完全においしい所を持って行った。

　結局プーチンの演説は何だったのだろうか？

バイデン米大統領　約20分の演説でプーチン露大統領を10回も名指しし、厳しく非難「この戦争は決して必要ではなかった。悲劇だ」

　こっちの会見の方が上手かった。当然スピーチライターがいるのだろうが、上手く書けている。プーチンを独裁主義者に仕立て上げ、それを打倒しようと戦う民主主義の勝利を主張する、それは同時に「悪いのはプーチンであってロシア国民じゃないですよ」という意味でもあるわけで、こういう表現をプーチンはできなかった。しかもＮＡＴＯの結束を呼び掛けロシアには負けない事を上手く強調する事にも成功している。昨日の教書演説がこうも簡単に評価を失うとはなあ。

完全に追い付けなくなったんだけどね。

　その原因を作ったのは自民党。

日本企業と欧米企業にある「20年の差」とは？ 荏原製作所・小和瀬浩之「このままでは本当に太刀打ちできなくなる」

　ＩＴに関しては「それも」事業戦略に入れているようじゃ駄目だと思う。ITという大枠の中に事業戦略が入っているぐらいじゃないと世界には追い付けないんだろうけど日本はＩＴに金をかけてこなかった。その分野で働く人間も使い捨てにしてきてあくまで補助ぐらいにしか考えてこなかったのは自民党政権だし、ＩＴどころか研究開発への投資さえ進まずに補助金とかで食っているだけのゾンビ企業を大量に作って票集めしかしてこなかった自民党政権で欧米に太刀打ちできるはずが無い。今でもなんとかなると思っている時点でもう駄目じゃないかねえ？社会全体を変える意思のある政治家が出てこない事にはどうにもならない。少なくとも同性婚だけで「社会が変わってしまう」と大騒ぎするような政治家では話にならないんだろうなあ。

学ばない自民党。

　結局自民党のやった教育改革は犯罪者しか作らなかった。

ノーベル賞学者ら危惧表明　政府の学術会議見直し案

　安倍晋三が総理大臣をやった時に教育改革をやった後、出てきた若者は闇バイトに手を染めて高齢者の家で強盗ばかりを繰り返すロクデナシばかりになってしまった。前川喜平をクビにして教員免許を更新制にしたりして道徳を学ばせるなどと散々手を突っ込んだ挙句に育った若者たちがやったのは闇バイトに手を染めて高齢者を狙う卑劣な強盗団を作り出しただけ。それでも飽き足らない自民党は学術会議にまで手を突っ込んで日本で「文化大革命」をやろうとしている。考えてみれば自公政権で公明党は創価学会を母体としていて創価学会と中国共産党はズブズブの関係。更に自民党の思想的母体である統一教会は北朝鮮とズブズブの関係であるが日本を破壊する事を生きがいにしていた文鮮明が創始者である以上、日本を破壊するためなら日本で「文化大革命」をやりたくて仕方が無いのだろう。学術会議の破壊は統一教会の闇バイト集団である自民党という世襲で賢い人間が大嫌いな金持ちボンボン集団にとって悲願。いくら金を積んでも権力を手に入れても手に入らないノーベル賞を貰った人間を見下す事にしか快感を覚えない自民党議員は恐らくこの表明を冷笑しながら潰す機会が来た事を心の底から喜んでいるのではなかろうか。ノーベル賞受賞者のこの表明は恐らく無視され自民党のやりたいようにやる事になるだろう。まあ、そうなると日本が世界から取り残されていくだけなのだが。

何が起きている？

　ここへ来て自民党という政党が良く判らない状況になってきている。

奈良知事選、保守分裂の公算大に　自民県連選対委員長が辞任届

　野党が弱くなったせいもあって自民党という政党が一枚岩で無くなりつつあるのであろう。色んなところで分裂選挙が起きている。党本部と地方の県連との間で大きな歪みが生じているのではなかろうか。岸田政権を見れば判るが支持率が低い。前の菅の時もそうっだが支持率だけを見れば国民はほとんど支持していない。それでも選挙で勝ててしまうのは党本部の力ではなく県連の力で選挙で勝たせてもらっているのに地方の選挙でも当たり前のように候補者を擁立してきても誰のお陰で選挙に勝てたのか？という話になってくれば党本部の求心力なんか無いのかもしれない。本来ならこういうところに野党が上手く入り込んで議席を伸ばす努力をするのだろうが泉がトップに立ってから与党と戦う姿勢を示せないのだから結局与党間での争いをしても野党は怖くない、という事になるのだろう、自民党もそのうち自壊するかもしれない。とはいえ分裂するという事では無く党内の引き締めが効かなくなるという事だが。