南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

9/06-9/07:Que機南窓際&Zenfone2インテル機での1時間毎スマホGNSSモニタリング

2017年09月07日 | 2017/09スマホQZSモニタリングデータ
QZS-4号打上げ予定日10月10日まで33日
伊能忠敬没後200年命日2018年5月17日まで252日
2018年5月18日 太平洋・島サミットPALM2018まで253日

本日午前8時40分JST頃のUblox-M8Nのスナップショットです。


まだGEOの日の丸は旗めいてはいないようです。QZS-2もアラート状態が継続しています。

QZSS4機体制へも最終段階に入るので、QZS-1スマホ受信で話題を振りまいたASUS社と最近充実データを出しているCovia社のスマホデータをメインに絞って期待を込めてFactDataを記録してゆきたいと思います。

以下はZenfone2インテル機とCovia Que南窓際機でのAndroiTSアプリによる24時間毎時のGNSSレベルプロットの スナップショット・タイルです。

2017/09/06_09h~09/07_08hJST:
Zenfone2インテル南窓機でのレベルプロット・タイル


2017/09/06_09h~09/07_08hJST:
Que南窓際機でのレベルプロット・タイル


相変わらずQue機南窓機は快調にQZS-1等を受信しています。Que機のQZS-1受信の安定性と感度の高さは評価に値します。一方、Zenfone2インテル南窓機のQZS-2衛星のAzEl問題はありますがQZS-1や他のGNSSは順調に受信できています。

9/04-9/05:Que機南窓際&Zenfone2インテル機での1時間毎スマホGNSSモニタリング

2017年09月05日 | 2017/09スマホQZSモニタリングデータ
QZS-4号打上げ予定日10月10日まで35日
伊能忠敬没後200年命日2018年5月17日まで254日
2018年5月18日 太平洋・島サミットPALM2018まで255日


以前にも述べていますが、QZSS4機体制への最終段階に入っているので、基本的にQZS-1スマホ受信で話題を振りまいたASUS社と最近充実データを出しているCovia社のスマホデータをメインに絞って期待を込めて記録してゆきたいと思います。当然、他社のスマホで充実のQZSS受信の情報が流れてくれば、そちらにも注視してゆくつもりですが、例えばスナドラ835フラグシップ機のSIMフリー機は高価なため、それらをお持ちの方々が公開される情報に期待しましょう。

Zenfone2インテル機とCovia Que南窓際機でのAndroiTSアプリによる24時間毎時のGNSSレベルプロットの スナップショット・タイルです。

2017/09/04_09h~0/05_08hJST:
Zenfone2インテル南窓機でのレベルプロット・タイル


2017/09/04_09h~0/05_08hJST::
Que南窓際機でのレベルプロット・タイル


Zenfone2インテル南窓機のQZS-2衛星のAzEl問題はありますが他のGNSSは順調に受信できています。

一方、Que機南窓機は快調にQZS-1等を受信しています。Que機のQZS-1受信の安定性と感度の高さは評価に値します。


定番のUbloxでの2017/09/05 10:38AMJST頃のスナップショットです。


トレース枠に日の丸は3旗ありますが、2旗しかデータは流れていないようです。
下のレベルプロットではQ1,Q2の他にQ4枠がありますが、当然空ですね。

9/03-9/04JST:南北両窓Covia Que機1時間毎モニタリング>IoT向けスマホでは!

2017年09月04日 | 2017/09スマホQZSモニタリングデータ
QZS-4号打上げ10月10日の予定日まで36日
伊能忠敬没200年命日2018年5月17日まで255日
2018年5月18日 太平洋・島サミットPALM2018まで256日


南北両窓Covia Que機でのAndroiTSアプリによる24時間毎時のGNSSレベルプロットの スナップショット・タイルです。後ろのオマケにUbloxモニタリングの本日夕刻での現況を付けています。

2017/09/03_09h~09/04_08hJST (9/03 0hUT~23hUT):
南窓Que機でのレベルプロット・タイル


2017/09/03_09h~09/04_08hJST (9/03 0hUT~23hUT):
北窓Que機でのレベルプロット・タイル


約2ヶ月間Covia Que機を長期連続運用してして気づくことはバランスの良さです。スマホは高性能と電力使用のバランスが崩れているものが多いです。普通の使用ではバースト的な使用が多いです。バースト的な使用に反応が良いスマホが好まれ、バッテリーが下がれば急速充電で補います。

こういったスマホは24時間連続運用には向かないです。連続運用でもかなり重いアプリを複数使用することが多いです。そしてUSBにはPCから充電しながら同時にUSBにかなり負担となるミラーリングデータ転送をかけます。バースト的な仕上げのスマホは先程まで80%の残電池があったはずが、一気に落ちてしまうことが起きます。そうすると24時間連続運用をあきらめてUSBをPCから外して、急速充電器に差し替える必要が起きます。特に炎暑の時期に起きやすいです。こういう使い方はある意味で極めてヘビーで負担の高い使用といえるかもしれません。

Covia Que機はそういったトラブルが2台について、この夏季については起きませんでした。今年の8月後半はあまり暑くはなかったですですけれども、それを差し引いても、Covia Que機は運用管理者に負担をかけないスマホになっているのではと思います。安定に長期連続データを取得できることの大事さを教えてくれました。IoTに使用できるスマホとはこういうタイプではないかと思います。派手なスマホではなく、ユーザに負担をかけないスマホがモノ作り日本のIoT向けスマホではないかと思います。

