9月20日になりましたが、異常気象で相変わらず暑さが続く甲府です。
今年は信玄公没後450年を迎え、「戦国大名武田信玄の遺産」と題した企画展を
開催しています。
年間を3つのテーマで区切り、現在は川中島の戦いを紹介した第2期目のテーマ
「竜虎相搏つ−武田信玄と上杉謙信−」を開催中ですが、会期は10月2日(月)までとなっています。
展示品は、武田VS上杉を前面に出して、両軍家臣団を描いた画像と両軍大将の遺品
信玄公の直筆書状と謙信所用の軍配団扇を展示しています。
直筆書状は、墨の濃淡が特徴で信玄公の書き方のクセが良くわかる資料です。
独特の書き方でクセが強い。
そして、軍配団扇に書かれた神々のお名前。
毘沙門天の化身、などと言われる謙信の信心深さがわかる一品ですが、毘沙門天意外にも
たくさんの神様の加護を頼んでいた姿がわかるものです。
そして、10月4日(水)からは、いよいよ後期展です。
後期展では、改めて信玄公に焦点を当てつつ、川中島の戦いをご紹介します。
展示資料も甲斐善光寺様から川中島の戦いで武田軍が用いたとされる陣太鼓が出品されます。
大型でケースに入らないので、露出で展示しますので、間近でご覧いただけます。
もう一つの目玉は、信玄公といえばやはり諏訪法性兜。
下諏訪町諏訪湖博物館様のご厚意により、2年前の生誕500年に続いて、
当館2度めの展示と相成りました。
前回展示は、コロナ禍真っ只中でお越しになれなかった方も多かったと思います。
今回は、没後450年の節目で再登場となりましたので、この機会にぜひご覧ください。
10月28日(土)には信玄公祭り出陣式もありますので、祭りに参加される前、
あるいは翌日ゆっくりと冨永愛さん演じる信玄公が着用される兜の本物をご覧いただき、
信玄公祭り参加の記念、そして甲府への旅のおみやげにしていただければ幸いです。
詳しくは、また近くなりましたらお知らせいたしますので、よろしくお願いします。