人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

バイトの後輩に作業をレクチャーする元ニート【ニート後遺症、闘病中】

2016年04月07日 | 脱ニート者の日常
バイトの後輩に作業を教えているんです。

それ自体はとにかく楽しい。
カリキュラム、なんて大層なものじゃないまでも極力ムダのないように早く全般的な作業を覚えられるような段取りを考え、また、全部を教えるだけではなくその作業をしっかりと身につけるにはどうしたらいいかを考え、実行する。うっかりワードで作業習得進行表を作ってしまいそうになりました。

といっても単純労働なのでそれほどのことはないんですが。

作業全てを教えることは比較的簡単で、言ってしまえば一緒にやればいいんですよね。それが実になる、身につくかどうかとなると、同じ作業を反復でやってもらうことになる。そこは少し頭を使わないといけない。同じ作業を反復でとはいっても店内には同じ場所担当は二人だけなので、何かあればイレギュラーな作業をしなくてはいけない、とかね。

作業そのものもですが、知識・センスもできる限り教えたいんですよね。店内のどこに何があるかは当然、店内の様々な場所・備品等の呼称、カートの整理、商品扱い、お客対応等。当たり前じゃんそんなの、と思われるかもですが、俺、実はこれほとんど教わらなかったんです。つい先月まで店頭の催事場エリアの呼称、知らなかったりしました。他にも、店内でのカート・ワゴンの扱いのセンス的なものね。お客の邪魔にならないよう、それでいて自分の仕事がはかどるような扱い方。そういう部分。

そんなことを考えプログラムして実際にお教えする作業、本当に楽しい。

ただ相手は人間、楽しいだけでは済みませんよね。
本人には一切悪気もないしやる気があるからこそなのが分かっているだけに困ってしまうことも多々でてきています。一番は、悪くいうと、言い訳。良く言うと、説明癖。それはやめた方がいいですよ、という指摘をすると「それはわかっているんだけど、この作業をするために一時的にこうしています」というようなことを、よく言うんですね。典型的なアレです。体育会系的なノリだと「口応えするな」の一喝で十分な気もしますが、それもしんどいので、なぜその「一時的」が「一時的」でもダメかを説明します。その場は正常化しますが、他の場所で他の作業で他の形で、また同じことが起こります。自分なりのやり方を模索するのは大事ですが、やるべきじゃないことを考える・指摘されたら改善する・他の作業にもそれを当てはめる、があってこそ、よい自分なりのやり方へと到達できる、と俺は考えます。


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