アホか!と舌打ちしたくなります。
こんなん、本人も知らないうちに代理人弁護士が勝手に相手と交渉を進めて、和解を成立させてしまったみたいなもので、和解は無効だし、弁護士は解任のうえ、懲戒請求を食らいます。
日本と韓国両政府の慰安婦問題での合意を受け、韓国外務省の林聖男第1次官と趙兌烈第2次官は2015年12月29日、元「慰安婦」の女性らの支援施設2カ所をそれぞれ訪問しました。
両次官らは元慰安婦の方々と面談し、合意内容について理解を求めようとしたのですが、けんもほろろの対応を受けています。
その様子は、末尾のNHKとTBSの動画をぜひご覧ください。
林氏はソウル市の元慰安婦支援団体、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)を訪問しましたが、
「あんた誰よ。何様なの」
「あなた誰よ! 何する人? 解決する人? 解決したと言いに来たわけ?」
「何が外務省だ! 所属はどこ? 日本の外務省か」
「私たちにひと言も相談がなかった」
「会談より前に被害者に会うべきでしょう。年寄りで分からないと思って無視するの?」
とやっつけられました。
林第一次官が
「(合意内容などを)あらかじめお伝えできず恐縮です」
が謝ったのですが、確かに、外交交渉の内容をあらかじめ当事者に詳らかに伝えておくことはできないものの、事前にお話に行き、要望を聞いとくくらいの手順も尽くさなかったことが明らかで、こんな交渉人=ネゴシエーター、まるでダメダメです。
ちゅうか、そもそも、元「慰安婦」の方の代理人であるとか、これらの女性らのために動いているという意識が希薄で、国が決めたら国民は従えという国家主義、権威主義がひど過ぎるんですよ。
韓国の言論の自由弾圧が酷すぎる。デモ隊に放水、国定教科書、「慰安婦」本の著者起訴、産経新聞記者裁判。
元「慰安婦」の金福童さん(89)が落ち着いた口調ではあったものの
「安倍晋三首相が直接『法的に間違っていた』と正式謝罪したわけでない」
「まだ妥結などしていない。日本の安倍(晋三首相)が(直接)『悪かった、許してほしい』と謝罪すべきだ」
と主張したのは当然です。
「慰安婦問題」は、元「慰安婦」の方々も韓国の市民運動も納得しない→反日運動が続く→日本の市民は韓国が最終的・不可逆的合意に反したと怒る→双方が反感を募らせる、という最悪のパターンになりそうな気がしてきました。
元「従軍慰安婦」=戦時性奴隷の「私が証拠だ」は法律の世界では当然 金福童さんが特派員協会で会見
追記
日本共産党の機関紙しんぶん赤旗に、志位委員長の談話が載っているのですが、かなり物足りないです。
一、日韓外相会談で、日本政府は、日本軍「慰安婦」問題について、「当時の軍の関与」を認め、「責任を痛感している」と表明した。
また、安倍首相は、「心からおわびと反省の気持ちを表明する」とした。
そのうえで、日本政府が予算を出し、韓国政府と協力して「全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しのための事業」を行うことを発表した。
これらは、問題解決に向けての前進と評価できる。
一、今回の日韓両国政府の合意とそれにもとづく措置が、元「慰安婦」の方々の人間としての名誉と尊厳を回復し、問題の全面的解決につながることを願う。
私もある意味前進だとは思いますが、志位談話は今回の日韓政府の強引な合意が、対中国包囲網を完成させようというアメリカの強い指導によるるものであることや、今回の岸田外相による声明が、日本軍の行為の強制性や直接性に触れておらず、河野談話よりむしろ後退していることになんら触れていません。
なにより、「元「慰安婦」の方々の人間としての名誉と尊厳を回復」というのですが、元「慰安婦」の方々の意向がまるっきり無視されたまま交渉が妥結した、国家主義的な「解決」をどう考えるのかがわかりません。
「池内さおり議員イスラム国ツイート削除事件」、「天皇おことば国会開会式出席問題」と言い、かなり冷めますね、共産党。
まったく、まったく元「慰安婦」の方々に何の相談もなかったとは、そりゃあかんでしょう。
お気持ちを逆なでしてしまうのは当然で、無茶苦茶です。
おためごかしに、彼女たちのご存命の間の解決をとか言ってるけど、戦後70年の間に何とかしたいというのが本音なのが丸出しで、それは両国政府の勝手な都合!
