産経新聞が元旦早々1面トップで選択的夫婦別姓制度についてのねつ造「世論調査」記事を発表。【「賛成」16%「反対」49% 小中生2000人調査】という調査の本当の結果は賛成35%、反対30%だった(呆)
プーチン大統領からの攻撃で順位が下がっちゃったのでw、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
やっと自分でもgooブログが書けて見られる状態になったので、朝から隙間時間にちょっと書いているのですが、今月始まる通常国会の焦点と言えばなんと言っても、選択的夫婦別姓制度と企業・団体献金が成立するかという二大法案の行方です。
また詳しく書きますが、企業団体献金については石破自民党が反対しているうえに、玉木国民民主党も全党が一致したらとか全野党が一致したらとか野党案に抜け穴がなくなったらとか、とにかく実質的には足を引っ張って反対する気満々です。
これは、石破首相に玉木代表があったときに真っ先に原発推進を進言したように、原発企業の労組と癒着して団体献金をせしめているからなんですよ。
見よ!これが日本の民主主義の底力!!東京電力・柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う新潟県民住民投票条例制定に向けた署名数が必要数3万6千をはるかに超えて12万を突破!原発推進の石破・玉木を打ち破れ!
しかし、選択的夫婦別姓制度の方は、自民党以外反対している主な政党がない状態。
しかも、法制審議会から答申が上がってからすでに30年以上経過していて、議論は熟議どころかジュクジュクに煮詰まっています。
そして、選択的夫婦別姓制度は、結婚する二人が入籍する際に同姓にするのも別姓にするのも自由で選べるという制度ですから、誰の人生にも何の支障もない制度。
超保守的な議員や市民は、選択的夫婦別姓制度によって家族制度が崩壊する?!などと言っているのですが、日本の家族制度を誰よりも脆弱だと思っているのは保守派だということを証明しています。
それに夫婦になると同姓が強制される今の制度を忌避して結婚も出産もしないカップルが多いのですから、選択的夫婦別姓制度は誰もが心配している少子高齢化対策に一番「効く」制度でもあります。
「選択的夫婦別姓」制度の導入について10~20代の男性7割、女性9割が「賛成」~中高生から20代の若者世代と政治・社会をつなぐ「学校総選挙プロジェクト」~より
それに比べて、メリットの方は、結婚したら一つの姓になることもできるし、生まれてからずっと使ってきた姓が使い続けることもできるという、個人の尊重にかない、人格的にも経済的にも大きなメリットのある制度です。
というわけで、この通常国会で成立しないほうがおかしい選択的夫婦別姓制度について産経新聞が猛烈に危機感を抱いているようで、元旦の1面トップ記事が
『選択的夫婦別姓、「賛成」16%「反対」49% 小中生2000人調査・質問と回答 ごまかしの選択的夫婦別姓議論』
というものでした。
わたくし、「ごまかしの選択的夫婦別姓議論」というめちゃくちゃ決めつけて偏った表題にかなり驚いたのですが、もっと驚いたのは今の選択的夫婦別姓議論がどう「ごまかし」なのか、記事の中に一切触れられていないということなんです。
これには首をかしげて何度も記事を読み返したのですが、はたとひざを打ちました。
この世論調査が「ごまかしの選択的夫婦別姓議論」に誘導していると、産経新聞が最初から自白しているんだと。
だって、選択的夫婦別姓の議論について、小中学生2000人に聞きました、反対の方が多かったですという「世論調査」を元旦紙面トップに持ってくるセンスがもう大人として恥ずかしいでしょう?
