2019 08/20 Chandrayaan2月周回軌道投入成功Press Meet - Briefing by Dr. K Sivan, Chairman, ISRO昨夜にアップロードすべき内容でしたか不覚にもプレビュー状態のままになっていました。失礼しました。インド宇宙機関幹部の月周回軌道投入成功の会見の様子がわかります。2019 08/2......
2020 8/21 Don't GoTo東京新感染258名 北上QZS-1週明けにも太陽合、QZS-4は超ゆっくり南下、四姉妹BDIGSO-4, -1, -7, 3-2先行本年と昨年の8/21の比較については、以下引用記事と比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、日本社会の新型コロナ疫などによる1年間の変化を垣間見ることができます。20......
2021.8.21 本日QZS-1太陽合ピークに入りました.中国北斗IGSO軌道の再編成の予兆が見られます.BDIGSO-2に続きBD3-IGSO-3も幽霊軌道化しつつあります.
あまりにお粗末な東京コロナ疫対応状況のために,このカテゴリーも1年以上東京コロナ疫情勢に引きづられてきました.それだけ宇宙セグメントとしてのQZS/IGSO軌道群が比較的に平穏であったことを意味しているのでしょう.しかし来る冬の北京五輪2022を控えてかどうかはわかりませんが,中国の北斗IGSO軌道再編成が始まっているようであります.日本QZS側も後継衛星が2021年度末までには打上げが始まるようであり,新状況に合わせて,今後はこのカテゴリー本来の内容に文面を戻して行きます.
QZS-1と同様に2010年に打ち上げられたBDIGSO-2は,第1世代BD-IGSOの一つです.アニメGIFを,じっくりとご覧になるとわかりますが,N2YOサーバが決定するBDIGSO-2衛星のマゼンタ色の軌道は.以前から不安定な幽霊線モードに入ってきていました.第1世代BD-IGSOのリタイアについて同じく2010年に打ち上げられたBDIGSO-1には,まだそうした兆候はでていません.
一方,本日からはBD3-IGSO-3の軌道が幽霊線モードにはいってきています.この2つの衛星は下部の太陽合プロット図から分かりますように,ちょうど7月までに太陽合を終えているという関係を持っています.
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2010年打ち上げた日本QZS-1は,BDIGSOより難しい軌道管制の舵取りが困難な長円の8の字軌道にもめげずに,後継のQZS衛星への引き継ぎを目指して,頑張っています.当カテゴリーでは引き続き太陽合追跡に注目して,年周的な傾向を見るかたちで長期的QZS/IGSO軌道情報をフォローをし続ける予定です.
日本QZS-1は太陽合ピーク状態に入りました.続いて9月中旬以降のBD四姉妹(BDIGSO-4,-1,-7,BD3-IGSO-2)の同期太陽合へと続きます.
太陽赤緯射影軌道は,北回帰線の南側にて,赤道を経て,冬至まで南下します.
引き続き日本QZS-1のモニタリングに全集中します.QZS-1は準太陽合状態です.その後は9月中旬のBDIGSO四姉妹(BDIGSO-4,-1,-7,BD3-IGSO-2)のモニタリングに移ります.
この状況をご理解して頂くには、ご自身で以下のN2YOサーバのURLを叩いてご確認されるのが、なにより大切であると思います.なおアンカーとしては、静止精度が高く安定に保持されている日本のBSAT-4A(NORAD ID 42951)を、2019年から使用しています.
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337
N2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.インドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身で個別衛星をマウスオーバーされて、ご確認ください.
上記のN2YOサーバによる本日のアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します.
QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します.
太陽合へ向かっている日本QZS-1とBDIGSO四姉妹(BDIGSO-4,-1,-7,BD3-IGSO-2)の最小離角を緑色円にて示しています.
なお
インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました.昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています.相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません.NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります.インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました.軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です.
この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう.インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません.
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています.太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます.特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう.
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います.
平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました.これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう.日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう.