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2020 10/26 東京新感染102名 次太陽合:印NavIC-1D,-1Bペア?,日本QZS-2? or 中BD3-IGSO-1,IGSO-3,IGSO-6三姉妹?
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2021.10.26 後継みちびきQZS衛星打上げが成功しました.
NORAD衛星番号を確認してから,当ブログはN2YOサーバによる軌道追跡に入る予定です.これまでの例では:
https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/18076d37a9bd2783d3b98a85303c9bd1?fm=entry_awp
遷移軌道→南北対照IGSO遷移軌道→離心8の字軌道への投入,と数日で進行するでしょう.
その後,11月上旬生起予定のインドNavIC-1B,1Dペア同期太陽合と日本QZS-2の太陽合が続きます.引き続き日本の宇宙戦略にとって充実の秋にしたいものです.
2010年に打上げを開始した日本QZS4機体制の貴重な経験の蓄積の上に立って,後継QZS衛星の打上げシリーズに入ります.そして来年度にかけて後継QZS3衛星含めて,7機体制への発展を目指しているとのことです.この後継QZS衛星がスムーズに皆さんのスマホで受信できる(当ブログでは,これを「スマホ脱皮」ないし「脱皮」と呼びます)ことを,内閣府QZSS司令塔には熱く期待しましょう.
日本QZSSは,中国やインドの円軌道IGSOとは異なり,より高度な軌道管制技術を要する,離心楕円の整った8の字軌道を描いて飛翔しています.当カテゴリーでは引き続き太陽合追跡に注目して,年周天文学的に後継みちびき衛星を記録してゆく予定です.また長期的かつ大衆的な立場から,人口が爆発的に増大しているインド・太平洋地域の視点から後継QZS/IGSO軌道のモニタを予定します.
現在のQZS-3GEOがアンドロイドスマホで受信できていないというポカを,後継QZS計画について,特に2機の後継GEOにおいてスマホ受信不可(無脱皮)という国際的な大ポカを繰り返さないように,警告を発し続けたいと考えます.
2022年2月の北京冬季五輪時期において後継初の新QZS衛星が,2周波GNSS受信対応スマホでキチンとDual受信できる(当ブログでは,これを「脱皮」と呼びます)ところまでを期待しましょう.後継2機のGEOが脱皮できないとなると,寿命が近いとされるQZS-1を除くと,スマホでは3機のQZS軌道型衛星しか今後も受信できないこととなってしまいます.QZS-GEO3機の脱皮はないということになるでしょう.
内閣府QZSS司令塔に対しては,大衆的な納税者の大きな批判・不満が巻き起こることになるでしょう.
月面探査を狙っているわが国の積極宇宙戦略からみましても,後継QZS計画は鎖国型の狭い・特殊分野限定のステークホルダー達に奉仕するものであってはなりません.
国際的にはアンドロイド型がスマホシェアの8割を占める主流となっています.一方のiPhoneはもっとひどくて,QZS/GNSSの受信確認ができるスカイプロットなどの表示機能自体をアプリを許可していません.すると全スマホにおいてQZS/GEO受信が無視・拒否されるという事態が充分に想定できます.これはわが国の宇宙戦略において国益を大きく損ねることとなります.こうした一般納税者に対する愚・失策を後継QZS衛星系が繰り返さないことを求めてゆく必要があります.
太陽赤緯射影軌道は,9/23秋分の赤道上空を経て,さらに冬至まで南下しています.
現況をご理解して頂くには、ご自身で以下のN2YOサーバのURLを叩いてご確認されるのが、なにより大切であると思います.なおアンカーとしては、静止精度が高く安定に保持されている日本のBSAT-4A(NORAD ID 42951)を、2019年から使用しています.
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337
N2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.インドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身で個別衛星をマウスオーバーされて、ご確認ください.
上記のN2YOサーバによる本日のアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します.
QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します.
なお
インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました.昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています.相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません.NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります.インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました.軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です.
この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう.インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません.
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています.太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます.特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう.
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います.
平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました.これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう.日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう.