上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
2024年10月27日投開票だった衆議院総選挙。
小選挙区が軸の比例代表並立制を取る衆院選挙としては極めて珍しい結果ですが、どの政党も圧倒的過半数を取れず合従連衡次第で内閣総理大臣を決める首班指名が焦点になるという事態になりました。
さっそくうちが
「どうせやるなら幅を持たせない大胆予測!」
と、公示日に予想した議席数と実際を照らし合わせてみましょう。
自民党 予想247→210 結果191議席(小選挙区132議席、比例代表59議席)
公明党 予想32→30 結果24議席(小選挙区4議席、比例代表20議席)
自民・公明両党は、自民党が191議席、公明党が24議席で合計215議席となり、過半数の233議席を下回りました。
政権与党が過半数を割り込むのは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来となります。
岩盤支持層が岩盤ではなく、高市早苗氏を支持する右派支持者の一部が棄権したこともあり、投票率が下がったのに自民党が負けるという珍現象。
しかし、石破茂氏はダメだが、高市早苗氏でもダメ。自民党はとにかくダメ。
【#誰がなっても自民は悪党】アベ化が進む石破茂首相w 禁断の「悪夢の民主党政権」のレッテル張りで巻き返しを図るも2000万円の裏公認料報道の「赤旗砲」で自滅。自公政権は過半数割れどころか記録的惨敗だ。
うちでは
「自民210、公明30で辛うじて過半数維持」
としたのであんまり当たっていないのですが(笑)、公示日の段階ではどのマスメディアより低めに予測できていたんですけどね。
その後、日本共産党の機関紙しんぶん赤旗による自民党本部から非公認議員の支部への2000万円裏公認料支給という偽装公認が暴かれ、さらに自公は議席を減らした形です。
ですが、今後、自民党から公認されなかった無所属候補が当選した議席の一部については執行部が萩生田氏や西村君など当選者に追加で公認を出す可能性が高いので、200に近くなるでしょう。
公明党は9月の党大会で山口那津男前代表の後任として就任したばかりの石井代表が名前や顔を覚える前に落選、大阪で副代表も落選して執行部がいなくなり、山口前代表がテレビで前に出ているのには笑いましたw
衆院選公示日当日、大阪での自民・小泉進次郎選対委員長、公明・山口那津男前代表、維新・吉村洋文共同代表(大阪府知事)の第1声に突っ込む。結論:自国維公はやはり「地獄逝こう」だった(-_-;)
次に自国維公政権になったら恐ろしい冷酷民民主党と日本一の悪党維新ですが
日本維新の会 予想44→30 結果38議席(小選挙区23議席、比例代表15議席)
国民民主党 予想7→8 結果28議席(小選挙区11議席、比例代表17議席)
とうちの期待と予想より維新は善戦、国民民主党はほぼ現状維持と予想していたのになんとジャスト4倍増でびっくりの結果です。
冷酷は自民と維新からこぼれた票を集めたのでしょうが、まあもともと自民と維新に期待するような有権者なので何を言っても無駄とは言え、政権党に不満があるならどうして第3自民党を選んでしまってまともな政党に投票しないのか、かなり腹が立ちます。
それにしても維新は大阪の小選挙区19選挙区で全勝、比例代表近畿ブロックで7議席なので大阪で26議席と7割を占めており、大阪以外では12議席しか獲れていません。
広島と福岡で議席を取ったようですが、公明党2議席に挑戦した兵庫県でも大阪の隣なのに斎藤知事問題で全敗して議席ゼロですから、日本維新の会と大阪維新の会がほぼ同じ、「日本」と言いながらただの地域政党に成り下がってしまいました(笑)。
こんな冷酷政党が4倍増とか、予想できるか!