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元慰安婦の女性たち 合意受け入れられない
また、話し合いのあと、女性たちは報道陣に対して、ソウルの日本大使館前の少女像に関して、国民が共有する象徴だとしたうえで、「手を触れることは許されない」と述べ、撤去を改めて拒否しました。
29日は、ソウル近郊にある、元慰安婦の女性たちが暮らす別の施設にも韓国外務省のチョ・テヨル(趙兌烈)第2次官が訪ねましたが、韓国メディアによりますと、やはり女性たちは「合意は受け入れられない」と反発したということです。
韓国外務省が合意内容を説明、元慰安婦は猛反発
28日に日本と韓国の間で最終合意した慰安婦問題。29日、韓国外務省の次官が元慰安婦に合意内容の説明に行きましたが、激しい反発を受けました。日本の外交官たちは韓国側のこれまでのやり方を「動くゴールポスト」と呼んできました。日本が問題解決を目指して動くと、韓国はゴールを遠くに動かして不十分だと言い出すという批判です。果たして今回は大丈夫なのでしょうか。
「こんにちは」(韓国外務省・イム・ソンナム次官)
「あんた誰よ。何様なの」(元慰安婦)
元慰安婦が共同生活を送る施設を訪れた韓国外務省のイム・ソンナム第1次官。日韓で決着した合意内容について了解を得ようとしますが・・・
「会談より前に被害者に会うべきでしょう。年寄りで分からないと思って無視するの?」(元慰安婦)
「そんなことありません」(イム・ソンナム次官)
イム次官が、半ば強引に元慰安婦の手をとって座らせますが、怒りは収まりません。
「韓国外務省は何てことするんだ!」(元慰安婦)
「心からおわびと反省の気持ちを表明します」(岸田文雄外相〔12月28日〕)
最も力を入れた「安倍総理の謝罪」や「日本政府の責任」といった言葉を引き出した韓国政府。引き換えに、「国内世論の調整」という難しい課題も背負いました。
実は韓国政府は、会談前から露骨な世論対策に乗り出していたのです。会談の数時間前、韓国メディアの論説委員を集め、外交機密であったはずの合意内容を漏らし、政府の「言い分」を説明。さらに、韓国外務省の関係者は会談後、メディアに対しある「お願い」もしていました。
「日韓の先鋭化した立場の違いという現実的な制約があったが、全ての外交資産を動員した努力のたまものと評価してほしい」(韓国外務省関係者)
こうした影響もあるのでしょうか。29日の朝刊で大手紙は、日本側から「責任を痛感しているとの表現を引き出した」と、概ね肯定的な見出しで報じました。しかし・・・
「政府間での合意は認めません。改めて合意し直してください」(元慰安婦)
韓国政府は、当事者の元慰安婦から厳しく外交姿勢を問われる事態となっています。
「(Q.総理からねぎらうような言葉は?)ふふふ・・・はい!『ご苦労さまでした』という言葉はいただきました」(岸田文雄外相)
29日、安倍総理を訪ねた岸田外務大臣の表情は、大役を終えた安堵感からかにこやかでした。今回の合意をめぐり、日本政府が最もこだわったのがこの「言葉」です。
「この問題(慰安婦問題)が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」(韓国・尹炳世外相〔12月28日〕)
「不可逆的」、つまり、慰安婦問題を蒸し返さないという言葉に日本政府の関係者は・・・
「今までは韓国は自分からこのフレーズを言ったことはなかった。でも今回はテレビの前で話して世界が目撃者になったわけだ」(政府関係者A)
「国際社会が目撃した合意を破ることはないだろう」。こう期待する政府関係者に、別の政府関係者は・・・・
「今後、慰安婦の支援団体が騒いでこちらに言われても困る。あとはもう朴槿恵大統領のリーダーシップの問題だよ」(政府関係者B)
あくまで「韓国の国内問題」と突き放します。朴槿恵(パク・クネ)大統領がどこまで指導力を発揮できるのか、日本政府はその手腕を注視しています。
