2010年の1号機打上げから7年間の長いブランクを経て、やっとQZSS全4宇宙機の軌道配置が完了したようです。下記のスクリーンショットは本日10月18日午前5時JST過ぎに
https://www.n2yo.com/?s=42917|42738|37158|42965
より撮ったものです。

日本列島から豪州へ南に広がる末広がりの8の字がしっかりと構築されたことを祝したいと思います。長年にわたりQZSS計画実現にご尽力されてこられた広範な関係の方々に謝意を表したいと思います。
赤色軌道が7年間孤軍奮闘してきたQZS-1機、橙黄色軌道が本年6月に上がったQZS-2機、本年8月に上がったQZS-3機は赤いハッチマークを付けてインドネシア上空東経127度で静止しています。最後に今月10月10日に上げられたQZS-4機はシアン紫色の軌道で8の字を描いています。
静止衛星QZS-3機部分を拡大したものが以下の図です。

静止点はQZS-1および2とQZS-4機の軌道のちょうど中間になっています。今後もこの位置関係が維持されるのかどうかは分かりませんが、当面はこの拡大図での配置を頭においておく必要があるでしょう。
最新のTLEや軌道要素などは以下のようです。
QZS-1 (MICHIBIKI-1)
1 37158U 10045A 17289.52312354 -.00000171 00000-0 00000+0 0 9995
2 37158 40.9314 157.5676 0748125 270.0375 282.5186 1.00294083 25977
NORAD ID: 37158
Int'l Code: 2010-045A
Perigee: 32,633.5 km
Apogee: 38,941.5 km
Inclination: 40.9 °
Period: 1,435.8 minutes
Semi major axis: 42158 km
RCS: 8.9125 m2 (large)
QZS-2 (MICHIBIKI-2)
1 42738U 17028A 17289.32593921 -.00000241 00000-0 00000-0 0 9991
2 42738 44.5998 287.9280 0737552 271.1644 80.3474 1.00259013 1407
NORAD ID: 42738
Int'l Code: 2017-028A
Perigee: 32,687.2 km
Apogee: 38,907.5 km
Inclination: 44.6 °
Period: 1,436.3 minutes
Semi major axis: 42168 km
RCS: Unknown
QZS-4 (MICHIBIKI-4)
1 42965U 17062A 17289.71035806 -.00000232 00000-0 00000+0 0 9996
2 42965 40.4433 24.6763 0333583 269.3694 124.4095 0.94579728 82
NORAD ID: 42965
Int'l Code: 2017-062A
Perigee: 32,642.0 km
Apogee: 38,940.7 km
Inclination: 40.5 °
Period: 1,436.0 minutes
Semi major axis: 42162 km
RCS: Unknown
QZS-2と-4はまだRCSが不明とのことです。RCSを決めるには時間が必要なのでしょう。
なお上記ご紹介のN2YOサイトはQZS-3のNORAD IDをH2Aロケットと入れ違えるミスがありましたが、今回はなんらかの原因でQZS-4の最終決定時を捉えられなかったようです。
膨大な衛星数を扱っているフリーのサイトですから、こういったミスは時々起こることを想定しておいたほうがよいでしょうね。日本では自前でこうした種類の情報を公開できるサイトはありませんから。
本日未明のQZS-4のN2YOサイトの軌道予測の判断ミスはアニメGIFとして残っていますので、記録しておきましょう。

午前3時40分過ぎに訂正・修正がかかったようです。
米国はおおらかなところと厳しいところが共存した国です。話題書ヒルビリーエレジーを読んで再度わかりました。80年代初頭に米国東海岸に1年間滞在し、3回にわたり、アパラチア山脈を車で越えて、ウエストバージニアのGreenBankでの仕事で泊まった経験があります。ドライブ途中のガソリンスタンドなどの人々から何かわからない強烈なものを感じました。いつも聞かれました「あんたは日本人かい、いいね」と。
当時の記録が残っておれば、そのうちに本ブログでも紹介できるかもしれません。
https://www.n2yo.com/?s=42917|42738|37158|42965
より撮ったものです。