【#国民民主党に騙されるな】「社会保障の保険料を下げるため尊厳死の法制化も含めて踏み込む」という玉木雄一郎代表が、自党の元立候補予定者自死に「一般人の自殺をことさら報じる意義があるのか」と言い放つ非情
さきに、トンデモ政党から見ておくと、
陰謀論の参政党 予想1→3 結果3(小選挙区0 比例3)
極右の日本保守党 予想0→2 結果3(小選挙区1 比例2)
というほぼ予想通りの悲しい結果になりました。
前から国会議員がいるにはいた参政党はさほど影響力が変わらないんでしょうが、河村たかし氏が小選挙区で勝ち、誰か知らないけど比例東海と近畿でも議席を取った日本保守党がネトウヨ政党のくせに3議席とは厄介でむかっ腹が断ちます。
溺れろ。
これほどムカつく画像も珍しい。顎外れろ。
百田尚樹・有本香両氏の日本保守党の共同代表に河村たかし名古屋市長。8割以上の署名が偽造だった大村愛知県知事に対するリコール運動の面々がそろい踏みw 結果、重点政策に「名古屋城天守の木造復元」ww
さて最後に、いろいろ複雑な感情にもなる世間で言う立憲野党、うちでは最近「一応」がつきますがまともな野党4党は
立憲民主党 予想98→150 結果148議席(小選挙区104議席、比例代表44議席)
れいわ新選組 予想3→6 結果9議席(比例代表9議席)
日本共産党 予想9→13 結果8議席(小選挙区1議席、比例代表7議席)
社会民主党 予想1→1 結果1議席(小選挙区1議席)
れいわが予想の2倍増を超える3倍増大躍進だった以外はほぼ当てた。。。と言いたいところですが、自公過半数割れの大殊勲者である共産党がまさか議席を減らすとは。
立憲民主党に関してはこれから何度も書くことになるでしょう。
石破氏といろんな意味で区別がつかない野田氏ではなく枝野幸男氏が代表でも同じ結果だったのに。吉田晴美氏が代表なら一発で政権交代しとるわ。
【#立憲民主党は維新と組むな】野党第1党の立憲民主党代表に野田佳彦元首相が就任した今、良心的なリベラル・左派の市民は立憲民主党とどう向き合うべきか。
今回の記事、一番書きたいのは日本共産党がこの乾坤一擲のチャンスになぜ議席を減らしたかです。
私もまだ不思議で分析しきれたわけではないのですが、まず、日本共産党をはたから見ていて一番気になるのは高齢化です。
兵庫県の親しい今年70歳の友人が共産党の地域の役員をされていて、なんか神経痛で大変なんですが
「わしが若手なんや(涙)」
というわけで役員も辞められないどころか、赤旗の配達をまだし続けているという。。。
共産党は党員も赤旗の購読者も年々減り続けていますよね。
日本社会全体が少子高齢化で人手不足はどこも同じですが、日本共産党はそれが極端です。
それは戦争を知っている世代や、その後の戦後民主主義の薫陶を受けたリベラル・左派の人口がやはり減っていることが理由なのでしょうが、国会議員の中心は若々しいけれども、今回朝まで全国の議席速報を見ていたら、落選している日本共産党の候補者の平均年齢がとても高い気がしました。
両端の若手二人が渋い顔なのが象徴的。
【#比例は共産党】自民党裏金問題も、その裏金議員が非公認のはずが「#偽装非公認」で「#裏公認料」を受け取っていることも。暴いたのはしんぶん赤旗。これで共産党の議席が伸びないようなら世の中間違っている。
山添拓さんを筆頭に若くて有能な人材がいくらでもいるように見えて、実は働き盛りの人材も地方では払底しているのが日本共産党の実情ではないかと暗い気持ちになりました。
人がいないとせっかくのスクープ連発の赤旗を配達する人もいなくなるし、選挙のポスターを張る人も足りなくなります。
このままでは共産党も10年もたたないうちに社民党のようになってしまいます。
自己批判という言葉がありますが、今度こそ共産党は根本的にこの退潮現象の原因を探るべきです。
微笑んでいられる事態ではない。
日本共産党の党首公選制騒動。一番の問題は志位和夫委員長と田村智子副委員長が自らの言葉で丁寧に説明しようとせず、「赤旗の論文にすべて書いてある」としか言おうとしない風通しの悪い体質だ。
日本共産党が、党首公選制を主張して本を出し記者会見をした松竹伸幸氏を党に対する敵対行為をしたとして除名処分。こんなに狭量で党員の自由な表現を圧殺する「民主」集中制では市民の支持は得られない。
