日本を旅していると、町の造りが同じだなと気づくことがある。ま、当たり前の話ではあるんだけど(笑)、それを踏まえると迷うことなく街歩きができたりする。
飲み歩いていて面白いなと思うのは、歓楽街を居酒屋を探して歩いていると中心から外に行くにしたがって少しずつ店がまばらになる、そしてそれに従って韓国料理屋や焼き肉屋が多くなっていくことが多い。
ま、理由は特に書く必要もないとは思うが、実際にそういった傾向が見て取れると、それはそれで興味深い。
学生時代も千葉の栄町まで本場の石焼ピビンパを食べに行ってましたね。その頃はそこにしか行かなかったから気づきませんでしたが。
もう一例挙げると、古い町だとやたらとお寺が集まる寺町があることですかね。名古屋だと名古屋駅から東に10分ほど歩いた辺りにあり、我が家の菩提寺もそのあたりにあります。
昨日は日本で乗るのは初めてでしたが、BRTなるものに乗って博多駅まで行ってみました。連結路線バスとでも言ったらいいでしょうか。なんか嬉しくて、写真を撮ってみました。
博多駅に行ったものの特にすることもなく(笑)、ユニクロなんかを眺めて周辺を散歩してみたんです。大通りをひたすら歩いて、交差点をなんとなく入ったら、すぐのところにお寺があって、
「山門不幸」
という立て札が。なんとなく意味は想像できましたが、一応ネットで調べると(これ、重要ですよ)、ご住職やそのご家族に不幸があった場合に立てられるとのことでした。まだまだ知らないことは多い。
改めて辺りを見回すとどうもお寺が多く、通りを渡ったところには、いきなりこんな一角が。
知りませんでしたが、この辺が博多の寺町なんでしょう。京都の大徳寺を思い出させるような、なかなかに雰囲気のいい一角でした。
歩いて行くと、どのあたりかわかりました。この一角を通り抜けたところは、おそらく今でも現役の古いポルノ映画館のある所でした。
聖と俗ですね。
ジーザスの「罪のない物だけが石を投げよ」の世界です。古くはユダヤ教・キリスト教の寺院でも入り口の真ん前に娼婦がたむろしていたり、伊勢神宮のお膝元にも売春島で名高い渡鹿野島があったり、寺院とポルノ映画館やストリップ小屋は文化的なベストマッチ(笑)。
我が町名古屋同様、博多も観光名所と言うといまいち充実していない町なので、こういう寺町の一角があるのを発見して少しうれしかったです。行ったことはないのですが、博多にも大仏(中仏?)があったりするんですよね。
ここを通ってその日は念願の「うどんのウエスト」のもつ鍋を。やっぱり美味いなぁ、激安だし。
次は久しぶりに華味鳥の水炊きをいただきに行きたいですね。博多の水炊きとしては新しいお店ですが、非常に美味いと思います。好き。
華味鳥というのはお店の名前でもあるんですが、おそらくこのお店がプロデュースしている華味鳥という鶏肉の名前でもあるんです。
今回スーパーで華味鳥の鶏肉が売っているのを発見したのでいつか買って帰りたいですね。そんなに高くはなかったですし。
そして日は替わり。名古屋に移動する前日のこと。翌日のセントレア便の時間を夜と間違えていたことに気づき、(じゃ、帰る日は何もできないじゃん)と。
そこで急遽、長浜の方にある最近お気に入りの回転寿司にタクシーを走らせました。「まわる寿司市場」と言うお店です。
味は、ぼくはすごく好きなんですが、どうなんでしょう。玄人の方はどういうかわかりません。
ここは市場に近いからか日によっていろんなネタがあります。が、僕がここでいただくのは一品料理の「ごまサバ」、650円です。それを酒を飲みながらいただくのが大好きです。
ごまサバって博多を代表する料理になりすぎちゃって、居酒屋で注文するとめっちゃ高いんですよ。それがここでは普通の値段でいただけるのが好きで、博多に来ると一度は足を運びます。
魚も面白いものがそろっていて、マグロのほほ肉の握りだとか、マグロの脳天の握りとか、非常に美味しいんですよね。
そんな感じで、大晦日からの博多滞在中、声は一切出ませんでしたが博多の滞在をそれなりに満喫しました。
逆に声が出なかったから、余計なことをしゃべらずに済んだのかもしれませんね(笑)。
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