南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 06/13 赤線ガイド付き6月BD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)太陽合並列 東輪ピーク過ぎか IGSO/QZS軌道

2019年06月13日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 06/13 BD三姉妹編隊(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)の太陽合の北上の舞いは既に東輪ピークは過ぎつつある模様です。利用させて頂いているN2YOサーバのURLは以下のとおりです。
https://www.n2yo.com/?s=40367|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|43286|43539|44204|40938|40549

2019年4月に打ち上がったばかりの中輪BDⅢーIGSO-1(NRAD:44204)の太陽合が、3機編隊の中央かなり東寄りで三姉妹の一機として北上の舞いに加わっています。

この3連衛星編隊列にさらに太陽の地上への射影点を加えることにより、衛星ごとの並列度がより明瞭に見え始めました。

BD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)の各衛星の太陽合同期一致度がどのように変化してゆくのか、3機の合ピーク時期がどのように配置されているかの記録は興味深いです。

本日6/13の太陽合時間帯部分について、三姉妹を赤線でつないだ部分をアニメGIFにしたものを記録します。


太陽が滑るように赤線の上を移動してゆくことが分かります。東輪IGSO-3から西輪IGSO-6へ、太陽は赤い接続線上を太陽を滑らせながら北上してゆきます。中輪機は若干遅れ気味で舞い上がっています。

アジアのQZSS/IGSO軌道運動を、目が離せない華やかでかつ際どい人工天体の重要エベントとして、太陽合とその並行同期の連続的生起をまずは楽しんで頂くことができればと思います。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 06/13 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 06/13 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成期の日本宇宙陣は先駆的な脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。

中国測位衛星セグメントについて、見ないふり知らないふりではなく、脱MEO一番乗りを果たした日本視点からのアジア長期戦略を描くことが重要でしょう。
この記事についてブログを書く
« GPS World WEB誌:2020までに... | トップ | 2019 06/13 u-blox・カナリア... »

アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道」カテゴリの最新記事