平成23年9月28日(水曜日)
きょうも高松市は、晴れでした。
高松市の最高気温27.4度、最低気温は17.7度でした。
今朝の光景 高松市の日出時刻5時55分
夕方の光景
高松市の日入時刻17時53分
会計検査院の発表によると沖縄県が平成18年11月に発注した県道「真地久茂地線」の識名トンネル新設工事で大成建設と地元2社で構成されたJV(共同企業体)が予定価格に対する落札率で約47%の23億3100万円で落札した。で工事の途中でトンネル上部の地表面の補強工事が必要となったが、本来の予定価格の47%で落札していたため、変更契約で追加となるこの工事も予定価格が約4億5千万円だったが、なりふり構わぬ適正な価格よりもかなり低い入札金額で落札したのがあだとなってしまい、落札率の×47%が適用されるので変更額も4億5千万円×47%=2億1千150万円と2億4千万円ほどの大損となるので契約変更を拒否して、沖縄県に架空の随意契約を結ばせて別の工事名目で4億9千万円を支払わせたそうです。
今回のトンネル工事の施工箇所の写真が、大成建設のHP(http://www.taisei.co.jp/works/jp/data/0912/1258328304102.html)で実績紹介で作品名称 真地久茂地線識名トンネル(仮称)新設工事 として紹介されています。
ところでトンネル工事は、事前に地質調査や試掘などは行われますが、予想外の固い地盤や軟弱地盤に大量の地下水噴出と多事多端が予見されるのが当たり前で天下の大成建設がそれを考慮せずに低額で入札した訳はないと思います。
さて、このHPに掲載されている写真を見るとトンネル上部にほとんど土かぶりが無い地形でその上にはわずかな表土と住宅が数軒見えているので当然ながら、トンネル上部の補強は必要になってくると思われますが、当初の設計・積算が悪かったのか、低額の入札で落札したのが悪いのかは、今後に裁定が下されるでしょう。
ところで沖縄県が変更契約を断念して架空の随意契約を結んだ背景には、沖縄県への政治的な何らかの強い圧力があったと推測されます。
なお、この県道には沖縄振興特別措置法に基づき補助率9割と言う高率の国の補助金が交付されているので、ごね得JVのおかげで このご時世に2億1千万円もの貴重な国の予算・国民の税金が余計に費やされています。