日本列島から豪州へ南に広がる末広がりの8の字がしっかりと構築されたことを祝したいと思います。長年にわたりQZSS計画実現にご尽力されてこられた広範な関係の方々に謝意を表したいと思います。
赤色軌道が7年間孤軍奮闘してきたQZS-1機、橙黄色軌道が本年6月に上がったQZS-2機、本年8月に上がったQZS-3機は赤いハッチマークを付けてインドネシア上空東経127度で静止しています。最後に今月10月10日に上げられたQZS-4機はシアン紫色の軌道で8の字を描いています。
静止衛星QZS-3機部分を拡大したものが以下の図です。

静止点はQZS-1および2とQZS-4機の軌道のちょうど中間になっています。今後もこの位置関係が維持されるのかどうかは分かりませんが、当面はこの拡大図での配置を頭においておく必要があるでしょう。
最新のTLEや軌道要素などは以下のようです。
QZS-1 (MICHIBIKI-1)
1 37158U 10045A 17289.52312354 -.00000171 00000-0 00000+0 0 9995
2 37158 40.9314 157.5676 0748125 270.0375 282.5186 1.00294083 25977
NORAD ID: 37158
Int'l Code: 2010-045A
Perigee: 32,633.5 km
Apogee: 38,941.5 km
Inclination: 40.9 °
Period: 1,435.8 minutes
Semi major axis: 42158 km
RCS: 8.9125 m2 (large)
QZS-2 (MICHIBIKI-2)
1 42738U 17028A 17289.32593921 -.00000241 00000-0 00000-0 0 9991
2 42738 44.5998 287.9280 0737552 271.1644 80.3474 1.00259013 1407
NORAD ID: 42738
Int'l Code: 2017-028A
Perigee: 32,687.2 km
Apogee: 38,907.5 km
Inclination: 44.6 °
Period: 1,436.3 minutes
Semi major axis: 42168 km
RCS: Unknown
QZS-4 (MICHIBIKI-4)
1 42965U 17062A 17289.71035806 -.00000232 00000-0 00000+0 0 9996
2 42965 40.4433 24.6763 0333583 269.3694 124.4095 0.94579728 82
NORAD ID: 42965
Int'l Code: 2017-062A
Perigee: 32,642.0 km
Apogee: 38,940.7 km
Inclination: 40.5 °
Period: 1,436.0 minutes
Semi major axis: 42162 km
RCS: Unknown
QZS-2と-4はまだRCSが不明とのことです。RCSを決めるには時間が必要なのでしょう。
なお上記ご紹介のN2YOサイトはQZS-3のNORAD IDをH2Aロケットと入れ違えるミスがありましたが、今回はなんらかの原因でQZS-4の最終決定時を捉えられなかったようです。
膨大な衛星数を扱っているフリーのサイトですから、こういったミスは時々起こることを想定しておいたほうがよいでしょうね。日本では自前でこうした種類の情報を公開できるサイトはありませんから。
本日未明のQZS-4のN2YOサイトの軌道予測の判断ミスはアニメGIFとして残っていますので、記録しておきましょう。

午前3時40分過ぎに訂正・修正がかかったようです。
米国はおおらかなところと厳しいところが共存した国です。話題書ヒルビリーエレジーを読んで再度わかりました。80年代初頭に米国東海岸に1年間滞在し、3回にわたり、アパラチア山脈を車で越えて、ウエストバージニアのGreenBankでの仕事で泊まった経験があります。ドライブ途中のガソリンスタンドなどの人々から何かわからない強烈なものを感じました。いつも聞かれました「あんたは日本人かい、いいね」と。
当時の記録が残っておれば、そのうちに本ブログでも紹介できるかもしれません。