それに、調査の方法が
「協力を得た首都圏、関西圏の中学校6校約1600人(中1~中3)、首都圏の小学校1校の53人(6年生)にホームルームや社会科の時間などを使って教員立会いの元で無記名で行った」
「民間調査会社の調査は、会員登録している全国の小学4年~中学3年を対象に、説明文を含め同内容のアンケートで実施、自ら回答した小学生が100人、中学生が300人を超えた時点で終了し、学校分に加えた。」
となっていて、思いっきり恣意的な抽出で対象者を選んでいて、そもそも世論調査になっていません。
さすが、普段の世論調査の結果データを捏造してきたのが発覚して、世論調査自粛に追い込まれた産経新聞だけのことはあります。
産経新聞とフジテレビが世論調査で架空入力。1年間で14回(全部)。1回につき百数十件、全部で2500件ねつ造。この1年間の世論調査をすべて削除。#産経新聞は廃刊せよ
それに質問もおかしくて、アンケートの前文に
「選択的夫婦別姓(せんたくてきふうふべっせい)について、みなさんの意見を聞かせてください。」
と書いてあるものの、記事の表題になっている「賛成」16%「反対」49%という結果が出たという質問が
『3.もし、法律で「それぞれ別の名字のままでも結婚できる」ことが決まり、お父さんとお母さんが別の名字になったら、子供もお父さんかお母さんのどちらかとはちがう名字になったり、兄弟や姉妹でもちがったり、おなじ家族のなかでちがう名字になってしまうことがあります。こうしたことに賛成(さんせい)ですか、反対(はんたい)ですか。』
と言う質問なんです。
その結果が
回答者1954人 | 男子 | 女子 | 全体(%) |
---|---|---|---|
○家族で名字が変わってもいいので賛成 | 16.3 | 16.9 | 16.4 |
○親が決めたのなら仕方がないので賛成 | 15.0 | 22.6 | 18.8 |
○家族で名字が変わるのはよくないので反対 | 51.0 | 49.2 | 49.4 |
○よくわからない | 18.0 | 11.4 | 15.4 |
だというのです。
これ質問がおかしい☆
— 城崎裕一/Yuichi Kinosaki (@yu_raku_an) January 1, 2025
「新しい法律で家族が違う名字になったとしたら賛成ですか、反対ですか??」ってこれ「選択的夫婦別姓」じゃないですよね。 https://t.co/9AMfdrtD0p
産経新聞、内閣法制局長官が「臨時国会召集しなくても違憲でない」と答弁している、と「誤報」。
でもこれって選択的夫婦別姓制度に関する質問じゃなくて、兄弟姉妹や家族で名字が変わることをどう思いますかという質問であって、49%の小中学生が「それは嫌です」と答えるのは当たり前です。
しかも、記事の見出しでは賛成が16%となっていますが、それは「家族で名字が変わってもいいので賛成」と答えた子どもだちだけの数字で、「親が決めたのなら仕方がないので賛成」18・8%を入れていないんですよ!!
回答者の35%が賛成と言っているのに、うち19%を賛成に入れない産経新聞!!!!
こんなめちゃくちゃな世論調査、生まれて初めて見ましたよ。
だから産経新聞は自分で、「ごまかしの選択的夫婦別姓議論」と見出しを打ったんですね。
産経が
— 和田 政宗 (@wadamasamune) January 2, 2025
選択的夫婦別姓の賛否を小中学生2000人に聞いたところ49.4%が反対、賛成は16.4%
当事者となる子供への調査は大きな意義。
成人に、
賛成、反対、旧姓使用拡大を問うと「旧姓使用拡大」が約半数。
国民の意思は、選択的夫婦別姓より旧姓使用拡大の法制化ではないか。https://t.co/1gNofa8Z7H…
自民党の極右議員がさっそく悪用。
その前の質問もひどくて、質問が
『2.いまは結婚してからも、結婚するまえの名字を会社で使ったり、手続きをすれば、免許証(めんきょしょう)やパスポートに結婚する前の名字をならべて書けるようになったり、これまでできなかったことができるようになっています。
それでも、あなたは「それぞれ別の名字のままでも結婚できる」ように法律を変えたほうがよいと思いますか。』
と高市早苗氏ら旧姓使用論者から選択的夫婦別姓制度に対する批判が、思いっきり質問の前振りになっています。
それでも小中学生からの回答は、
回答者1966人 | 男子 | 女子 | 全体(%) |
---|---|---|---|
○変えたほうがよい | 32.9 | 37.4 | 34.9 |
○変えないほうがよい | 31.6 | 30.7 | 30.0 |
○よくわからない | 35.6 | 31.9 | 35.1 |
と、変えたほうがいいが35%、変えないほうがいいが30%で、選択的夫婦別姓制度賛成の方が多いんです。
それなのに、産経新聞の記事の見出しは
『「賛成」16%「反対」49%』
ここまで露骨なフェイク捏造誤報記事は新聞の歴史上はじめてでしょう。
これは新年早々物議をかもして、産経新聞がむしろ選択的夫婦別姓制度反対運動の足を引っ張ったとなるに決まっています。
いやあ、オールドメディアは信用できないって、それは産経新聞の話だったんですね。
フジ・産経って頻繁にこういう事やるよね。
— まめぴっぽ (@C9SDV2hLnx67990) January 1, 2025
・世論調査のデータ不正入力
・産経読者向けのネットアンケートを「世論調査」として発表(無作為性に問題あり)
・誘導的な設問で調査結果をコントロール
新聞としてあまりにも質が低すぎるからもう廃刊した方がいいよ https://t.co/BVNQj5hIsT
憲法記念日 産経新聞が自分の世論調査で、憲法「改正」に賛成41%・反対48%に大いに焦る(笑)
世界が産経新聞のスクープに驚いた。
ちなみに日本の新聞史上、号外まで打っての誤報は、大正15年12月25日に大正天皇が死去した際、東京日日新聞(現在の毎日新聞)が号外で「元号は光文」と誤報を行った「光文事件」以来85年ぶりのことだった。
死んでない人を死んだと誤報して3か月も放置していたのには、世界が別の意味で驚いた。
仮にも全国紙の産経新聞が社説で【日本学術会議 「処理水」ではだんまりか】。学術会議が本気で「処理水」について提言したら放射能汚染水であることがバレるので、岸田政権が諮問もできないことを知っての狼藉か。
参考記事kojitakenの日記さんより
産経新聞の2025年元旦1面トップは「夫婦別姓の小中学生アンケート」(アゴラ編集部, 1/2)
編集後記
だから、結婚するときに一緒の名字になりたい人は一緒にできて、別々の名字にしたい人は別々にできるのが選択的夫婦別姓制度なの!