(TBS 2015年12月29日16:34)
2015.12.29 20:16
【「慰安婦」日韓合意】
「あなた誰よ!日本の外務省か!」 元慰安婦、面会の韓国外務省高官を罵倒
【ソウル=名村隆寛】日韓両政府による慰安婦問題の最終解決の合意を受け、韓国政府高官は29日、元慰安婦の女性らと面会し、合意内容への理解を求めた。女性らは事前に説明がなかったなどと強く反発した。
「あなた誰よ! 何する人? 解決する人? 解決したと言いに来たわけ?」
韓国メディアによると、ソウル市内の元慰安婦支援団体、韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)の施設を訪れた韓国外務省の林聖男(イム・ソンナム)第1次官に対し、元慰安婦女性は面会冒頭、こう声を荒らげた。
続けて「何が外務省だ! 所属はどこ? 日本の外務省か」との非難する声も浴びせた。
女性らは「安倍晋三首相が直接『法的に間違っていた』と正式謝罪したわけでない」と批判。林氏は元慰安婦らの生存中の問題解決に最善を尽くしたと理解を求めたが、女性らは取り合わなかった。
一方、同省の趙兌烈(チョ・テヨル)第2次官は同日、ソウル郊外にある元慰安婦の支援施設「ナヌムの家」を訪れ、安倍首相のおわび表明など日本政府の対応を説明。「これ以上の名誉回復は難しい」と伝えたという。
2015.12.29 19:34
【「慰安婦」日韓合意】
元慰安婦「東京の真ん中に像建てる」 安倍首相の直接謝罪要求…韓国次官と面会
【ソウル=名村隆寛】日韓両政府による慰安婦問題の最終解決の合意を受け、韓国政府高官は29日、元慰安婦の女性らと面会し、合意内容への理解を求めた。
韓国外務省の林聖男(イム・ソンナム)第1次官はソウル市内の元慰安婦支援団体、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)を訪問。聯合ニュースなどによると、元慰安婦の女性は林氏に対し「安倍晋三首相が直接『法的に間違っていた』と正式謝罪したわけでない」と批判。日韓合意で、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像の撤去問題が盛り込まれたことにも抗議したという。
林氏は「日本政府が責任を痛感し、安倍首相が『心からおわびと反省の気持ち』を表明し、韓国政府が設立する支援財団に日本の政府予算約10億円が拠出されることで合意した」などと説明し、元慰安婦らの生存中の問題解決に最善を尽くしたと理解を求めた。面会後、元慰安婦らは韓国メディアに対し、慰安婦像を「米国各地に設置した後、必ず東京の真ん中にも建てる」と語ったという。
しんぶん赤旗 2015年12月29日(火)
日本軍「慰安婦」問題 日韓外相会談について
日本共産党 志位和夫委員長の談話
一、日韓外相会談で、日本政府は、日本軍「慰安婦」問題について、「当時の軍の関与」を認め、「責任を痛感している」と表明した。また、安倍首相は、「心からおわびと反省の気持ちを表明する」とした。そのうえで、日本政府が予算を出し、韓国政府と協力して「全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しのための事業」を行うことを発表した。これらは、問題解決に向けての前進と評価できる。
一、今回の日韓両国政府の合意とそれにもとづく措置が、元「慰安婦」の方々の人間としての名誉と尊厳を回復し、問題の全面的解決につながることを願う。
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頭越しの野合、談合で内容が酷いから、当然、激怒している。
>韓国挺身隊問題対策協議会の声明「韓国政府の外交はあまりにも屈辱的である」
日本軍「慰安婦」問題解決のための日韓外相会談合意に対する挺対協の立場
