
今日、2012年5月21日午前中に起こる金環日食では、観測のために路上駐車や脇見運転が出る可能性があると警戒を呼びかけています。
また、脇見以外に、停車中の観測で目が幻惑され、事故につながる恐れもあるのだそうです。
悲惨な交通事故が相次いでいますので、くれぐれもお気をつけください。また、裸眼で金環食を見続けると、目を痛めるそうですから、そちらにもご注意を。
ところで、政界の汚職を描いた石川達三原作「金環蝕」をご存じでしょうか。
『金環蝕』(きんかんしょく)は、1966年(昭和41年)に発表された石川達三の日本の小説、およびそれを原作とした山本薩夫監督による1975年(昭和50年)製作・公開の日本の映画。
「時代は高度成長期、総裁選をめぐり巨額の買収が与党内で起こった。その穴埋めの政治献金を得るため、ダム建設の入札が、あるからくりとともに推し進められ た…。政界・財界・官界を舞台にした一大疑獄と、野望と欲に取り憑かれた人々を活写し、政治腐敗、国費の濫費に対する国民の怒りを喚起した問題の長編小説」
金環食、という題が付いているのは、金で目が眩む、とか、真実が背後に隠れている、とかいろんな意味があるんでしょうね。
わたし、中学の頃、映画を見にいって、宇野重吉演じる政界を牛耳る闇の金貸しの迫力に震えがりました。
(三國連太郎と宇野重吉。歯が。。。)
所得倍増計画の池田勇人内閣から、沖縄返還密約事件の佐藤栄作内閣に移行する頃の実際の疑獄事件である九頭竜ダム落札事件と自民党総裁選をモデルに描いた作品なんですが、このころの役者さんって、本当に迫力ありましたなあ。
ほんとに政治家みたいです。
この頃の役者さんに比べると、まるで迫力のない野田民主党政権ですが、政治家の悪さだけは相変わらずで、これから、大飯原発をはじめとする原発再稼動と消費税増税とTPP参加など、悪政の限りを尽くすつもりでいます。
原発利権なんて、この映画で描かれた金権政治そのものです。
自民党政権から民主党政権になっても、延々と続く利益誘導政治をいい加減に断ち切らないといけないですね。
そうでないと、日蝕がいつまでも続くような暗い社会になってしまいます。
子ども達のために明るい政治を。
下のマンガは知ってる人なら知っている「ベルセルク」の蝕。おお、怖い。
よろしかったら、上下ともクリックして頂けると大変嬉しいです!
金環食見ました。曇り空だったのにこちら(堺市)では東の空だけ晴れ間が見え、ほぼ始終見ることができました。
日食グラスでははっきりと確認できるのに、少々暗くはなっても闇にはならないので、知らされなかったら見過ごすかも?と思いました。政治の闇も同じかなあ(笑)と、この記事を読んで思いました。
「何時暗くなるの?」
と尋ねたら、
「もう終わりました」
と言われました・・・・・・
そんな私に政界の闇は追及できるのか(完)