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南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 06/23 織姫と呉服 太陽赤緯最北 南下西輪BD-I2-S太陽準合から離脱 IGSO/QZS軌道

2019年06月23日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 06/23 当ブログでは、柄にもなく座標系や軌道運動における縦糸と横糸の織りなしにこだわっています。夏至の後、近づいてきた七夕の伝説などを読み返して気付かされたのは、呉服とか呉服店というときの「呉」という文字です。

現在の日本語では和服と呉服は、ほぼ同義語的に使われているようです。この「呉」は三国志の「呉の国」から来ているとのです。織姫伝説をネット検索すると呉の国の織り物技術と織姫伝説が日本の近畿地方に持ち込まれて、古代日本の織姫伝説が生まれてきたようです。

南下してきた西輪のBD-I2-S 早くも太陽準合からも離脱の模様です。赤緯北限付近では現象テンポが速いです。横糸衛星系北上に続き、南下縦糸衛星系が入り混じり、織りなしつつあります。

もし七夕伝説と関連付けて、こうしたBDSS衛星系がこの時期に縦と横との織りなしが起きているとすれば、中国宇宙陣もなかなか味なことをやりますね、と言いたいところです。まさにアジアの叡智というべきでしょう。中島みゆきもビックリというところでしょうか。

BD-I2ーSとBD-I1-Sと西輪IGSO-5の3衛星は西輪南下縦糸をなしています。その先頭のBD-I2-Sの南下が太陽準合から離脱状態になりました。引き続き7月以降、BD-I1-SとIGSO-5の太陽合が連発して生起することになります。この西輪縦糸最後尾のIGSO-5は、東輪IGSO-2とともに次の横糸太陽同期合を構成します。

当方の趣味のお話は置いておいて、アジア上空のQZSS/IGSO軌道運動が、人工天体と太陽との重要エベントとして、太陽を巻き込んだ縦糸と横糸の連続的生起を、楽しんで頂くことができればと思います。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 06/23 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 06/23 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。

中国測位衛星セグメントについては、脱MEO一番乗りを果たした日本の視点からのアジア長期戦略を描くことが非常に重要でしょう。
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