今日、日本軍「慰安婦」問題解決のための日韓外相会談が開催され、その合意案が発表された。日本軍「慰安婦」被害者と国民は、光復70年を数日残して開かれた今回の会談が、正しく速やかな日本軍「慰安婦」問題解決に至るよう切に願ってきた。
今回の会談の発表によると、
1「慰安婦」問題に対し日本政府が責任を痛感、
2 安倍首相の内閣総理大臣としてのお詫びの表明、
3 韓国政府が設立する被害者支援のための財団に日本政府が資金を一括拠出し、その後両国が協力して事業を行うというものだ。
やっと日本政府が責任を痛感したと明らかにはしたが、日本軍「慰安婦」犯罪が日本政
府および軍によって組織的に行われた犯罪だという点を、今回の合意から見出すことは難しい。関与レベルではなく日本政府が犯罪の主体だという事実と、「慰安婦」犯罪の不法性を明白にしなかった。また、安倍首相が日本政府を代表し内閣総理大臣として直に謝罪しなければならないにもかかわらず、「代読お詫び」に留まり、お詫びの対象もあまりにあいまいで「誠意のこもった謝罪」だとは受け入れ難い。
また今回の発表では、日本政府が加害者として日本軍「慰安婦」犯罪に対する責任認定と賠償などの後続措置事業を積極的に履行しなければならないにもかかわらず、財団を設立することでその義務を被害国政府に放り投げて手を引こうという意図が見える。そして、今回の合意は日本内ですべき日本軍「慰安婦」犯罪に対する真相究明と歴史教育などの再発防止措置に対しては全く言及しなかった。
何よりこのあいまいで不完全な合意を得るため韓国政府が交わした約束は衝撃的である。
韓国政府は、日本政府が表明した措置を着実に実施するということを前提に、今回の発表を通じて日本政府とともにこの問題が最終的および不可逆的に解決することを確認し、在韓日本大使館前の平和の碑について公館の安寧/威厳の維持のため解決方法を探り、互いに国際社会で非難/批判を控えるというものだ。小を得るため大を渡してしまった韓国政府の外交は、あまりにも屈辱的である。
日本軍「慰安婦」問題解決のための合意に臨みながら、平和の碑の撤去というあきれた条件を出し、その真意に疑問を抱かせた日本政府の要求を、結局受け入れるだけでは足りず、今後日本軍「慰安婦」問題を口にしないという韓国政府の姿に心底から恥ずかしく失望した。
平和の碑は、いかなる合意の条件や手段にすることができないことは明白である。平和の碑は、被害者と市民社会が1000回を越える水曜日を見守り日本軍「慰安婦」問題解決と平和を叫んできた水曜デモの精神を称えた、生きた歴史の象徴物であり公共の財産である。
このような平和の碑に対し、韓国政府が撤去および移転を云々したり介入することはありえないことだ。また、被害者と市民社会が受け入れることのできない今回の合意で政府が最終解決の確認をすることは、明らかに越権行為であり、光復70年を数日残したこの重要な時期に被害者を再び大きな苦痛に追いやる所業だ。
この間、日本軍「慰安婦」被害者と支援団体、そして国民の要望は、日本政府が日本軍「慰安婦」犯罪に対し国家的で法的な責任を明確に認定し、それに従って責任を履行することで、被害者の名誉と人権を回復し、再び同じ悲劇が再発しないようにせよというものだった。しかし、今日の日韓両国政府が持ち出した合意は、日本軍「慰安婦」問題に対する被害者たちの、そして国民のこのような願いを徹底的に裏切った外交的談合に他ならない。
日本軍「慰安婦」問題は、日韓間の真の友好と平和のため解決せねばならず、被害者が一人でも多く生きているうちに解決すべき優先課題であるが、決して原則と常識を欠いてはならず、時間に追われてかたをつけるような問題ではないことを重ねて強調する。
