ななタンは、シャンプーが嫌いだっちゃ。
もっと嫌いなのは、ドライヤーだっちゃ。ドライヤー おら いや~。
ななタンは、1人パタパタ脱水できるから ドライヤーなんていらないっちゃ。って逃げたのに、
無理矢理 抱っこされて台の上に乗せられたんだっちゃ。
そこに天の声が聞こえてきたんだよ。
「 今だ!飛ぶんだ七色!お前なら飛べる! 」
台の上から、必死のダイブ! あまりの必死さに、飛び降りた時、ガガガガ~~ っとすごい音がして、
腰抜かしそうになったっちゃ。そしたら、隊長に、「 台の上に戻れ! 」 と言われて、
ドライヤー おら いやーと言ったら、
また抱っこされて乗せられた・・・・・ ダジャレがすべったせいだべか?
すきを見てもう1度、飛び降り、着地も決まったっちゃ!
より高~く!より強~く! ← 安倍首相のはずし気味のリズムで
その跳躍力は、病院の狭い診察台でも生かされたっちゃ。
ななタン、100%勇気。もうやりきるしかないさ~ ← 「 100%勇気 」 より。
隊長の 「 危ない!!! 」 の叫び声で、ななタンは 翼の折れたバカ犬 になってしもた。
「 おめ~は、何てことしてくれたんだい! 」 と隊長が怒ったんだっちゃ。
ひぃぇ~~~! きょわ~い。
診察室でただ1人、冷静だった先生がこう言ったっちゃ。
「 飛び降りたのが七色ちゃんで良かったですね。れれちゃんだったら大変でした。 」
先生、れれボンは、弱虫太郎なので飛べないっちゃ。それでは ななタン、これにて失礼します。 また会う日まで。会える時まで。← 尾崎きよひこ 「 また会う日まで 」 より。古っ。
ときちんとご挨拶して帰ろうとすると、
また台の上に乗せられ、肛門腺をしぼられ、あろうことか、狂犬病の注射まで されたんだってばよ。
人生ってどうして辛いことばかりあるんだろ・・・・教えておじいさん。
今日1日で台の上から3回も命がけで飛び降りたのに、命かけたのに・・・
なんだろ。この達成感のない疲労感は。
れれボンはじいさんなのに、注射されても元気なのがムカツク。
はぁ・・・・ちかれた。
病院が終わって、
やっと心のオアシスの公園に着いたら、小学生の女の子が寄ってきて、
ななタンはお断り。触るな危険。触るなられれボンをどうぞ。って言ったのに、
触られてんだけど・・・・
つかまれてんだけど・・・・
匂い取りされてるんだけど・・・・
キ~~! れれボンのところに行ってけろ。
ななタンが大人しくてカワイイだけの女だと思ったら、大間違いだっちゃ! と立ちあがったら、
女子達は恐れをなして、散って行ったっちゃ。
ウヒヒヒヒ・・・・ななタンの勝ちだっちゃね!
と、七色は意味のない不気味な笑いを私達に向けたが、
女の子達、隊長、お姉タン側からは、 -17℃ほど冷えた視線が七色に注がれたことは言うまでもない。
この日、七色はよっぽど疲れたのか、家に帰ってご飯を食べた後、居眠りし、すぐに寝床にGOひろみし、死んだように寝ていたので 「 七色、生きてる? 」 と確認するほどでした。
なんだかんだ言って小心者の七色に対して、
七色にとってはハードだった1日にワンパンチ
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