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日本時間で2017年3月1日午前、トランプ大統領が就任後初めての議会演説に臨みました。
今回の演説で一番の特徴は、軍事と戦争に関する話が何度も出てきたことです。
安倍総理張りに実名を出しての泣かせる話もありました。
『今日は世界希少・難治性疾患の日だ。難病を克服したミーガン・クロウリーを招いた。ミーガンは生後15カ月でポンペ病という希少難病にかかっていることが分かり、5歳まで生きられないと言われていた。ミーガンの父は娘の命を守るためにあらゆる手を尽くし、治療薬開発の会社を設立した。いまミーガンは20歳でノートルダム大学の2年生だ。ミーガンの話は父の無償の愛を物語る。』
というんですがいかがでしょうか。
しかし、この部分の前後にはそれぞれ
『イスラム教徒やキリスト教徒などあらゆる宗教の男性、女性、子供を殺りくしてきた違法で残虐なネットワーク(過激派組織)「イスラム国」(IS)をせん滅し破壊する計画を策定するよう国防総省に指示した。この悪を地球上から消し去るため、イスラム圏を含む同盟国や友好国と協力する。』
『全ての米国人を守るため、兵士たちが戦争を回避する道具を提供し、戦うとなれば勝利できるようにしなければならない。
私は軍を再建し、防衛支出の凍結を解除し、米史上最大級の防衛支出増加を求める予算を議会に提案する。退役軍人のための支出も増やす。国のために尽くしてきた彼らに、報いなければならない。』
として、大軍拡路線を前面に出しています。
そして、大企業優遇もしっかり打ち出しています。
『国内外で我々の目標を成し遂げるには、米国内に企業を引き留め、ビジネスをしやすくすることで、米国経済のエンジンをかけ直さなければならない。
私の経済チームは歴史的な税制改革で法人税率を引き下げ、企業がどこでも競争力を持ち、繁栄できるようにする。』
これからのアメリカ、いや世界が心配です。
今回の大統領演説は、軍拡と大企業優遇だけは具体性のある演説だったと言えるでしょう。
あと、移民制限。
なんとも恐ろしい人が大統領になったものです。
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議会向けの演説の要旨 上下両院合同会議
毎日新聞2017年3月1日 13時07分(最終更新 3月1日 13時15分)
トランプ米大統領は2月28日午後9時(日本時間1日午前11時)過ぎから、連邦議会の上下両院合同会議で就任後初となる議会向けの演説を行った。演説の要旨は次の通り。
米国人は、真実と自由と正義のたいまつを世代から世代に途切れることなく引き継いできた。
我々が巨額の資金を海外で費やしている間に、自国のインフラはひどくほころびた。我々は、行政府職員のロビー活動を離職後5年間は制限し、外国政府のロビイストになることは生涯禁止することで、政府の腐敗を除く作業に着手した。
移民への規制を強化して、賃金を上昇させ、失業者を支援し、多額の支出を削減し、安全な社会を実現する。
イスラム教徒やキリスト教徒などあらゆる宗教の男性、女性、子供を殺りくしてきた違法で残虐なネットワーク(過激派組織)「イスラム国」(IS)をせん滅し破壊する計画を策定するよう国防総省に指示した。この悪を地球上から消し去るため、イスラム圏を含む同盟国や友好国と協力する。
国内外で我々の目標を成し遂げるには、米国内に企業を引き留め、ビジネスをしやすくすることで、米国経済のエンジンをかけ直さなければならない。
私の経済チームは歴史的な税制改革で法人税率を引き下げ、企業がどこでも競争力を持ち、繁栄できるようにする。中間層を対象に大規模な減税も行う。
私は議会に医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃を求める。選択肢を広げ、利用しやすく、費用を抑えた、よりよい医療保険を国民に提供するためだ。政府が承認した医療保険の購入を全ての米国人に求めることは、米国にとり正しい解決策ではなかった。医療保険を全ての人が利用できるよう費用を引き下げる。オバマケアは崩壊しつつあり、私たちは国民を守るため決然と行動しなければならない。民主、共和両党の議員諸君、崩壊しつつあるオバマケアから米国民を救い出すため協力してほしい。