2014年の第12回日本軍「慰安婦」問題解決のためのアジア連帯会議で各国被害者の思いを込めて採択した日本政府への提言、すなわち日本政府の国家的法的責任履行が必ず実現されるよう、私たちは今後も日本軍「慰安婦」被害者とともに、国内外市民社会とともに正しい問題解決のための努力をより一層傾けていくことを明らかにする。
2015年12月28日
韓国挺身隊問題対策協議会
https://twitter.com/Yonge_Finch/status/681412361731768321
>「ここに座ってないで行こう、金儲けできるよ」
下衆い顔をした安倍そっくりのキーセン観光親父が少女像の肩を抱いてのセリフ。銅像は屈辱と悲しみで震え泣いている
https://www.facebook.com/satoshi.shirai.18/posts/969841106424707
>「最終的、不可逆的解決」を語れるのは、政府ではなく被害者の方々のみです(この論理を否定する立場は、自覚の有無にかかわらず国家主義であると私は思う)。それでは、被害者の方々は、何を基準に「解決とみなせる」と言っているのか。リンク先の声明によれば、「事実の認定、謝罪、賠償、真相究明、歴史教育、追慕事業、責任者処罰」です。今回の政府間「合意」は、後半四つの項目(真相究明、歴史教育、追慕事業、責任者処罰)に関し、何一つ言及がありません。この点で、今回の「合意」は致命的欠陥に冒されていると私は考えます。
ゆえに、残念ながら、日韓関係の棘であり続けてきたこの問題は、長期的にはまたもやさらにこじれることになるでしょう。合意内容によれば、今後の日本政府の義務は、10億円を払えばそれで終わりになります。例えば、教科書検定等を通じて歴史教育を放棄(より正確にいえば「禁圧」である)しても、文句をつけられるいわれはない、ということになった。他方韓国政府側は、「もう二度と蒸し返さない」ことを義務づけられた。特に難問は、ソウルの日本大使館前の慰安婦像の移動・撤去でしょう。支援者らがこれに抵抗すれば、強権的にやらざるを得なくなります。両国政府の負った義務の不均衡は明らかだと思います。
>今回の合意に関してポジティブなことがあるとすれば、次のことでしょう。まず、安倍晋三氏は、「国家の関与は証明されていない」といった類の妄言を二度と口にできないであろう、ということ。このことは、この世の中から不快なことをほんの少しだけ取り除いてくれる。それからもう一つは、今回の「合意」形成の経緯から、「日本の歴史修正主義者が歴史を修正できる範囲は、アメリカが決める」という構図があらためて周知されたことかもしれません。自国の歴史もアメリカ様から与えてもらう「愛国者」! この惨めな現状がさらされたことは、一つの前進かもしれません。
※下痢の妄言はとめられるレベルの話じゃないと思いますが。頭がおかしいだけでなく、矛盾しまくりの「美しい国」に見られるように超ご都合主義者だからね。
後、省略した部分の認識には、偏見と誤認を感じる。日仏会館のシンポでじっくり話をしてパクユハへの質問の時間を潰したのはこの人なんだよね。パクユハを立てた発言は儀礼だと思ったけど、お世辞と受け取って軽く失望した、本気だった臭い。
>「皆さんの尊厳と名誉を回復することが政府の大きな目標だった」と説明し、理解を求めました。
当該の要求と間逆で、合意内容は「尊厳と名誉」を蹂躙してる。
>パク・クネ(朴槿恵)大統領が国民に向けたメッセージを発表し、「大局的な見地に立って今回の合意を理解してほしい」と呼びかけています
レイ様も白井聡さんも指弾する国家主義そのもの。”小の虫”は我慢しろ!!なんだけど、我慢させられてきた”小の虫”のために、国と国民の植民地支配の屈辱からの回復のために、安倍日本政府と交渉してきたという建前でしょ。なんで、僅か10億円のためにOECD加盟国でGDPが13位の経済大国がこんな筋の通らぬことで屈服し「大局的な見地に立って今回の合意を理解してほしい」という話になるのよ?あとで、当該を含めた一般市民がマシになるわけ?つうか、一体「大局的見地」って何なの?
