QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

The Road to 勝浦タンタンメン。

2024-10-12 08:21:41 | 日記
と言っても午後に勝浦を後にして、今夜からの泊まりは茂原ですが(笑)。

早く旅に出たくて昨晩は千葉駅近くの愛と欲望の街、栄町のカプセルホテルに泊まりました。学生の頃は本場の石焼ビビンバが食べられるのでみんなでたまに来ていましたが、久しぶり。

「日本で初めてAIDS患者が出た町」だってあの頃はきいていましたが、ホントの話だったんでしょうか(笑)。

カプセルホテルは非常によく眠ることができるんですよね。あまりに寝すぎるので若い頃は控えていたこともありましたが、最近は老人になって、眠りが深くてもきちんと目が覚めます。

そのうち永遠に目が覚めなくなりますが。

と怖いことを一瞬言っておいて(笑)。

朝早くにカプセルの中でえきねっとを見たらあさの特急わかしおの指定席があと数席残っていたのでポチッと。紙の特急券がないチケットレスだと100円引きでした。

で先ほど千葉駅から乗車。朝カプセルの中でゴロゴロしながら指定券ポチッといて正解。車内満席でした。

世間三連休だったの忘れていました。

他人の子供は嫌いだけど、うるさいのは仕方ないと思っている派です。世の中には「子供がわめいたりギャン泣きしてるのって、小鳥のさえずりみたいに聞こえます。うるさいなんて言うのはおかしいと思います。」とか言ってくる頭のおかしい女がちょくちょくいるんですが、

・・・と書いてみて、文字にするとそういう女に狂気を感じました。「ギャン泣きが小鳥のさえずりに聞こえる」って、サイコです(汗)。

「アタシはあなたを愛してるから、あなたは永遠にアタシのものよ・・・」って男を殺す女に通じる何かを感じます(笑)。

僕の姉(もと保母)や妹(看護師)でも「自分で作った子供だから我慢するけど、でもさ、自分の子供でもうるさいのはうるさいよね(笑)」って言いますよ。母性の問題ではありません。

本人は「優しいアタシ」と思っているんでしょうが。

まわりは「子供だから仕方ないですよ」、親は「うるさくてすみません」、双方の歩み寄りがあればいいだけだと思うけど。片方だけだから争いになるんでしょ。

なんで論争があるんでしょうね。

どちらかが自分の好き勝手にしたいからでしょうね。

ま、うるさいのはいいんですが、いつから車内で子供に外部スピーカーで音出してタブレット使わせるのが普通になったのでしょうか。

電車はそろそろ外房の海沿いに出てきました。もう30分ほどで勝浦です。

もう少し遅く向かおうと思っていたのですが、朝起きられたので折角だから朝市見に行こうと。やってるといいんですが。

三連休のみなさんも普段と同じな皆さんも、ステキな週末をお過ごしください。

紀伊半島の勝浦にも随分行っていないので行きたいなぁ。

国内外でオーロラを観るには。

2024-10-11 12:08:00 | 日記
昨晩深夜にふとYoutubeで出てきた北海道の名寄天文台のライブ中継をクリックしてみたら、偶然低緯度オーロラ発生中で見入ってしまい寝るのが明け方になってしまいました。厳密には名寄天文台のライブ映像をウエザーニュースが流していたようです。


深夜と言うかほぼ夜明け前だったにもかかわらず、結構な数の方がライブを観ていて、コメント欄には今夜も観ることができると書いてる人がいたので、興味がある方は今夜観てみるといいかもしれません。非常に美しいです。

現地にも行きたいですね。数年前の真冬に陸別に数日滞在して、夜に陸別天文台に星の観察会に行ったのですが、「むっちゃくそ」きれいでした。あそこでもタイミングさえ合えば低緯度オーロラが観られるんじゃないかと思います。零下25度でした。気持ちよかった。

低緯度オーロラなんで、僕が2020年の2月に観に行ったフィンランドの黄色から黄緑がかったものとは違い、赤っぽい色のオーロラでした。

また友人が死んだ話を含むのですが(苦笑)、2020年にフィンランドに行ったのはそもそもその前年にフィンランドにオーロラを観に行った友人二人がもう一回行きたいと言ったのがきっかけでした。

