奥さまはタンデマー

BMWでタンデムツーリングを楽しむ休日
バイク&日常のあれこれを綴ってみようと思います

昨年作業したエンジン腰上オーバーホールの画像が届きました。(R100GS)

2017-01-20 07:50:01 | バイクあれこれ

少し前のこと、

 

いつもお世話になっているBMWの主治医から1枚のCD-Rが届きました。

 

ということで、

 

このあとユキに交代して語ってもらいま~す。(^^)/

 

・・☆・・☆・・☆・・

 

昨年1月、GSのエンジン腰上オーバーホールをした時の画像です。

 

(腰上というのはクランクケースを除くシリンダーから上ということ。)

 

まずはエキゾーストパイプやキャブレターなどを取り外します。 

 

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ヘッドカバーを外すと中はこんなふうになっています。 

 

 

シリンダーヘッドを外すとピストンの頭が見えてきました。

 

カーボンが堆積しているのがわかりますね。

 

 

こちらは燃焼室側から見たシリンダーヘッド。

 

燃焼室もバルブもカーボンがこってり。

 

 

うっわ~! キモチワル~。

 

 

左が新品、右が・・ご覧の通りです。

 

 

外したキャブレターは分解して・・、

 

 

クリーナーに一晩浸けておきます。 

 

 

見事にバッラバラ~。

 

BING製のキャブレター、たくさんの部品で構成されていますね。 

 

 

キャブのオーバーホールにはこれだけの部品を交換します。

 

 

どうです?綺麗になったでしょ。

 

 

ピストンを磨く前、磨いた後、ここまでするのに結構時間がかかります。

 

 

シリンダーとヘッドを内燃機屋さんに持ち込む前、

 

せっかくなのでこの機会にサンドブラスト処理をしておきます。

 

サンドブラストというのは鉄製の箱の中でビーズと言われる砂粒のようなものを

 

高圧のエアで吹き付けて綺麗に研磨する作業のことなんです。

 

この作業は自分でやらせてもらいました。

 

まずは内部にビーズが入らないようにシリンダーとヘッドを

 

丁寧にガムテープでマスキングします。

 

 

箱の中に部品を入れたらグローブと袖のついた穴に腕を入れて作業開始。

 

埃まみれになるのでマスクと主治医に借りたカッパを着用。

 

  

この姿勢、けっこう腰にきます。

 

何度も休憩を挟みながら2時間程かけてようやく完成。

 

油で汚れていたのがすっかり綺麗になりました。

 

部品は綺麗になりましたが作業している私は細かい埃で真っ白け。

  

数日後・・、

 

内燃機屋さんから戻ってきたシリンダーヘッドにバルブを組み込んで行きます。 

 

 

プッシュロッドチューブは今回ステンレスの物に交換しました。

 

取りつけてしまえば殆ど見えないんですが、でも綺麗でしょ。

 

 

エンジンオイルを塗ったピストンをシリンダーに挿入して・・、

 

 

シリンダーヘッドも取付けて・・、

 

 

既定のトルクで締め付けたらヘッドカバーも装着。 

 

 

ではエンジンをかけてみましょう。

 

ブウォーンブウォーン、白く見えるのは煙じゃなくて水蒸気なんです。

 

 

キャブレターの同調を取ったら自分で試運転へ。

 

 

慣らし運転で1000キロ走ったらヘッドを締めなおす為にまた来ま~す。

 

 

と、ここまで数日間にわたって作業して下さった様子を

 

ダイジェストで再現してみました。

 

(^-^)

 

全ての作業を横でじっと見ていられるわけではありませんが、

 

こうして画像で見ることができるのはありがたいことですね。

 

 

 

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