日本共産党を除名された松竹伸幸氏が党内の機関で一度も意見を表明したことがないまま、いきなり党外に持ち出したのは言語道断で除名に値する。しかし、共産党も適正な手続と丁寧な説明を尽くすべきだった。
さらに、無党派層が必ずしも日本共産党を支持しなかった問題が深刻です。
時事通信が10月27日に実施した衆院選の出口調査によると、「支持する政党はない」と答えた無党派層(全体の30・3%)の比例代表での投票先は、
1 立憲民主党が27.4%
2 自民党16.9%
3 国民民主党14.9%
4 日本維新の会10.6%
5 れいわ新選組8.3%
6 共産党5.5%
7 公明党5.2%
8 参政党3.7%
9 社民党1.7%
の順番でした。
うちでは日本共産党は野田佳彦立憲民主党との選挙協力を原則やめて、比例の議席を狙うべきだ、それで共産党の実力を野田立民に思い知らせてやれと主張していたのですが、むしろ共産党なしでも勝てるわ~~と芳野友子連合会長を喜ばせる結果になってめっちゃ業腹です。
それにしても有権者全体の5%の支持はせめて得てほしいし、それだけのことをしてきた・できてきた共産党なのに、有権者全体の3割でしかない無党派層(今回は小選挙区に共産の候補者がいなかったので立民、比例は一瞬悩んだけど社民に入れたわたくしも含む)のその5%しか獲れていないというのは、これは本当にまずいでしょう。
この事件を思い出すショット。
日本共産党の小池晃書記局長にパワハラで警告処分。地方議員の名前の呼び間違えで、それを正した田村智子政策委員長を逆に𠮟責。謝罪までに8日かかったことも大問題だ。
さて、ご存じ政局もここのkojitakenの日記さんの古寺多見さんはさっそく
『共産が議席を減らした。せっかく赤旗が「裏金議員にも2000万円」の大スクープを放ったのに理不尽だとする支持者が少なくないようだが、同党の党内統治が極度に権威主義(スターリン主義)的であることに大きな問題があり、それが最大の敗因だったのではないか。
私は国政選挙では当該の体質に改善が見られないうちは共産党には投票しなことに決めている(地方選では共産党も投票の選択肢に残しているが)。
共産党の体質変革はもはや待ったなしだ。「負けに不思議の負けなし」なのである。』
と書いておられます。
共産党が松竹伸幸氏や著名で古参の党員を次々と除名した問題は、他の数人についてはよく知らないのですが、松竹氏のやったことは許されない反党行為だと思うので、私は致し方なかったと思っています。
しかし党大会で松竹氏の除名を批判的に取り上げた神奈川県議の大山奈々子議員の演説に対して、最後に全党員の前で徹底的に吊るし上げた田村智子委員長の発言はあれはパワハラ以外の何物でもなく、タムトモさんと慕っていた無党派層の心を共産党から引きはがすのに十分な威力がありました。
日本共産党の新委員長に就任した田村智子氏が神奈川県議団団長の大山奈々子氏を「発言者の姿勢に根本的な問題」と党大会で糾弾。田村氏は自らのパワハラを素直に謝罪して共産党が生まれ変わったことを示すべきだ。
参考記事 kojitakenの日記さんより
第50回衆院選の最終獲得議席は自民191、立民148、維新38、民民28、公明24、新選組9、共産8、保守3、参政3、社民1、無所属12
そもそも田村智子さんが共産党の委員長になったことさえ知らない有権者が多いでしょうから、共産党の除名問題なんかは全く知らない人が大多数。
しかし政治に熱心に関心を持ってきた良心的な無党派市民層が今回は共産党に投票しなかった。
たぶんその多くがれいわ新選組に投票して、だから共産党は議席を減らしたのにれいわは3倍増になったのではないでしょうか。
れいわが悪いとは言いませんが、党全体で反米をこじらせているのは間違いなく、ウクライナ戦争で侵略しているロシア寄りが過ぎてもはや親露派の伊勢崎賢治氏を比例代表東京選挙区の候補者にしてしまっています。
伊勢崎氏なんて、これまたソ連盲従→親露派丸出しの長周新聞に登場したり、ことあるごとに引用しているような人物です。
伊勢崎氏は無事落選。
