心理士の子ども発達支援

発達や療育、教材の紹介

数字パズルで落ち着いて集中

2017-02-22 18:17:18 | 発達:目と手の協応

着席が出来るようになったものの

課題となると、まだまだ動きが多くて速いお子さんがいます。

少しでもゆっくりな動作を導きたい・・・

穴落としやペグ差し、型はめなどなど、どれもゆっくりは難しい・・・

ピース等を1つずつ渡していることはもちろんですが、

もらった瞬間、手元をチラッと一瞬見てねじ込みながら

視線は、こちらの次のピース等を見ています。

目と手が連携しておらず、指先を上手に使うことが難しく、

ピース等もわしづかみにすることも多いです。

難しい課題を選ぶわけにもいかず、このようなお子さんは、

どうすれば、ゆっくり落ち着いて出来るようになるのでしょうか?

見なくては出来ないことならゆっくりになるのでしょうか?




↑木製の数字パズル

わしづかみになるお子さんも、数字ピースは上からつまんでいます。

ピースは1つずつ支援者の手のひらの上に乗せて差し出しますが

ピースの形や素材などが、つままざるを得ない状況を作るのでしょうか?

型(土台)の数字と数字の間隔が狭いせいか、場所と形を見て、

少しですがゆっくり入れることが出来ます。

ゆっくり落ち着いて、指先を使う、しっかり見るという

目と手の連携を目標にしたい場合、なかなか良いパズルではないかと思います。

ピッタリくるお子さんもいるのではないでしょうか!

落ち着くことも体が体験することが大切かと思います。


★このパズルは、数字が好きなお子さんにも人気で、

向かい合って座り、上2段を支援者、下2段をお子さんとして、

支援者と同じ数字を入れるように求めたり、

どちらが早く入れ終わるかを競争するなどして楽しんでいます