私の政権は両党の人々とともに、育児をしやすくし、新たな両親が家族のため有給休暇を取れるようにし、女性の健康に投資し、水と大気の浄化を推進し、軍とインフラを再建したい。
国民に対する真の愛情は、共通の立場を見いだし、共通の善を進め、輝かしい未来を約束された米国の子供たちのために協力するように求めている。
今日は世界希少・難治性疾患の日だ。難病を克服したミーガン・クロウリーを招いた。ミーガンは生後15カ月でポンペ病という希少難病にかかっていることが分かり、5歳まで生きられないと言われていた。ミーガンの父は娘の命を守るためにあらゆる手を尽くし、治療薬開発の会社を設立した。いまミーガンは20歳でノートルダム大学の2年生だ。ミーガンの話は父の無償の愛を物語る。
全ての米国人を守るため、兵士たちが戦争を回避する道具を提供し、戦うとなれば勝利できるようにしなければならない。
私は軍を再建し、防衛支出の凍結を解除し、米史上最大級の防衛支出増加を求める予算を議会に提案する。退役軍人のための支出も増やす。国のために尽くしてきた彼らに、報いなければならない。
私たちが国として直面する挑戦は大きいが、国民はより偉大だ。米国のために戦う人以上に偉大で勇敢な者はいない。しかし争いが減ったとき、米国はより豊かになる。我々は過去の過ちから学ばなくてはならない。戦争と破壊が世界中を暴れ回るのを見てきた。人道災害を長期的に解決する唯一の方法は、家を追われた人々を安全に家に戻し再建の長い過程を始めることだ。
米国は喜んで新たな友人を見つけ、提携の利益を共有する地域と新たなパートナーシップを築く。
米国民の夢を解き放つだけで達成できるすばらしさを想像してほしい。我々を常に悩ませてきた病を治療することは、過大な希望ではない。遠い世界に米国が足跡を残すことは、大きすぎる夢ではない。数百万人を福祉への依存から自立させることは、過度の期待とは言えない。
不安から解き放たれた母親たちが住む地域、子どもたちが安心して学べる学校、そして米国人が栄え、成長する仕事の実現は、決して難しいことではない。私たちが全てを得た時、米国はかつてないほど偉大な国になる。小さな思考の時は終わりだ。
ささいな争いは過去のものだ。我々は夢を共有する勇気を持つ必要がある。魂を奮起させる希望を表現する勇気、そして希望と夢を行動に移す自信。米国は恐怖に押しつぶされず、大志を持つことによって力を持つ。
トランプ大統領の議会演説要旨
- 2017/3/1 13:25 日本経済新聞
トランプ米大統領の議会演説の要旨は以下の通り。
今、偉大な米国の歴史の新しい章が始まろうとしている。再び米国を誇りに思う気持ちが全米に広がっている。楽観的な雰囲気が広がり、一見無理そうな挑戦にも取り組む意欲が湧いている。我々は今、「開拓者精神=アメリカン・スピリッツ」の復活を目の当たりにしている。
同盟国は、米国が再び先導役を務める国だと認識するようになる。敵味方にかかわらず、世界中の国々が、米国を強く、誇り高く、自由な国だと感じるようになる。
過去10年間の過ちを繰り返してはいけない。長い間、職と富の海外流出を許し、国内の中間所得者層が縮小してしまった。海外開発に資金提供する一方で、国内の大都市の荒廃には目をつぶってきた。他国の国境を守る一方で、自国の国境警備は甘く、麻薬が流入した。国内のインフラは崩壊寸前にもかかわらず、海外に何兆ドルも投資した。
米国は自国民のことを最優先に考えなくてはいけない。それが米国を偉大な国にする唯一の方法だ。
私が大統領に当選して以降、多数の企業が米国での投資と雇用創出を約束した。株式相場も大幅に上げている。納税者の負担を軽くするため、新型戦闘機を値下げした。軍事や必須部門以外での政府の新規雇用を凍結した。
メキシコ国境の壁建設に近いうちに着手する。犯罪と麻薬の流入を止める。海外からのテロリスト流入も阻止する。現在、新しい入国審査の仕組みづくりに取り組んでいる。
米国防総省に対し、過激派組織「イスラム国」(IS)撲滅の計画を立てるように指示した。イスラム教の国も含め、同盟国と協力して撲滅に取り組む。
雇用拡大の邪魔をする規制の撤廃を進める。米国から職を奪う環太平洋経済連携協定(TPP)からも脱退した。歴史的な税制改革にも取り組む。法人税を下げ、中間所得者層向けに大規模な減税を実施する。