あまり旅慣れていない友人で、一人60万とか70万円のツアーで行ったというので、僕がフライトやホテルを自分で取れば、フライトは往復15万円程度、ホテルも三人で複数のベッドルームのある部屋を取れば割り勘で一人一泊6~7000になるからフライトとホテルで20万円くらいで行けると思うよと言う話をしたら「じゃ、三人で行こう」という話になったのでした。

結論を先に書いてしまいましたが、出発1週間前にその友人の一人から連絡があり「がんが見つかった」「治療をするから今回は見送りたい」と。なんとなく後ろ向きな感じになってしまい、二人は一度オーロラは見ているため結局見送ることに。

一方、僕はオーロラは初めてだったので、一人で行くことに。立ち寄ったとある町では、結局ベッドルームが二つと広いリビング、、そしてプライベートサウナ付きの部屋に一人で宿泊しました(笑)。豪華すぎた。

結局その友人は手術の後予後がよろしくなく、残念なことに結局数か月後に亡くなってしまいました。あんなことになるなら一週間くらいのことなんで行っとけばよかったねと。

ほぼすべてをキャンセル不可で予約していたので、ダメかなと思ったものの、フライトもホテルも現地のシャトルサービスも、ダメ元でそれぞれの予約先にメールで事情を説明したら「本来はキャンセル不可だけど、キャンセル料〇〇ユーロだけください、後は返金します。」と別に診断書もないのに信用してくれて、いくらかを返金してくれました。いくらかでも彼に返金できてよかったと思いました。

人って優しいなぁと思いましたね。

こういうことって誰にでも同じ対応をするわけではないと思うので、こういう話を聞いて「自分も・・・」と思うのは違うと思うんですよね。自分が優遇される側でもされない側であってもね。

最近の論破好きな方はとことん議論を挑むんでしょうけど。それは違うんじゃないの?っていつも思います。

激しく反論されると思いますが(笑)、大昔に父親の知り合いの消防士が署に帰る前についでだったんで消防車で家まで送ってもらったとか、そういうこともあっていいと僕は思っています。周りも「ラッキーだったね。」で済んで特に何も思わないし、「じゃ、オレも送ってくれよ。不公平だろ。」とかいうみっともない人もいなかったですね。

「消防車は税金で運営されているからそんなことは許されない」と言えば、それはど正論中のど正論で反論もできないですけどね、署に帰るついでに消防車に少しのせてやるくらい、どれくらいのガソリン代になるの?みたいなね。

ま、おおらかな時代だったんで、消防車やパトカーに乗せてもらったってのは今の時代にはそぐわない話です(笑)。

そんな公的な話ではなくても、北海道でいつもご飯を食いに行く海鮮丼のお店があるんですが、いつも何かおまけをくれるんです。その時に最近は「写真はSNSに載せないでくださいね!」って言われるんですよね。きっと僕のようにおまけしてもらった常連さんがネットに載せた料理の写真を持ってきて「写真と違う」って挑んでくる客がそこそこいたんでしょうね。

論破マニア、困った人たちです。

話を本筋に戻して(笑)。

で、本題のフィンランドでオーロラ観るのにお勧めの場所ですが、首都のヘルシンキで国内線に乗り換えて、北極圏のIvalo空港に行かれる方が多いと思うんです。で、そこからは、日本人の方がやっているオーロラツアー会社があるサーリセルカという町に行かれる方が多いと思います。

そのツアー会社の方は親切な方々で、オーロラも観られてとてもよかったです。そこは日本人旅行客が多いので、大型のバスでオーロラ観測地点を数か所回ってくださいます。

それと並ぶくらいお勧めなのが、Ivalo空港からサーリセルカという町には行かず、少し北に行ったイナリという町です。そこは小さな町で、日本語のツアーガイドがいないので片言でもいいので英語ができる方にお勧めしますが、ハイエースのようなバンで行く小規模なオーロラツアーが開催されます。

何がいいかと言うと、雲のないところないところを探して夜じゅう、そこら中車を走らせてくれるところです。大型バスだとなかなかそこまでの小回りはききません。

厚い雲が出ていたり、雨が降っている時でも、近所のどこかで雲が切れているところが必ずあるようです。出発前にホテル周辺では雲が出ていたり、雨がぱらついて(きょうはダメかなぁ)と思っていても、ほぼ確実にオーロラが見えるところを探して連れて行ってくれます。