アメリカ様に恫喝されてとか、安倍一派に弱みがあってとかで逆らえませんということなんだろうな。
クネは「父の娘」と評されるけど、ほんとそのまんまだわ。こういうのを「親日派」と韓国では表現するんだな。個人的な利益と都合のために、民族や世間一般の利益を宗主国に売り飛ばしてお零れとして利権を貪る最も恥ずかしい存在。
これまで字面でしか理解していなかった事がどんどん実感的に理解できて本当に幸せ。みんなあべのせー。
というわけで、パクユハ起訴抗議日本知識人声明に私と違って物を知っている研究者がムッとしたのは、彼らが「パクユハ路線での慰安婦問題の最終解決」のために動いていることに気付いていてしかも、それは必ず老い先短いハルモニを再陵辱・侮辱することになると分かっていたから。
だから、レイ様がノー天気に声明を持ち上げ同意してたのを見て驚きました。まあ、ある意味マニアックな世界だから、しょうがないといえばしょうがないのだけど。でも、ハルモニのことを思うなら人権擁護と社会正義の実現のために大江健三郎や小森陽一らを厳しく批判して欲しかった。
レイ様の同窓生の湯浅さんへの期待、庄司薫クンへの期待と同じでエリートへの期待のハードルは高いのです。
彼らの弁護になるだろうと。
あの声明自体は不必要にあの著作を持ち上げているのではないかと思いましたが、あの作品自体が不愉快そうなのでお金を出して読む気もせず買ってませんから、論評できないのです。
しかし、表現の自由をあくまで守るという趣旨で、パクユハ氏起訴は間違っていますし、産経新聞局長の無罪は合っています。この持論は変わりません。
そのこととパクウネ大統領の国家主義の問題とは別じゃないでしょうか。
にしても、以前、レイバーネットをご紹介いただいたり、Lさんには教わるところ大です。
社会党がなくなって寂しいですね。
私も江田五月さんとならカラオケで一緒に歌ったことがあるんですが(笑)。
それが国家主義だと非難されても、やはり現時点でこういう形での決着となるのも仕方ないと思うのです。
民主主義国家においての政治とは相反する立場や意見を調整してより良い妥協点
を探って行くことだと思うのですが、国際政治においても結局同じことではないかと思います。
だから国内政治においても外交においても必ずいろんな立場からの異論や不満が出ることは当たり前なことでありますが、それでも何らかの形で政治解決をしなければ次には進めないことは事実です。
なお、今回の日韓合意によっても安倍氏を始めとする日本会議系の基本方針や思想が変わることは些かも無く、ただの戦術的な妥協をしたに過ぎないと思います。
従って国内的には復古主義にもとずく改憲路線を一層推し進めるのは確かであって「外交と国益の必要からああいう合意をしたけれども本意ではない」というような言い方で安倍支持者を説得すると思われます。
そして今起きている安倍支持者の中の「反乱」もそのうち「鎮定」されるのではないでしょうか。
追記
慰安婦像についてですが、やはり日本大使館の前に存在するということは好ましいことではないと思いますね。
>談話を出した河野氏や村山氏が賛同者に入ってたからなんですよ。
彼らの弁護になるだろうと。
>声明自体は不必要にあの著作を持ち上げているのではないかと思いました
レイ様へ
評判をご存知だったのですね。お気持ち、ご趣旨が理解できました。
>社会党がなくなって寂しいですね。
全くです。亡くなってみて、あの親父結構いいところあったなという感じ。
しかしまあ、トンちゃんもしょうがないですな。せっかく、レイ様が応援したげたのに。
>慰安婦問題合意、与野党が歓迎 村山元首相「首相はよく決断」
https://t.co/TVGQg4g5XT
まあ、今回の内容はノダメと2MBが同意も解散・下野で店晒しになってたものと同じらしい。元が太った安倍の合意だから、話が早かったと。
あ、レイバーネットは結構便利なサイトです。会員でなくても記事や告知の投稿もできます。サイト内記事検索機能が弱いのが難点ですが。
被害者不在の「妥結」は「解決」ではない
