「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害」の対策を検討実施した。
アナログ電話線を使う事が無いので、NTTとの分岐点で接続を切り離すことにした。
分岐点は、「保安器の宅内配線側」との事なので、接続線を外した。
SPD#1(6PT)/SPD#2(6P)は、共にサージ防護器なので宅内へのサージ電圧は防御されていたはず。避雷ルートが電話線で無かったのかもしれない。
外した2対の線は、4芯とも結合してNTT電話線と一緒に配線されているGNDに接続した。宅内側の電話線が接地された状態とし、接地線として(若干線材が細いが)暫定的に使うことにした。
電話線がSPD経由で宅内へ配線されていたとすると同一ケーブル内の線間容量によるサージ電圧誘導の可能性が低くなる。
被害にあった電話ポートに接続された電話機は、UPSに接続されていない。停電時は、親機だけPR-600MIから電話線経由の給電で、最低限の機能が利用できる(赤丸の電話機がUPS無し)。
他の電話機は、ネットワーク・スイッチを含めAPCのUPSに接続されている。
APCのUPS SMT-500Jは、入力側にサージ電圧防御回路が装備されているが接地線接続が出来ていない。暫定的に「接地した電話線」で接地し、より強固な接地線の設置を検討する事とした。
UPS未接続の電話機は、ひかり電話ホームゲートウェイPR-S300SE導入時に配布された「サンダーカット<A2>」を使い、電話機の電源、電話線間に挿入する事とする。
「サンダーカット<A2>」の内部回路を調べてみた
Z1-Z3: Varistor (ZNR V14471U) 470V / TF1-TF2: 温度フューズ L4F(127℃) / ARR1-ARR5: サージアレスタ
「サンダーカット<A2>」の100V入出力部は、「Live」「Neutral」の区別が無い。ラベルと識別用突起形状のある2芯平行線が使われている。通常家庭のACコンセントは、左側がNeutral(長い方)で右側がLive(短い方)なので、A-2のプラグを線が下側になるように接続し、本体のAC線が下側に配置した時、左側がNeutralで右側がLiveになる。本体表面のロゴや文字は逆さまになる。
説明書によるとホームゲートウェイからの電話線を「IN」に接続、電話機の電話線を「OUT」に接続となっているが、回路図上「IN」「OUT」の区別は無い。
2023年9月27日追記:
「雷過電圧に対する通信機器の保護ガイドライン」
メモし忘れたため追記。非常に参考になった。
「欧米諸国は共通接地形態を採用しており」←確かにコンセントジャックは、全て3PでGNDの処理が容易だ。
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害」
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(対策)」
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析)」
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析2)」
アナログ電話線を使う事が無いので、NTTとの分岐点で接続を切り離すことにした。
分岐点は、「保安器の宅内配線側」との事なので、接続線を外した。
SPD#1(6PT)/SPD#2(6P)は、共にサージ防護器なので宅内へのサージ電圧は防御されていたはず。避雷ルートが電話線で無かったのかもしれない。
外した2対の線は、4芯とも結合してNTT電話線と一緒に配線されているGNDに接続した。宅内側の電話線が接地された状態とし、接地線として(若干線材が細いが)暫定的に使うことにした。
電話線がSPD経由で宅内へ配線されていたとすると同一ケーブル内の線間容量によるサージ電圧誘導の可能性が低くなる。
被害にあった電話ポートに接続された電話機は、UPSに接続されていない。停電時は、親機だけPR-600MIから電話線経由の給電で、最低限の機能が利用できる(赤丸の電話機がUPS無し)。
他の電話機は、ネットワーク・スイッチを含めAPCのUPSに接続されている。
APCのUPS SMT-500Jは、入力側にサージ電圧防御回路が装備されているが接地線接続が出来ていない。暫定的に「接地した電話線」で接地し、より強固な接地線の設置を検討する事とした。
UPS未接続の電話機は、ひかり電話ホームゲートウェイPR-S300SE導入時に配布された「サンダーカット<A2>」を使い、電話機の電源、電話線間に挿入する事とする。
「サンダーカット<A2>」の内部回路を調べてみた
Z1-Z3: Varistor (ZNR V14471U) 470V / TF1-TF2: 温度フューズ L4F(127℃) / ARR1-ARR5: サージアレスタ
「サンダーカット<A2>」の100V入出力部は、「Live」「Neutral」の区別が無い。ラベルと識別用突起形状のある2芯平行線が使われている。通常家庭のACコンセントは、左側がNeutral(長い方)で右側がLive(短い方)なので、A-2のプラグを線が下側になるように接続し、本体のAC線が下側に配置した時、左側がNeutralで右側がLiveになる。本体表面のロゴや文字は逆さまになる。
説明書によるとホームゲートウェイからの電話線を「IN」に接続、電話機の電話線を「OUT」に接続となっているが、回路図上「IN」「OUT」の区別は無い。
2023年9月27日追記:
「雷過電圧に対する通信機器の保護ガイドライン」
メモし忘れたため追記。非常に参考になった。
「欧米諸国は共通接地形態を採用しており」←確かにコンセントジャックは、全て3PでGNDの処理が容易だ。
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害」
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(対策)」
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析)」
「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析2)」
「接地線」重要ですね。接地抵抗を低く維持するのも大変そうです。
そもそも当家では、炊事場、洗面所、トイレにしか接地端子が施工されていません。
新築する時は、接地線入Fケーブルで配線し、配電盤から接地したいです。
また接地側からの落雷(地対空の放電や近傍への落雷からの逆流)もあるので完全防御は無理です。