少し前のこと、
いつもお世話になっているBMWの主治医から1枚のCD-Rが届きました。
ということで、
このあとユキに交代して語ってもらいま~す。(^^)/
・・☆・・☆・・☆・・
昨年1月、GSのエンジン腰上オーバーホールをした時の画像です。
(腰上というのはクランクケースを除くシリンダーから上ということ。)
まずはエキゾーストパイプやキャブレターなどを取り外します。
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ヘッドカバーを外すと中はこんなふうになっています。
シリンダーヘッドを外すとピストンの頭が見えてきました。
カーボンが堆積しているのがわかりますね。
こちらは燃焼室側から見たシリンダーヘッド。
燃焼室もバルブもカーボンがこってり。
うっわ~! キモチワル~。
左が新品、右が・・ご覧の通りです。
外したキャブレターは分解して・・、
クリーナーに一晩浸けておきます。
見事にバッラバラ~。
BING製のキャブレター、たくさんの部品で構成されていますね。
キャブのオーバーホールにはこれだけの部品を交換します。
どうです?綺麗になったでしょ。
ピストンを磨く前、磨いた後、ここまでするのに結構時間がかかります。
シリンダーとヘッドを内燃機屋さんに持ち込む前、
せっかくなのでこの機会にサンドブラスト処理をしておきます。
サンドブラストというのは鉄製の箱の中でビーズと言われる砂粒のようなものを
高圧のエアで吹き付けて綺麗に研磨する作業のことなんです。
この作業は自分でやらせてもらいました。
まずは内部にビーズが入らないようにシリンダーとヘッドを
丁寧にガムテープでマスキングします。
箱の中に部品を入れたらグローブと袖のついた穴に腕を入れて作業開始。
埃まみれになるのでマスクと主治医に借りたカッパを着用。
この姿勢、けっこう腰にきます。
何度も休憩を挟みながら2時間程かけてようやく完成。
油で汚れていたのがすっかり綺麗になりました。
部品は綺麗になりましたが作業している私は細かい埃で真っ白け。
数日後・・、
内燃機屋さんから戻ってきたシリンダーヘッドにバルブを組み込んで行きます。
プッシュロッドチューブは今回ステンレスの物に交換しました。
取りつけてしまえば殆ど見えないんですが、でも綺麗でしょ。
エンジンオイルを塗ったピストンをシリンダーに挿入して・・、
シリンダーヘッドも取付けて・・、
既定のトルクで締め付けたらヘッドカバーも装着。
ではエンジンをかけてみましょう。
ブウォーンブウォーン、白く見えるのは煙じゃなくて水蒸気なんです。
キャブレターの同調を取ったら自分で試運転へ。
慣らし運転で1000キロ走ったらヘッドを締めなおす為にまた来ま~す。
と、ここまで数日間にわたって作業して下さった様子を
ダイジェストで再現してみました。
(^-^)
全ての作業を横でじっと見ていられるわけではありませんが、
こうして画像で見ることができるのはありがたいことですね。
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