れいわは沖縄1区の候補者は取り下げ、最低限の良心は示した。
沖縄1区でオール沖縄の赤嶺候補に対抗馬を出したれいわ新選組が「衆院選比例東京ブロック1位にウクライナ戦争で事実上プーチンのロシアを応援する伊勢崎賢治を立ててきた(呆)」kojitakenの日記さんより
長周新聞とは、日本共産党から中国共産党への反党対外盲従・極左として除名された福田正義らが1969年11月に結成した、毛沢東主義でスターリン時代のソ連を支持する日本共産党(左派)なる団体の機関紙。なお同団体は暴力肯定だけでなく教育分野では体罰肯定だそう(-_-;)。
「新しい戦前」に抗う強い野党を 東京外国語大学名誉教授・伊勢崎賢治氏(れいわ新選組公認候補)の演説より https://t.co/d1ip1X8npM
— 伊勢崎賢治 (@isezakikenji) October 19, 2024
伊勢崎賢治氏らウクライナ戦争即時停戦派が呼びかけた署名運動が悲惨。1日200人未満しか賛同者が増えず2週間で3000人未満。伊勢崎氏は自分が作った声明文がダメダメなことを認めて猛省すべきだ。
それに比べて、ウクライナ侵略開始直後に「侵略しているロシアとされているウクライナがどっちもどっち」論はおかしいと当時の志位和夫委員長が警鐘を鳴らした日本共産党は、こと外交・安全保障政策でも非常にまとも。
「脅威」があるからと攻撃する権利を国連憲章は与えていない。 https://t.co/RohW2hMkbn
— 志位和夫 (@shiikazuo) March 28, 2022
「NATOの東方拡大ガー」といまだに言い募る親露派陰謀論者を木っ端みじんにする一言。
ウクライナ戦争「どっちもどっち」論には道理がないとする日本共産党の立場は至当。侵略しているロシアの行為の違法性こそ著しく重大。そこから議論を始めない橋下氏らがロシア擁護派とされるのは当然だ。
それだけではなく、政党交付金制度は思想良心の自由に反するから自分は受け取らないと30年も突っぱねるその清潔さは(れいわはもちろん、社民党でさえ背に腹は代えられず受け取っている)、今の政治とカネの問題で真っ黒な自国維公の中では一服の清涼剤のような存在です。
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
まさに確かな野党と言えば今も昔も日本共産党しかないわけで、松竹氏のように自衛隊を合憲と言え、日米安保条約廃棄の主張はやめろと言うのは言語道断。
まして、共産主義や共産党という看板を下ろせと言う巷の評論家のおためごかしの提言などはこの政党の存在そのものを否定し、いわば死ねというのも同然ですから一顧だにしなくていいのですが、民主集中制は共産党維持のための手段にすぎず、目的ではないのですからこれは手放せるはず。
まず、田村智子委員長が大山議員へのパワハラ発言を謝罪・撤回し、松竹氏ら除名問題について第三者委員会を作って検討するなど徹底的にオープンな議論をして党内の風通しを良くすることから始めてみませんか(除名を撤回せよという意味ではありません)。
2021年の衆院選に続いてまた負けたのに全然反省せず、執行部もいつも責任を取らない、ということではこの支持率ジリ貧の状況から脱するのは無理です。
右側が大山奈々子議員。
党大会での大山議員の発言。
参考記事 kojitakenの日記さんより
共産党、志位和夫が委員長を退任し田村智子を新委員長に就任するも、松竹伸幸し除名を批判した神奈川県議団長に対していきなりパワハラ炸裂(呆)/事実上、志位が田村氏に発砲した「後ろ弾」か
編集後記
【祝!】日本共産党に初の女性党首田村智子委員長誕生!タムトモさんらしく失敗を恐れず頑張って!!そして志位和夫委員長、23年の長きにわたってお疲れさまでした。ありがとうございましたm(__)m
8議席に減った共産党と28議席に増えた国民民主党の議席は本来逆じゃないとですよね。
それを
「有権者がアホやから選挙ができへん」
などとタイガースの江本孟紀投手みたいなことを言っていたら、本当にダメなんです。
徹底的に謙虚に反省。
凄い追い風が吹いてもおかしくないのに逆風だったという今、ピンチがチャンスです、日本共産党!
