秋分の日からの9月最後の3連休が終わりました。
今年は9月の2回の3連休ともに台風が接近して大荒れとなりましたので、
お出かけを控えられた方も多かったはずです。
山梨県も23日から24日朝にかけて局地的な豪雨に見舞われましたが、
こちらは大きな被害もなく、何とか24日9時30分から旧堀田古城園を会場に、
日本古流山梨支部の皆様による創流122周年のいけばな展が開催され、
昨日無事閉会いたしました。
お天気も回復し、急に暑さが戻ったこともあり、汗ばむような陽気の中、
大勢の鑑賞者で賑わったようです。
最初にいけばな展のお話を伺ったのは、新型コロナウイルス感染拡大で
世の中の生活様式が一変する以前でした。
その後、120周年のタイミングでの開催を計画しましたが、
信玄ミュージアムが新型コロナウイルス感染拡大に合わせて不定期に、
そして突然の臨時休館を繰り返したために、
日本古流山梨支部の皆さまには多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
当時としては、ウイルスの感染力や毒性、重症化なども踏まえ、
臨時閉館はやむを得ない処置であったのかもしれませんが、
地道に調整を重ね、準備してきた皆さまには、心よりお詫びを申し上げます。
そのような経過の中でようやく開催できましたことに、
会場側としても安堵いたしましたが、
2年間の延長期間に研鑽を積まれ、力作ぞろいのいけばな展となりました。
ミュージアムを訪れる県外からのお客様は、
台風の影響などで想定よりやや少なめの印象でしたが、
いけばな展にも立ち寄られた方も多くいらっしゃったようです。
県内ばかりではなく、より多くの方に素敵な作品の数々をご覧いただく場を
ご提供できたことは良かったと思います。
この前のブログでもご紹介しましたとおり、
日本古流と山梨のつながりは歴史的にも深く、
歴史も知っていただく機会となることも利用いただいた理由でもあります。
残念ながら、お越しになれなかった方もいらっしゃると思いますので、
開催会場の雰囲気だけでも写真でご覧ください。
23日は、時折雨が激しく降る中を、大慌てで花や花器を室内に持ち込まれ、
会員の皆さまが一生懸命作品作りに取り組まれていました。
猫の手も貸そうか?とばかりに、警備隊長のお兄ちゃんが見回りに登場。
ありがたいけど、君の出番はないよ(笑)
そして、24日開場前の様子。
近代和風建築の和室の雰囲気と、借景となる庭園。
そして、日本古流の作風がマッチした素晴らしい作品展となりました。
ご来館、ご鑑賞された皆さま、誠にありがとうございました。
このような機会がございましたら、ぜひまたお越しくださいませ。