楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

階段 完成

2010-12-23 00:27:49 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

前回の「階段段板」で加工した 段板のご紹介をしましたが
その段板が今日、引渡し間近の鎌倉材木座M邸で養生が取れたので
紹介いたします。



上段からの写真です。

段板は、地松で側板は、檜です。

上段の一部に、生き節がありますが ほぼ節のない上品な階段に仕上がりました。




今度は下段からの写真です。

蹴込み板は、目の詰まった杉の柾目(赤です)
M邸は、各所に銘木を使い仕上られています。


楽居では、階段も無垢板で仕上てありますが
家のコンセプトにあわせ、納め方も使う材料も様々です。



前回のブログ 階段段板

薪ストーブ 火入れ

2010-12-17 23:49:21 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

先日、東京都北区N邸へ

東京都北区N邸は、今年の夏にお引渡しをむかえたので
薪ストーブは、今まで使えないままでしたが

薪ストーブの使い方のご説明と一緒に
実際にストーブに火を入れました。



薪ストーブは初めて火を入れたときに、新品なので
塗料が焼けます、そのため薪ストーブの本体から

塗料が焼けた煙が出てきます。(においも)

火をつける前に、塗料が焼けることをご説明はしましたが
やはり実際のその様子と、煙のにおいに驚かれていました。

薪ストーブをつけながら窓を開け、換気をしました。

塗料の焼ける煙も、2時間ほどで落ち着き
写真のように、調子良く燃えていました。

都内にいながら、木の家に暮らし
薪ストーブライフができ、素敵なN邸です。


薪小屋

2010-12-17 23:38:18 | おうち
こんにちは、楽居の三浦です。

先日 みらいの家に伺う機会があり
ワークショップでつくった薪小屋に
早速、薪がドッサリ積まれていました。




大きさや、種類別に積まれていたので
とても使いやすそうでした。

この後、この薪小屋は屋根を母屋と同じように
緑化屋根にする予定なので、

薪小屋の屋根に草が生え、裏山の、緑となじむのが
楽しみです。

まだ土はのっていないですが・・・。



階段 段板

2010-12-17 23:21:54 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

鎌倉材木座M邸も、年内お引渡しということで
工事も終盤をむかえています。

これは先日、階段の段板を加工したときのものです。



今回は、地松の一枚板を使用しました。

まず、ストックしてある地松の板を選び・・・



自動鉋で厚さを決めます。
M邸は、数奇屋造りのため段板の厚さも控えめに
一寸二分五厘としました。



最後に、鉋で仕上げ 段板の下ごしらえは完了です。

後は、現場で大工木村が取り付けて、出来上がりです。
完成写真は、後日アップします お楽しみに。

丸柱

2010-11-14 22:08:03 | おうち

こんにちは 楽居の三浦です。



やっと頑固堂に、みらいの家のパーゴラの柱に使う
杉の丸太達が、届きました。


高圧洗浄機で皮をむき
ごらんの通りピカピカです。

けして、銘木といわれるものではなく
天竜の山の杉ですが、みらいの家の
正面にくるパーゴラを支える5本の柱です。

これはこれで けして品があるとは言えませんが
素朴で、見た目がなんとなくやわらかく優しい感じを受けます。

明日から、新堂君が頑固堂で加工に入る予定です。


思うこと

2010-11-14 21:37:24 | おうち

こんにちは 楽居の三浦です。

先週のことですが、現場から新堂君が帰ってきて
来年から、始まる鎌倉T邸の構造の話し合いをしていました。



図面と、構造模型を確認しながら新堂君とななみがなにやら相談中。


建築的知識や、実際の納まりなどの知識も大切ですが
洋服やライフスタイルのセンスも身につけ
建築的センスを日々磨いて、雑学も増やし



感動できる 家づくり。



私が常に思っていることは、建築だけのセンスを磨くのではなく
施主の立場になり、オールマイティーに理解できる
センスが大事だと思っています。

私自身もまだまだですが、楽居のメンバーみんなで
成長していければと思っています。





ウッドデッキ

2010-10-28 22:58:46 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

今日は朝から台風14号の影響か、朝から雨模様
鎌倉の現場・逗子の現場・により台風も来るというわけなので
何をするわけでもないですが、心配なので見に行ってきました。