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
時事通信が27日に実施した衆院選の出口調査によると、無党派層(全体の約3割)の比例代表での投票先は、立憲民主党が27.4%で最多だった。自民党16.9%、国民民主党14.9%と続いた。旧民主党を源流とする立民、国民が4割強の支持を集め、政権批判票の一定の受け皿となった。
「支持する政党はない」と答えた無党派層は全体の30.3%。比例投票先の4位は日本維新の会10.6%。以下、れいわ新選組8.3%、共産党5.5%、公明党5.2%、参政党3.7%、社民党1.7%の順番だった。
自民支持層は全体の26.8%。このうち75.4%が自民に投票したと回答したが、立民に6.3%、公明に5.6%、国民に4.2%、維新に3.1%の票が流れた。
一方、18、19歳の投票先を見ると、自民が28.1%を占め、次いで国民20.3%、立民15.4%、れいわ8.8%などと続いた。
調査は各投票所で投票を済ませた有権者を対象に行い、約4万4000人から回答を得た。
【議席確定】衆院選 自民 公明 過半数割る 立民 国民は大幅増
衆議院選挙は小選挙区と比例代表をあわせた465議席の配分が決まりました。自民・公明両党は、自民党が191議席、公明党が24議席の215議席で、過半数の233議席を下回りました。与党が過半数を割り込むのは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来となります。
ただ、今後、自民党から公認されなかった無所属候補が当選した場合に執行部が追加で公認を出す可能性があります。
一方、立憲民主党は選挙前の98議席から大幅に増やし、148議席でした。
開票状況や各党幹部の談話などを詳しくお伝えしています。
(中略)
【全議席確定】各党の獲得議席 自民・公明は過半数割れ
衆議院選挙は小選挙区と比例代表をあわせた465議席の配分が決まりました。
▽自民党:191議席(小選挙区132議席、比例代表59議席)
▽立憲民主党:148議席(小選挙区104議席、比例代表44議席)
▽日本維新の会:38議席(小選挙区23議席、比例代表15議席)
▽国民民主党:28議席(小選挙区11議席、比例代表17議席)
▽公明党:24議席(小選挙区4議席、比例代表20議席)
▽れいわ新選組:9議席(比例代表9議席)
▽共産党:8議席(小選挙区1議席、比例代表7議席)
▽参政党:3議席(比例代表3議席)
▽日本保守党:3議席(小選挙区1議席、比例代表2議席)
▽社民党:1議席(小選挙区1議席)
▽無所属:小選挙区で12人が当選
この結果、自民・公明両党で215議席で、目標としていた過半数の233議席を下回りました。与党が過半数を下回るのは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来です。また、自民党単独でも選挙前の247議席から50議席以上、減らしました。
自民党の森山幹事長は、党本部で記者団に対し「自民・公明両党で過半数を目標に努力してきたが達成できなかったことは大変申し訳なく思っている」と述べました。その上で、みずからの進退については「大変難しい時期でもあり、できるだけ国政が混乱することなく、補正予算案や来年度予算案の編成に向けて微力を尽くしていきたい」と述べ、辞任しない考えを示しました。
一方、今回の選挙で無所属で立候補し、当選した候補者の追加公認について「すべて結果が出しだい、いろいろと考えていきたい。当選した人の意向も十分聞かせてもらってということになると思う」と述べました。
公明党は8議席減らした上、9月の党大会で山口前代表の後任として就任したばかりの石井代表が落選しました。山口氏は、党本部で記者団に対し「党を立て直し、新しい体制を作っていかざるをえない」と述べました。
一方、野党第1党の立憲民主党は、選挙前の98議席から50議席伸ばし、野田代表は「与党の過半数割れが目標だったので、達成できたことは大きな成果だ」と述べました。また特別国会への対応をめぐり「自公政権の存続を望んでない人たちや、先の臨時国会で、ともに内閣不信任決議案を出した政党とは、あすからでも『誠意ある対話』を始めたい」と述べました。
▽日本維新の会は、6議席減らしました。
▽国民民主党は、選挙前の4倍の議席を確保しました。
▽れいわ新撰組は選挙前の3倍の議席を確保しました。
▽共産党は、2議席減らしました。
▽参政党は、2議席増えました。
▽日本保守党は、初めて議席を確保しました。
石破首相 政権継続へ他党への協力要請する方針
石破総理大臣は、政権を継続するため、政策で一致できる党への協力を要請する方針です。
一方、立憲民主党は議席を大幅に増やし、特別国会で行われる総理大臣指名選挙に向けて、ほかの野党との連携を模索することにしています。
女性議員の当選は73人 現制度で最多に
今回の衆議院選挙で当選した465人のうち、女性は73人で、前回・3年前の衆議院選挙より28人増え、今の制度になってから最も多くなりました。