オマケといってはなんですが、本日夕方6時過ぎのUboxによるQZSS関係モニタリングは以下のとおりです。


トレース枠の日の丸は3つに戻っていますが、一番上の日の丸枠は非常にたまにしかデータが流れません。まだGEOからの電波送信は少ないようです。下側のレベルプロットでもQ3は消えてなぜかQ5が用意されています。


QZS-3GEO完了済:9/01-9/02JST:南北両窓Covia Que機の1時間毎スマホGNSSモニタリング

2017年09月02日 | 2017/09スマホQZSモニタリングデータ
QZS-4号打上げ10月10日の予定日まで38日
伊能忠敬没200年命日2018年5月17日まで257日
2018年5月18日 太平洋・島サミットPALM2018まで258日


【以下遅延追加です】
-------------------------
QZS-3機が既に先月末にはGEOになっていました。QZS-3のNORAD IDが42917でした。42918は打上げてくれたH2AロケットのIDでした。大変失礼しました。勘違い誠にお粗末でした。


QZS-3機はインドネシア上空にて静止しています。QZS-2機の赤い軌道が赤道と交差するところがちょうど東経127度のGEO機の静止経度になっています、大変興味深いです。上側にインドネシアの緯度経度線ありの地図を貼りましたので、ご確認ください。

つまりQZS-2の軌道が本来の「8の字」軌道であり、QZS-1機の現在の黄色軌道は暫定で、将来7年間頑張ってくれた機の代替機が上がる時までは、この黄色軌道をレガシー孤軍奮闘ご苦労様軌道として同居させるのでしょうね。天の伊能忠敬さんも、それは大賛成だと思いますよ、きっと。

スマホはいまのところ全く反応はありません。BDSS受信可能のスマホではBDSSのGEOはきっちり受かっていますので、GEOだから受かっていないということはないと思います。

当方のU-blox機 M8NでもQZS-3からの明確な信号受かっていませんが、U-bloxの2017年9月2日11時45分頃のFactDataは以下のスナップショットです。


右側のトレース枠に日の丸がひとつできていました。下部のレベルプロットでQ3ができています。これからQZSS-3のGEOが面白そうなので24時間スナップショットを残しておくこととします。

いまやネットではFactDataを残さないと嘘情報と見られますから。大事ですね。

-------------------------
【以上、遅延追加でした】

主軸機になってきている南北両窓Covia Que機でのAndroiTSアプリによる24時間毎時のGNSSレベルプロットの スナップショット・タイルです。

2017/09/01_09h~09/02_08hJST (9/01 0hUT~23hUT):
南窓Que機でのレベルプロット・タイル


2017/09/01_09h~09/02_08hJST (9/01 0hUT~23hUT):
北窓Que機でのレベルプロット・タイル


最近お留守になっていました主軸機になってきている南北両窓Covia Que機のレベルプロット・タイルの比較です。両者とも順調に安定にデータが取得できています。Que機は経緯的に北窓機から測定を開始して、南窓機を追加しました。当時から北窓機の受信レベルが高いことに驚きましたが、こうして比較してみると相変わらず北窓機の方が感度が高いことが分かります。同じQue機でもこの程度の個体差はあり、その差は季節的にも安定したものであることが伺えます。更に長期の計測を継続することにより、個体差の評価ができるものと思います。

夏季の厳しい温度変化を経て、現在までのところではCovia Que機の個体差の安定性自体がZenfone2インテル版よりも落ち着いており、優れている印象です。

8/31-9/01JST:防災の日特別サービス付き:南窓Zenfone2インテル機&Que機の1時間毎スマホGNSSモニタリング

2017年09月01日 | 2017/09スマホQZSモニタリングデータ
QZS-4号打上げ10月10日の予定日まで39日
伊能忠敬没200年命日2018年5月17日まで258日
2018年5月18日 太平洋・島サミットPALM2018まで259日


南窓Zenfone2インテル機&Que機でのAndroiTSアプリによる24時間毎時のGNSSレベルプロットの スナップショット・タイルです。最後に防災の日特別サービスが付いています。

2017/08/31_09h~09/01_08hJST (8/31 0hUT~23hUT):
南窓Zenfone2インテル機でのレベルプロット・タイル


2017/08/31_09h~09/01_08hJST (8/31 0hUT~23hUT):
南窓Que機でのレベルプロット・タイル


そして本日の特別サービスの両者交互タイル!!
2017/08/31_21h~09/01_08hJST (8/31 12hUT~23hUT):
南窓Zenfone2インテル機&Que機交互のタイル。

長いです、比較は面白いです。本当は24時間分をアップロードしたいですが、gooブログが長い図面は画質を劣化させてしまうので、仕方なく半分12時間分が限界でした。

Zenfone2インテル版南窓際機についてはQZS-1が復活してきています。QZS-1のAzEL値が正しいときが大多数です。気温が低くなって良くなったのかどうかは、来週の暑さ復活で評価しましょう。ただまだ若干セロイチのときがあります。QZS-2についてはAzELはゼロイチ状態のままですね。

台湾ASUS社の力量なら日本QZS後続機への対応一番乗りは、十分できるでしょう。一番乗りをすれば日本政府から日本国民多数までの非常に広範な喝采を浴びます。間違いないです。

日本のスマホGNSSユーザとしてはCovia Que機には是非ともこのまま頑張って欲しいので敢えて褒めながらも注文をお願いします。受信安定性・感度の高さはまずトップレベルでしょう。内閣府WEBサイトに取り上げられた価値はあり、価格パフォーマンスも大変優れています。一番の課題はQZS-2以降の後継衛星の受信実現の期待にどのように応えられるかでしょう。