僕はそれで一週間の滞在中毎日オーロラを観ていました。

あと重要なのは時期ですね。僕らが予約したのは2月の新月を挟んだ1週間。それだとほぼ確実にオーロラは観られると思います。僕はその期間でイナリに4泊サーリセルカに3泊滞在しました。北極圏で一週間ほどオーロラを見て過ごした後はヘルシンキでさらに1週間ほど滞在したのですが、ヘルシンキでもオーロラが少し観られました。

それでもダメだった方は、よほど運がなかったということになるんだと思います(笑)。またの機会に。

いいですよ、フィンランドのオーロラ。見ていると野良トナカイがやってきたりします(笑)。

そのうちまた行こうと思っています。

オーロラを観ていない昼間の過ごし方についてはまた機会のある時に。

リア充自慢(笑)ーマンハッタンで飲茶食いたい。

2024-10-10 10:00:01 | 日記
昨日現実逃避のドクターXを観ながら試行錯誤しつつテキストを書いていたら、深夜1時ごろに急遽キーボードに乗せた指がくるみ割り人形を踊るバレリーナのように勝手に動き出して、あっという間に原稿が上がった。

ということで9月分の仕事からは無罪放免。10月は仕事が軽めの月なのでちょっと安心できる。

仕事で文章を書くときは大体こんな感じ。ノらないと書けない。

もう10年以上在宅勤務なのでテレビや食い物や酒で現実逃避しながら書いているが、それ以前オフィス勤務だったころは資料を読むふりをして新聞を読んだり、わからないように居眠りして現実逃避をしていた(笑)。

ま、そんなこんなで昨日からドクターX漬けの日々なのだが、2010年代初めごろにこの番組が始まった頃は全然観ていなかったので、まだ観ていない回も多く新鮮だ。

このドラマの中ではちょくちょくマンハッタンが出てくるので(合成画像だけど)行きたくなった。最後に行ったのは2019年の春。あの時行きのフライトの中から離陸直前に友人にメールを送ったのだが、ちょうどその瞬間に彼がこの世を去っていたことを後日知った。この世の最後に僕のノー天気なメールを読んで少しでも笑ってくれただろうか、と今でも思う。

フライトはエコノミーならおそらくANAのマイルで取れると思うのだが、ここ数年のインフレでホテル代が高くなってるんだよなぁと思ったらなかなか行けず。

でも今日は時間があるので、贔屓のIHGグループホテル(日本ではANAホテルグループがそのまま相当)を検索してみたら、2019年に行った時のおおむね1.5倍程度。マンハッタンでもウォール街あたりのIHGホテルなら20000円±アルファくらいで泊れそう。しかもポイントも数十万ポイント貯めこんでいるのでそれで行けそうだ。

昨年末を過ごしたポルトガル・リスボンではそのIHGのポイントでもと修道院だった高級ホテルに数泊宿泊した。チェックインしたら「ホテルからのギフトです」とメッセージカードと一緒に、ワイン一本と生ハムやチーズなどのオードブルセットが置いてあった。非常にいいホテルだった。ホテル好きにはたまらない。国内ではアパホテルが好きだけど。

ポイントってバカにできない。

あ、リスボンのホテルの写真ある。



報道やニューヨーク通の皆さんの煽りを信じ込んで、マンハッタンはどこでも一泊5万円すると思っていたが、やはりどんなことでも自分の目で確かめないと。亡くなった母もそう言っていた。

近いうちに行こうかな、ニューヨーク。

とも思ったが、円安を忘れていた(汗)。こんなレートじゃ安心して買い物もできん。

食費はお気に入りのスーパーマーケットのターゲットで好きなジャンクフードを買い込んで食いまくる日も組み合わせれば、そこそこ抑えられるけどね(笑)。

アメリカ本土の大都市ではチャイナタウンの飲茶も本国に負けず劣らず美味しいのだが、今検索してみたらニューヨークのチャイナタウンで何度か行ったお気に入りの飲茶のお店が閉店していた。