【政党別】
▽自民党:19人
▽立憲民主党:30人
▽日本維新の会:4人
▽公明党:4人
▽共産党:3人
▽国民民主党:6人
▽れいわ新選組:4人
▽参政党:2人
▽日本保守党:1人
今回の選挙には、今の制度になってから最も多い314人の女性が立候補していました。
与党が過半数を下回る 自民は追加公認の可能性も
今回の選挙で、自民・公明両党は、目標としていた過半数の233議席を下回ることになりました。与党が過半数を割り込むのは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来となります。
ただ、今後、自民党から公認されなかった無所属候補が当選した場合に執行部が追加で公認を出す可能性があります。
国民 比例代表の名簿不足で3議席が他党へ
国民民主党は、比例代表の北関東ブロックで2議席、東海ブロックで3議席をそれぞれ獲得できる票を得ましたが、名簿に登載された複数の候補者が重複立候補した小選挙区で当選し名簿から削除されました。
このため、国民民主党が得るはずだった北関東ブロックの1議席は公明党が、東海ブロックの2議席は立憲民主党と自民党が獲得しました。
- 注目
【不記載議員】落選・落選確実28人 当選・当確18人
今回の衆議院選挙では、政治資金収支報告書に不記載があり、自民党から非公認となるなどして無所属で臨んだり、公認を得ても比例代表への重複立候補が認められなかった候補は、あわせて46人いました。
このうち、東京11区の下村博文氏や、福井2区の高木毅氏のほか、福岡11区の武田良太氏、東京7区の丸川珠代氏、宮城3区の西村明宏氏ら28人が落選や落選確実となっています。
一方、東京24区の萩生田光一氏や、兵庫9区の西村康稔氏のほか、千葉3区の松野博一氏、福井1区の稲田朋美氏、自民党を離党した和歌山2区の世耕弘成氏ら18人が当選または当選確実となっています。
海外メディアも与党の過半数割れ確実を速報
海外メディアもNHKの報道を引用し、相次いで速報で伝えています。
▼ロイター通信は「自民党と公明党の連立政権は過半数割れが確実」と伝えました。
▼中国国営の新華社通信は「自民党と公明党の連立政権は過半数の議席を得られず」と伝えました。
▼韓国の通信社、連合ニュースは「日本の与党の議席が過半数を下回るのは2009年以来初めて」と伝えました。
▼ロイター通信は「最大の勝者は野党第一党の立憲民主党で、議席数を大きく伸ばした。有権者は政治資金のスキャンダルやインフレをめぐり石破総理大臣の自民党に罰を与えた」と伝えました。また「次の政権の枠組みや世界第4位の経済大国の見通しに不透明感が高まっている」とか「日本が経済的な逆風と東アジアでの緊迫した安全保障の状況に直面するなか、政治的な不安定を招く可能性がある」と伝えています。
▼AP通信も「選挙の結果は政治資金のスキャンダルに対する有権者の怒りを反映している」と伝えています。
▼イギリスの公共放送BBCは石破総理大臣の「自民党は有権者から厳しい審判をいただいている」という発言を伝えました。BBCは特派員が開票所から中継を行うなどして伝えていました。
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と規定されていることについて
「立法府である国会の承認が全くなくても、法律を作れてしまう。緊急事態の効力の期間も定められておらず、永久に政権運営ができてしまう」 BY 濱田邦夫元最高裁判事 >
選挙結果、自公とゆ党の維新と国民民主を足しても『改憲の壁』の衆議院の2/3に届かないことが確定しました。
本当良かったですね。
※緊急事態条項導入に失敗すると、今の流れだと『過去の悪行』がすべて表に出て、今の利権層が崩壊するのは避けられなくなると予測します。
※※「正気の人が書いた条文とは思えない」! BY 濱田邦夫元最高裁判事 >
このブログのこちらの記事がググってもちっとも出て来なくなりました。
グーグルに検索エンジンをこの記事が出ないように調整させた…自民党がグーグルにそこまではできないと思いますので、改憲&緊急事態条項導入は『米国軍産勢力』が自民党に押し付けていると推測できますね。
※※※私がよく出入りしている“反自民”ブログの広告に『維新と国民民主』の広告がバンバン出ていました。『自民党がヤバいから、ゆ党に資金導入だ!』と利権勢力が広告にお金をぶち込みまくった成果が『維新の低落歯止め』や『国民民主の大きな伸び』に繋がったのでしょうね。
万が一改憲発議が起きれば、『利権層が改憲キャンペーンに膨大な資金導入で押し切られる』リスクを踏まえておきたいですね。
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/d7e7c627f1388d97a231e032a8b9d547
☆濱田邦夫元最高裁判事が断言。自民党改憲草案の緊急事態条項、「正気の人が書いた条文とは思えない」!
