南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2020 8/15 Don't GoTo東京新感染385名 NavIC西輪1I太陽合ピークアウト⇒QZS-1北上太陽合へ

2020年08月15日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
本年と昨年の8/15のアニメGIFの比較については、以下引用記事内のアニメGIFと比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、日本社会の新型コロナ疫などによる1年間の変化を垣間見ることができます。
2019 08/15 台風10号で大荒れのお盆 印NavIC西輪1I→日QZS-1太陽合バトンリレー

2019 08/15 台風10号広島上陸という大荒れのお盆となりました。インドNavIC西輪1I衛星は太陽合ピークアウトしています。日本QZS-1が次の太陽合対象で9月初頭に......

2020 8/15 NavIC西輪1Iの太陽合はピーアウトクしました。


このNavIC大湾曲期間は、太陽の赤緯が北緯側だったためもあり、南緯側での東西NavIC大湾曲非同期太陽合の全貌を捉えることができています。今週のNavIC西輪1Iの準太陽合の後に続くように、日本QZS-1の北上による太陽合への過程が始まっています。


以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 8/15 QZS/IGSO軌道の3.5倍縦アニメGIFを記録します。


2020 8/15 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。


新型コロナ疫対応での東アジア各国の科学技術力は、欧米に対して、より先進的になってきています。本ブログが扱ってきているアジアQZSS/IGSO技術を、現在の新型コロナ疫における「検査・追跡・隔離」基盤で存分に活かすためには、アジアの科学技術力は国際社会に対してより誠実かつ透明であるべきといえるでしょう。このために特にわが国とQZSS測位衛星の果たすべき役割は重要でしょう。

衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアのポストGlonassの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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