各職方さんのお気遣いで、対策も万全だったので、安心しました。
感謝・感謝です。

さて今日の現場は、三浦市みらいの家で。

2階パーゴラ・ウッドデッキが完成し、
次は、1階屋根つきデッキに取り掛かりました。



材料は全て、頑居堂で加工してきたため、現場ではサクサクッと
進めたいところでしたが


今日は、寒いし・雨は降るは・風は強いはでとても施工のしづらい
一日でした。 

雨対策としてブルーシートをかけていましたが
次第に風が強くなり 大変なことになりました。

刃物(鑿・鉋・鋸)は濡れ、玄翁もずぶ濡れでした。

ですが、みらいの家には 薪ストーブがあり
今日は寒かったこともあり、ストーブに火が入っていたため
作業を終えた後、新堂君と二人で、ご覧の通り

極楽気分になりました。







現地打ち合わせ

2010-10-24 23:21:18 | おうち
こんばんは 楽居の三浦です。

寒くなりましたね、世間では風邪が流行っているようです。
ですが、楽居では今のところ風邪をひいたのは 西澤だけです・・・・

みんな丈夫で何よりです。


さて、今日は逗子市N邸の記念すべき
第一回目の現地打ち合わせです。



現在の 逗子N邸の現地の様子はこんな状態です。
根切を終え一段落して、今週からは水道屋さんが先行配管をする予定です。

真ん中の土が残っている部分はなんでしょう?



この真ん中の土は、実は中庭になる部分です。
N様はこの状態の土地を見て

「狭いな~~」

とおっしゃっていましたが 家を建てるとき
皆さん、基礎の段階のときに そう感じるそうです。
実際 柱が立ち、屋根がつくと 大きく感じるそうです。

今回N邸は、地体力が十分取れなかったため
コロンブス工法となります。

一般的には、地盤が悪い場合には

地盤改良をしたり、杭を打ったりして不動沈下を防ぐのですが
楽居でお勧めしている工法は、コロンブス工法をお勧めしています。

簡単に説明いたしますと
土をジオフォーム(硬質スチロール)に置き換える工法です。
土の重さを取り除き、軽いジオフォームに置き換えるので
杭工法とは全く逆の工法です。

コロンブス工法のメリットとして、不動沈下を防ぐことはもちろんですが
建物の重さが、直接地盤にかからないため
地面からの力 

つまり、地震の影響をモロに受けないのです。

このコロンブス工法の考え方は
日本の伝統工法の(力を逃がす)考え方と非常に似ています。

小庇(こびさし)

2010-10-20 21:36:56 | おうち
こんにちは楽居の三浦です。

今日も、三浦のみらいの家で新堂君と二人で作業です。
2階のパーゴラの写真はありませんが、今日完成しました。

そして草屋根にのぼり 連窓に「小庇」を取り付けます。
材料は、檜材で仕上ました。



こんな感じで、小庇の骨組みだけを取り付けることができました。
この上には、透明のアクリルの板を取り付けて 完成です。






今年の夏の猛暑で、屋根の芝生が少し ダメージを受けましたが
徐々に根付いてきたように思います。
来年の春には、きっと 青々とした草屋根になっていることでしょう。
今から 楽しみです。

煙突掃除

2010-10-18 22:27:55 | おうち
こんにちは楽居の三浦です

先日の土曜日に鎌倉大町N邸の煙突掃除のレクチャーに行ってきました。

鎌倉大町N邸はロフトから屋根に上がることができ、屋根の勾配もゆるいので
ご自身で煙突の掃除ができるようになっています。

これから長い間お付き合いをしていく大切なストーブの
煙突掃除の進め方をお伝えしました。




まずは、ストーブ本体から煙突を外し 灰が落ちないようにビニール袋を巻きつけ
外れないように、テープでしっかり固定します。





次に、屋根に出て煙突のトップを外します。

煙突のトップを外したらいよいよ煙突の内部を掃除するわけですが
肝心なブラシの写真がありません(自分がやっていたので写真を撮ることを忘れていました。)

さあ  どれだけ掃除できたでしょうか?




ビニール袋の中に入っているのは、ワンシーズン分の煙突にこびりついた
汚れ(灰)です。

また、今年も寒い季節がやってきます。
今シーズンも、元気に鎌倉大町N邸を暖めてください。