夏休み企画・武田二十四将総選挙が始まって
半月ほど経ちました。
たくさんの皆さまに興味を持っていただき、
連日多くの投票数を獲得しています。
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さてさて、気になる投票のゆくえですが、
途中経過の通り、真田昌幸、山本菅助など、
映画やドラマで活躍が描かれる武将が
上位を占めています。
知名度も抜群の方々ですから、
ほぼ予想通りの展開というところでしょうか…
とはいえ、
ミュージアム非公認ゆるキャラのかわらけ君や
緊急参戦した2人なども票を伸ばしていますから、
上位の独走を許さず、
まだまだ波乱が起こる事を期待しているところでもあります。
そこで、
今はまだちょっと苦戦していて票が伸び悩んでいますが、
実はとっても魅力ある人たちをご紹介したいと思います。
その人物とは…
武田家の鬼コンビ
原美濃守虎胤と小畠山城守虎盛です!
鬼武蔵、鬼島津など鬼の異名を持つ戦国武将は数多くいますが、
武田家にも、鬼と呼ばれた男がいます。
それが、鬼美濃・原虎胤と鬼虎・小畠虎盛。
ともに信虎の代から足軽大将として武田家に仕え、
戦においては獅子奮迅の活躍をみせました。
鬼美濃・原虎胤は、その生涯で53か所もの手傷を負い、
38通もの感状を与えられたといいます。
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一時期武田家を離れ北条家に仕えていたことがありましたが、
その際、武田軍との戦において
かつての味方である武田方の侍の命を助けたという
逸話も残るなど、
強いだけではなく、情にも厚い男です。
鬼虎・小畠虎盛も鬼美濃に負けぬ猛将で、
合戦での凄まじさは、自身の血と敵の返り血で
月毛の馬が栗毛にみえるほどであったとか。
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また、臨終の際には、一族を呼び寄せ
「よくみのほどをしれ」という言葉を遺したと
言われています。
命のやりとりの修羅場を何度もくぐり抜けてきた末に出た
最期の言葉。何とも重みがあります。
総選挙にエントリーした31人+3人は皆、
戦国時代という大変な世の中を生き抜いた猛者たちです。
それぞれの人生を想像しながら、
ぜひあなたの一票を!
よろしくお願いします!