香港でもなくなりつつあるワゴン式の飲茶ですごくお気に入りだったんだけど。

これも新しい店を開拓しないと。

石破さんが選挙後少ししたら失脚するだろうし、アメリカ大統領も代わるから、そのあと円高方向円安方向どちらに向かうか見てから決めるのがいいと思う。

さて、茂原・勝浦小旅行のこと考えます。

久しぶりに、突然閉めてしまったステキなお店のことを想う日。

2024-10-09 16:21:03 | 日記
あと一本会社のブログ記事を書けば9月分の仕事が全部終わるのだが、テーマはだいたい決まっているのにうまく言葉が出てこない。昼過ぎまで頑張っていたがどうも無理そうなので、結果的に本日は現実逃避の日になった。

こういう時は何も考えずにできることをしようと、Huluで昔のドクターXを連続で観ている。

シンプルな勧善懲悪ものは脳ミソへの負担が少なく、かつ気分も晴れるのでとてもよろしい。

ただ、現実はそんなに簡単ではないのに、現実の方をも同じように単純な勧善懲悪の図で脳内処理している人が多く、そんなのを見ていると、そっちは僕にはストレスになる。

「あなたが正義だと思っているその人は、本当に100%正義のひとですか?」

こういう時はテレビを観ていても思いがいろいろなところに飛んで行ったりするのだが、さっきは米倉涼子さんの顔を見ながら、旅先で良く行っていたが突然閉められたお店二軒がその後どうされているかが気になっていた。

一軒は沖縄でちょくちょく行っていたスペインバル。コザ出身の方が経営していて、スペイン現地そのままの小皿料理(タパス)を出すお店で非常に気に入っていた。日本によくあるスパニッシュ、イタリアン、フレンチの境界が少しだけあいまいな部分もあるお店でもあったが、手打ちパスタが美味しい店だった。

ただタパスのスペイン再現度がスペインファンとしてはかなり満足だったのでそれほど気にならなかったし、何よりその手打ちパスタは非常に美味かった。

手打ちなので、パスタの種類も専門的で幅広く。僕の好きなパッパルデッレというパスタもだしている貴重な店だった。パッパルデッレというのはタリアテッレよりもかなり幅広のパスタで、上州の「ひもかわ」くらいと言えば想像しやすいかもしれない。

20数年前、日本にフランスのスーパーマーケットのカルフールが進出した頃はパッパルデッレの乾麺がいつも置いてあり容易に買えたので自宅にいつもストックを置いていたが、カルフールが撤退してイオンになってからは置かれなくなった。

最近だと7~8年前に香港のちょっとお高いスーパーで見つけたので、香港に行く度に購入して持って帰ってきていた。

そのスペインバル発信の情報はインスタグラムだけだったが、僕は以前インスタグラムをやっていなかったので内容は観られなかった。しかし、少し前に細々と始めたので、本日初めて見てみたら「またオープンした際にはここでお知らせします」とメッセージが書かれていたので、それを期待しつつちょくちょく確認しに行こうと思う。

美味しい料理を作られる方なので、何もしていらっしゃらないのだとしたらもったいない。いろいろ事情がおありなんでしょうけど。

もう一軒はずっと前から京都に行くと寄っていた京懐石のお店。そこも数年前にご主人が体調を崩されたらしく、しばらくお休みしますとブログやSNSに記載があり、再開を待っていた。

だがお休みの期間がかなり長くなってしまったためにここ2~3年はチェックしておらず、今日久しぶりにSNSのお知らせを見に行ったら、昨年中頃の日付で、最終的に再開を諦められて廃業されたとのお知らせがあった。

少々値が張るお店ではあったがそれは「自分の財布には」という相対的な話で(笑)、京都に行く前には倹約してご飯とお酒をいただきに行っていた。座ると自然と背筋が伸びる、だけどご主人と奥様の接客が素晴らしく、リラックスできるお店だった。

名古屋でも若い頃からご飯を食べさせてくれている懐石のお店があるが、そういうお店に出入りさせていただくようになって、そのうちお茶の稽古にも行きたいなと思うようになった。懐石はもともとお茶の席の流れの中にあるものだからだ。それぞれの料理の位置づけとか意味とか、そういうものを知りたいと思って。