2016年01月22日 エブリワンブログ
◎濱田元最高裁判事は、安倍政権が改憲の最優先項目に掲げる自民党改憲案の緊急事態条項について、
「正気の人が書いた条文とは思えない。」
とまで言い切り、さらに
「新設されてしまえば世界に例を見ない悪法になる」
と徹底的に批判しました。
このコメントを大手ブログのコメント欄でしたところ、『グーグルさんが検索条件の緩和』をしたのか、元通りにしっかり検索できるようになりました。(爆)
検索エンジンが怪しいと思しきときはきっちりと抗議した方がよさそうです。
そんなことってあるんですね〜
Google検索はうちの有数のアクセス元なので、ありがたいです‼️
自民党ネトサポがうちのある記事を狙い撃ちにGoogleに届けて >
ありそうな気はしますが、明確な情報までは持っていないのでこの件に直接はなんとも言い難いのですよね。
ただ、同じグーグルが運営している動画サイトのYou Tubeだとあまりにも『利権勢力に都合の悪い情報』の載った動画は削除されたり、酷い場合は投稿者の『アカウント停止もある?』という未確認情報はありますね。
『政治的なスクープ動画』があっという間に『削除されました』となっているのを目撃したことは何度かあります。
だから、本当に『政治的にヤバイ』動画は『ニコニコ動画』や『Rumble』でアップしろ…と助言される方もおられます。
(※あくまでも伝聞情報ですので、“あり得る”くらいに受け止めておいてください。)
それにしても共産党、民主集中制云々よりも指導部の交代が無さすぎて、(タムトモに変わったけど、印象変わってない)確かに一般的に反共宣伝に耐えられない外見かと思うところです。
政権取れるところまで行かなくても確かなブレーキ役には絶対的に必要な党ですので、彼らがこのまま滅びへの道を辿るってことはブレーキなき日本は再度滅びの道を歩む事になると危惧しているところです。
本当に思ったよりネットの力が強いのと、マスコミが完全に腐っている事がよくわかる今回の選挙だったですね。コジタケンさんの言うように民主集中制が悪だってことよりも、共産党の名前が完全に誤解を招いているような気が一般的かと思います。日本と外国の共産党の違いもあえてマスコミは報道しませんしね。まぁしないわねそりゃ。
2016年の参院選でも601万もあります
以後段階的に減っていき今回は336万ですが、比例票が犠牲になる野党共闘を概ねリセットしても流れは変えられなかったようです
よく言われる「体質」については10年前と今でそんなに違うわけじゃないし、これは支持者や国民のほうが変わっていったと見るのが自然だと思います
思えば2010年代は安倍政権や清和会といった「巨悪」がトランプやプーチンばりの傍若無人を繰り返してた時期で、そのカウンターとしての共産の仕事ぶりは可視化しやすかったでしょう
ところが今回みたいに「巨悪自体が弱体化し自爆を繰り返す」と、カウンターの存在がかえって希薄になるんではないでしょうか
私は共産党員なのですが、地域支部ではなく職域支部に属しておりまして、月1回の支部会議以外の活動はほとんどなく、選挙中も法定ビラさえ回って来なかったので、26日は自主的に候補者の演説日程を調べて仕事の後にプラスター持ちに参加してきました。
すると、司会の人と秘書っぽい人以外は、運動員の方はほぼ高齢者の方でした。70代、80代の方が主力だと思います。
野党共闘が盛り上がっていた頃は、候補者個人を応援する「サポーター」としての若い人の参加もあったのですが、今回は見かけませんでした。
政党だけでなく、様々な社会運動団体も高齢化と後継者不足に悩んでいるのが現状です。
現役世代に余裕がなさすぎ、貴重な余暇の時間に社会運動をすることなど選択肢に上がらないのでしょうか。
気候危機や核兵器廃絶など、若い人の姿が目立つ活動もありますが、絶対数は少ないでしょう。
せめて投票に行くのが当たり前になるといいのですが……
◯最大のトピックは「裏金問題」でしたが、問題はその「政治と金」よりも自民党の危機管理がお粗末極まりないものだったこと。
◯「裏金問題」を曝露したのは赤旗日曜版ですが、有権者はそんな事知りませんよね。
◯自民党から離れた票は政策的に近い立憲や国民に流れたんでしょう。
◯共産党の「体質」については「意識高い系」の人はあれこれ言いますが、多くの人は中国共産党などとイメージが重なるんでししょうね。