12月28日、日韓外相は日本軍「慰安婦」問題について会談し、共同記者会見を開いた。その内容についての評価は、本来、被害者がどう受け止めたかによって判断されるべきであるが、私たちは昨年来、政府に、各国の被害者と支援者が集まった「アジア連帯会議」で採択した、解決のための「日本政府への提言」を提案し、日本軍「慰安婦」問題解決のために取り組んできた団体として、日韓外相会談の結果について以下のようにコメントする。
1, 今回の協議は終始一貫、被害者不在で進められた。それが本日の結果に如実に表れており、「最終的な解決」にするには、被害者にとってあまりにも課題の多いものとなった。とりわけ安全保障政策を重視する米国の圧力のもとで日韓政府が政治的に妥結し、最終的合意としてしまったことは、50年前の日韓基本条約の制定過程を彷彿とさせ、東アジアが現在もなお、米国の支配下にあることを痛感させるできごとであった。
2, 日本政府は、ようやく国家の責任を認めた。安倍政権がこれを認めたことは、四半世紀もの間、屈することなくたたかって来た日本軍「慰安婦」被害者と市民運動が勝ち取った成果である。しかし、責任を認めるには、どのような事実を認定しているのかが重要である。それは即ち「提言」に示した①軍が『慰安所』制度を立案、設置、管理、統制した主体であること、②女性たちが意に反して「慰安婦」にされ、慰安所で強制的な状況におかれたこと、③当時の国際法・国内法に違反した重大な人権侵害であったことを認めなければならないということだ。「軍の関与」を認めるにとどまった今回の発表では、被害者を納得させることはできないであろう。
3, 韓国外相は「平和の碑」(少女像)について、「適切に解決されるよう努力する」と述べた。日本政府が、被害者の気持ちを逆なでする要求を韓国政府に突き付けた結果である。このような勝手な「合意」は、被害者を再び冒涜するものに他ならない。
4,さらに、教育や記憶の継承の措置についてはまったく触れず、国際社会において互いに批判・非難を控えると表明したことは、日韓両国が日本軍「慰安婦」問題を女性の人権問題として捉えていないことの証左であるとともに、被害者の名誉や尊厳の回復に反する発言であり、とうてい認めることはできない。
5, この問題が「最終的かつ不可逆的に解決される」かどうかは、ひとえに今後の日本政府の対応にかかっている。問題が解決されず、蒸し返されてきたのは、被害者が納得できる措置を日本政府がとらず、安倍政権が「河野談話」の見直しを図るなど、政府として歴史の事実を否定する発言を繰り返してきたためであることを認識しなければならない。
6, 日本政府は、被害者不在の政府間の妥結では問題が解決しないことを認識し、以下のような措置をとらなければならない。
1. 総理大臣のお詫びと反省は、外相が代読、あるいは大統領に電話でお詫びするといった形ではなく、被害者が謝罪と受け止めることができる形で、改めて首相自身が公式に表明すること。
2. 日本国の責任や河野談話で認めた事実に反する発言を公人がした場合に、これに断固として反駁し、ヘイトスピーチに対しても断固とした態度をとること。
3. 名誉と尊厳の回復、心の傷を癒やすための事業には、被害者が何よりも求めている日本政府保有資料の全面公開、国内外でのさらなる資料調査、国内外の被害者および関係者へのヒヤリングを含む真相究明、および義務教育課程の教科書への記述を含む学校及び一般での教育を含めること。
4. アジア・太平洋各地の被害者に対しても、国家の責任を認めて同様の措置をとること。
2015年12月29日
日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
それも米国からの強い要請があれば、自身の基盤を防護するためには、国民の要望は、無視されるでしょう。
この認識は、嫌韓とは無縁の客観的認識であり、日本においても、韓国の民主化運動との連携も視野に含めて、正確に認識しておかなければならないでしょう。
私は、昨年に彼の国の政治状況を調べて愕然としました。
風前の灯の韓国民主主義 ちきゅう座 2014年 5月 28日
http://chikyuza.net/archives/44799
恐らく、米国からは、韓国へは、中国との関係遮断も含めて、対安倍政権以上に強力な要請(?)があったのでしょう。