別々の名字にしたいという人が少ないことは何の反対の論拠にもなりません。
ここまで不公正な調査をする産経新聞の存在は社会にとって害悪でしかないです。
これは世論調査自粛を超えて、もはや産経新聞廃刊ものでしょう。
ここまで追い詰められていたのか、右翼と産経新聞。
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<独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割
ごまかしの選択的夫婦別姓議論
立憲民主党が夫婦別姓の民法改正案の国会提出に意欲を示しており、石破茂首相も昨年末「議論の頻度を高める」と述べた。自公与党も前向きな議員が多いことから、次期通常国会での法案成立が現実味を帯びている。
調査は全国の小学4年生以上を対象に実施。協力を得た小中学校に加え、民間の調査会社にも依頼し、中学生約1800人、小学生約150人から回答を得た。
各家庭の事情などデリケートな問題に配慮し、答えたくない場合は答えなくてよいことを徹底した。年齢層の低い小学生は対象数をしぼった。小中学生ともに学校を通じた場合は、教員が調査の趣旨を説明した上で、立ち会う形式をとった。
その結果、「選択的夫婦別姓」の意味について「よく知っていた」「少し知っていた」と、「まったく知らなかった」「ほとんど知らなかった」はほぼ5割ずつで拮抗。「法律を変えたほうがよい」「変えないほうがよい」「よくわからない」もほぼ3割ずつに分かれた。
しかし、夫婦別姓で両親やきょうだいと違う名字になることの是非を問うと、「反対」49・4%、「賛成」16・4%、「親が決めたのなら仕方がないので賛成」18・8%、「よくわからない」15・4%で反対がほぼ半数を占め、積極的な賛成は少なかった。
小学生だけにしぼると、別姓に「反対」は46・2%、自身が「別姓にしない」は55・8%で全体よりやや低かったが、各質問ともに「わからない」を選ぶ傾向が強かった。
男女別で大きな違いはなかったが、自身が「別姓にしない」は男子(56・7%)より女子(63・4%)のほうが上回った。別姓の是非で「親が決めたのなら仕方がない」と消極的な賛成を選んだ女子(22・6%)も男子(15%)より多かった。
学校や学年別、民間調査会社による調査でも、結果の割合に大きな差はなかった。
選択的夫婦別姓、「賛成」16%「反対」49% 小中生2000人調査・質問と回答
ごまかしの選択的夫婦別姓議論
質問項目と回答
選択的夫婦別姓調査 質問項目と回答
【質問】
回答者1971人 | 男子 | 女子 | 全体(%) |
---|---|---|---|
○よく知っていた | 16.0 | 17.9 | 16.0 |
○少し知っていた | 34.3 | 43.3 | 37.1 |
○まったく知らなかった | 28.7 | 23.9 | 26.2 |
○ほとんど知らなかった | 21.0 | 15.0 | 20.7 |
回答者1966人 | 男子 | 女子 | 全体(%) |
---|---|---|---|
○変えたほうがよい | 32.9 | 37.4 | 34.9 |
○変えないほうがよい | 31.6 | 30.7 | 30.0 |
○よくわからない | 35.6 | 31.9 | 35.1 |
回答者1954人 | 男子 | 女子 | 全体(%) |
---|---|---|---|
○家族で名字が変わってもいいので賛成 | 16.3 | 16.9 | 16.4 |
○親が決めたのなら仕方がないので賛成 | 15.0 | 22.6 | 18.8 |
○家族で名字が変わるのはよくないので反対 | 51.0 | 49.2 | 49.4 |
○よくわからない | 18.0 | 11.4 | 15.4 |
回答者1955人 | 男子 | 女子 | 全体(%) |
---|---|---|---|
○自分の名字を大切にしたいので別々の名字にしたい | 14.3 | 11.8 | 13.6 |
○家族で同じ名字がよいので別々にはしたくない | 56.7 | 63.4 | 59.9 |
○よくわからない | 29.0 | 24.9 | 26.5 |
