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古代ギリシャ展

2011-07-25 22:53:19 | 美術[か]
「THE BODY 大英博物館 古代ギリシャ展」@国立西洋美術館

 「究極の身体、完全なる美」ということで、ブロンズや大理石の彫像が立ち並ぶ展覧会。傑作「円盤投げ」の緊張の一瞬を捉えた躍動感あふれる姿はかっこいい。ギリシャ時代のオリジナルは存在せず、「オリジナルに基づいたコピー」と書いてある。なぁんだ、コピーかぁ。がっかり、コピーが作られたのはローマ時代・・・すげぇじゃんか。もうコピーもクソもない。そんな奴がいくつかいる。ただオリジナルは顔が後方を向いていたらしい。だんだん前向きになっちゃったのね。

 躍動感というと《サテュロスから逃れようとするニンフの像》もいい。ニンフに手のひらで顔面を押さえつけられて歪んでるサテュロスの顔と、ニンフの微笑みが印象深い。《ナックルボーンで遊ぶ二人の少女の像》は楽しそうに遊んでいる少女の姿が写実的に表現された彫像で、2300年も前の姿とは思えない不思議な気分になる。

 古代オリンピックのイメージ映像が流れていた。全裸で短距離競走をする様は、オリンピックというよりモンティパイソンっぽい。

 そんなBODYの美の展覧会にガチャガチャがあった。「円盤投げ」が出たらいいな、アフロディテもいいな、とか思いながら1個買って退散、後で開けてみたら「後期スペドス型女性像」が出てしまった・・・耳かきではないぞ。孫の手でもないんだから。

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