でそれくらいの割合のよう。

自分専用ホタテ貝殻を持っていらっしゃる方には一家言ある方も多いらしく、貝焼き味噌はこのホタテ貝で作ると貝殻から出汁が出るので鍋やフライパンで作るのと全然違うとおっしゃいます。一方「そんなことあるもんか」とおっしゃる方もいますね(笑)。

出汁はともかく、貝殻からカルシウムは少しずつ溶け出すような印象はありますがどうでしょうか。

とにかく、昨晩も美味しかったです。トータルでビール一本、日本酒3合。いい気分になりました。

やはりあのお店は落ち着くんだよなぁ。勝手に実家に帰ったような気分がしていました。