調査の方法
協力を得た首都圏、関西圏の中学校6校約1600人(中1~中3)、首都圏の小学校1校の53人(6年生)にホームルームや社会科の時間などを使って教員立会いの元で無記名で行った。回答が誘導的にならないよう教員向けと子供向けに説明文を用意したが、使用については各学校に任せた。答えたくない場合は設問によっても答えなくてよいことを徹底したため、回答数にはばらつきがでた。中学生では男女を回答していない生徒も若干名いた。休みや早退の生徒数が把握できていない学校もあり回答率は一概に出せないが、中学生は約93%、小学生は84%。
民間調査会社の調査は、会員登録している全国の小学4年~中学3年を対象に、説明文を含め同内容のアンケートで実施、自ら回答した小学生が100人、中学生が300人を超えた時点で終了し、学校分に加えた。
最終的な回答数は合計で1954人~1971人。男女比は男子48%、女子52%。調査はいずれも昨年11月下旬から12月中旬に実施した。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
☆超保守的な議員や市民は、選択的夫婦別姓制度によって家族制度が崩壊する?!などと言っている >
結婚しない人や子供を産みたくない人が増えているのは、様々な調査から『自民党政権主導による“新自由主義政策”で格差がどんどん拡大している』ことが最大の原因であることは明白だと思われるのですが、
『家族制度の崩壊に一番貢献している』(苦笑)連中が一体何を寝言を言っているのでしょうかね?(そのついでに?日本の社会そのものの『新自由主義』の悪辣な行動で壊し続けているわけですが…。)
なお、彼らは『伝統を守る』とか言っていますが、『明治中期に夫婦同姓にする』ように決める前までは『日本はずっと“夫婦別姓”だった』わけで、その時代に『家族制度は崩壊していなかった』のですからね。
歴史修正主義者はまずは『自分の頭の中を修正する』のではないでしょうか…。
※古き良き?昭和の時代のコラムで
「 ルナさんという女性が『沢さん』という男性との結婚を前に『旧姓を名乗っていいか?』と聞いたら、『どうして嫌なんだ』と逆ギレされ、その結婚が破談になった…ということがあったという逸話を紹介されていました。
『自分の妻が“触るな”になっても気にしない“思いやりのない”相手と結婚しなくてよかった』とルナさんは笑っておられたそうですが、
“超保守的な議員や市民”は件の“ルナさんの元彼の沢氏”と同類なのでしょうね。
実在するなら、大きなお世話でしかない結婚後の姓について考えるより産経汚染されて塚本幼稚園児コースを歩まないよう切に願うばかりですね
夫婦別姓自体は産経新聞、日本会議、統一教会ら「ノイジー・マイノリティ」の悪足掻きでなかなか実現しないでしょうが、先進国では必然的に衰退する婚姻制度の弥縫策として長い目で見るべきです
上のマイノリティどもも「事実婚で何か問題でも?」と決まり文句をホザくなら、配偶者控除や扶養控除の適用など事実婚をアップデートすることでも考えろよ、って感じです
ネットにウヨウヨいる人に聞いてみました。
あなたは、数百年続いた日本の伝統を守ることに賛成ですか?庶民も公式に苗字を持てるものとします。
あなたは武家の習慣を素晴らしいと思いますか?
ここで思い出しましょう。産経新聞は本来は子どもの権利や意思表明を認めない思想を持っているということを。
子供の権利 甘やかさない教育必要だ
https://www.sankei.com/article/20140126-I7LRTFN4VJOI7NUNQTTQ3IFBYQ/
2014/1/26 03:06
その本来の思想と今回の記事の意図は全く矛盾します。
ここまで無理を重ねて強制的夫婦同姓制度を維持したい勢力に日本が牛耳られているということの異常さを改めて感じます。
というより、ある年齢に達したら、婚姻しなくても親と同じ姓を名乗らなくてもよいのではないかと考えているのです。また、婚姻したら、夫婦どちらかの姓でも元々の其々の姓でもない、夫婦の新しい姓を名乗っても構わないようになるといいと思っております。
お目汚し失礼いたしました。お聞き流し下さいませ。