米国の企業と労働者のために公平な機会をつくらなければならない。現在、多くの国が米国からの輸出品に高い関税や税金を課しているが、我々は外国製品にほとんど何も課していない。これを変えることを求める。自由貿易を強く信じるが公正な貿易であるべきだ。
労働者を守ることはまた、移民制度改革を意味する。時代遅れな現行制度は、最も貧しい労働者の賃金を押し下げ、納税者に大きな負担をもたらしている。低熟練移民を中心とする制度から、経済的に自立できる移民を受け入れる能力ベースの制度に変える。
国家再建の時期に来ている。米国は、国内のインフラが崩壊している時に、中東地域に約6兆ドルを費やしてきた。私は議会に公的資金と民間資金の両方による1兆ドルのインフラ投資を生み出す法案を成立するように求める。「米国製品を買い、米国人を雇う」の原則がこの努力を導く指針となる。
オバマケア(医療保険制度改革法)の撤廃と代替策を議会に求める。米国人全員に政府承認の医療保険購入を義務づけることは、決して適切な解決策ではない。オバマケアは崩壊している。すべての米国人を守るために断固として行動しなければならない。
手の届く価格で保育サービスを利用でき、子供が生まれた親が有給休暇を得るのを助け、女性の健康に投資し、きれいな空気・水を守り、軍隊とインフラを再構築するために、両党の議員と協力したい。
経済的に恵まれない子どもたちが学校を選べるよう資金を拠出する教育法案の成立を求める。
暴力のサイクルを止めなければならない。そのためには、協力と信頼の橋を築き、司法機関と協力しなければならない。
警察官や犯罪の犠牲者を支援しなくてはならない。国土安全保障省に不法移民による犯罪の犠牲者を支援する局を新設するよう命じた。
米国を安全に保つためには、戦争を防ぎ、また絶対に必要な場合には戦い、勝利するための手段を米兵に提供しなくてはならない。米軍を再建し、国防費の強制削減措置を撤廃し、史上最大規模の国防支出増額を求める予算を議会に送る。
米国の外交政策は、世界との直接的で確固とした、意義のある関与を求めている。米国のリーダーシップは、世界中の同盟国と共有する極めて重要な安全保障上の利益に基づく。
北大西洋条約機構(NATO)を強く支持する。しかしパートナー諸国は財政的な義務を果たさなくてはならない。NATOや中東、太平洋地域などのパートナー諸国が、戦略や軍事作戦で直接的かつ意義のある役割を果たし、公平なコストを負担するよう期待する。
米国は、利益が一致すれば、新たな友人を見いだし、新たなパートナーシップを築くことを望んでいる。我々は戦争や紛争ではなく、調和と安定を望んでいる。
小さな思考の時は終わった。ささいな争いの時は過去のものだ。我々の心を満たす夢を共有する勇気が必要だ。皆さんに自分自身を信じてほしい。将来を信じてほしい。そしてもう一度、アメリカを信じてほしい。(ワシントン支局)
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ウィルバー・ロス米商務長官は2月28日、トランプ大統領が打ち出す1兆ドルのインフラ投資計画に関して、日本からの資金を受け入れることに期待感を示した。トランプ氏の施政方針演説後、記者団に対して話した。
ロス氏はインフラ投資計画では連邦政府の資金を使うだけでなく、民間からの資金調達も想定していると説明。そのうえで日本が米国の同盟国で、金融機関が巨額の資金を保有していることに触れ、「日本は素晴らしい資本の供給源だ」と述べた。
またロス氏は「日本政府の年金基金は巨大で、保有資産を分散しようとしている」と指摘し、米国のインフラ投資計画が、日本の年金ファンドなどの投資の受け皿になり得るとの見方を示した。
2月の日米首脳会談で安倍晋三首相がトランプ氏に対し「資金援助」の意思があると示唆したことも明らかにした。//
トランプ「防衛費、1割増えても大丈夫」
ゴルァ!!!!!
オレたちは、おまいらのATMぢゃないぞ (T_T)
アメリカファーストだぜえ、TPPから逃げてやったぜえ、中国が大喜びしてるぜえ、ワイルドだろう?
スギちゃんのネタとどう違うんだか…。
もひとつ。
(昔話です。)
日本に非関税障壁はずさせたぜえ、3ナンバーの税金下げさせたぜえ、日本の自動車メーカーが3ナンバーの車を作りやすくなったぜえ、ますます、アメリカで日本車が売れるようになったぜえ、ワイルドだっただろう?