そういうことで京都ではきちんとした様式美のお料理をいただくところが正式になくなってしまった。元々そのお店を紹介してくれた友人も、京都に行く度に新たにお店を見つけようとしていて、見つけたら知らせてくれることになっているのだが、その店を超えるお店にはまだ出会えていないらしい。

ただひたすら高級ならいいのであれば思い切って奮発さえすればいいのだが、そういうものではないので、それが難しいところですね。

那覇はもう決まったお店はないのだが、国際通りの裏の方のさらに裏の方の農連市場から続く道沿いにレストランがちょこちょこあるので、12月に行く際にはそこを攻めてみたいと思う。以前そのあたりのイタリアンに入ってみたことがあって、そこがなかなか良かったので。


山田五郎さん。

2024-10-08 11:54:53 | 日記
レポート執筆がとりあえず終わったので、AIの校正が返って来るまでブログを書いてリラックス。

ということでいつもの通り推敲などはしない「なんとなく日記」です(笑)。

世界の美術芸術の解説がとても興味深いので、Youtubeで山田五郎さんチャンネルを登録してよく観ているのですが、先日がんを公表されていましたね。数週間前に彼の動画を観ていた時に、あれ?体調が悪いのかな?と思ったことがあって、検索したことがありました。大体こういう時に当該人物の名前を検索窓に入れると、

「〇〇〇〇 激やせ」とか「〇〇〇〇 重病」とか、検索候補が出てくるものなので、気のせいかなと思ってその時はそのままに。先週公表されているのを拝見して少々びっくりしました。

別に「自分が前から気づいていた少数の人間の一人だ」とかくだらないマウントを取るつもりで書いているのではありません。

ご本人とは個人的な知り合いでもなんでもないので直接お会いすることはないのですが、友人知人でもこういう時何と言ったらいいかわからず困りますよね。

いわゆる海外ドラマの医療ものを観ていると、医者はこういう時「全力を尽くします」としか言わないです。いい観測も悪い観測も責任がとれない以上迂闊には言わないということなのでしょう。個人でもそういう配慮が求められそうですよね。

では具体的に何と言ったらいいのか。困りますね。

僕は「頑張ってください」という言葉を使わないことにしたんです、数年前から。たまに意識せずに言っていることもあるとは思いますけど、脊髄反射で無駄に喋るのではなく、思考が脳を通っている限りは使っていないはずです。

震災の後しばらくしてでしょうか、テレビを観ていたら被災者の方が「頑張って」って言われると腹が立つと訴えていたんですね。被災生活ですでに頑張っているのに、それ以上何を頑張ればいいんだ、って。

番組の出演者も「そういわれればそうですね、迂闊でした。申し訳ございません。」おっしゃっていて。

それもわかりますけど、そこまで考えずに単に応援する気持ちが「頑張ってください」だから、真意の方を汲んで応援だと受け取っていただくことはできないのかなと思いました。

でも、そんな風に悪意に誤解されるならこっちも気分悪いので、それ以来「頑張ってください」は言わないことにしました。

じゃ、なんて言ったらいいんだろうと考えましたね。シンプルに「応援してます」でもいいかなと思ったんだけど、それでも「自分は何不自由ない生活をしてて(そんなはずないけど)、高みの見物のつもりか?」と悪意に介されることもあるだろうなと思いそれは却下。

結局、いろいろ考えて、そういう大変な状況の方に会っても、一切何も言わないことにしました。

それが僕の結論です。

酒場で政治と野球と宗教の話は厳禁とよく言われますが、そんな言葉があるくらいそういう話を熱く語る人は多いです。そして、それがもとでトラブルになったり。

時々酒場で会って一緒に飲む元大手企業勤務のおじいちゃんがいるんですが、彼を見ていると、政治と野球と宗教の話をされても「ああ、そうですかぁ」「そうなんですかぁ」「なるほどぉ」と軽く受け流していて自分からの発信は一切しない。どうしても何か言いたくなっちゃうものじゃないですか。

自分もあの境地に到達しないとなぁと。

で最初に戻りますが、彼の幅広い知識のファンとしては、何も言わず黙って祈るのみです。

これからも様々な興味深い美術解説を期待しています。