とげのある隊員

マンソンのつつじも終わりを迎え、夏が一気にやってきたような７７－００地方。



　「　それをひとは　６がつという　」　　　　　　　　　れれ　「　んだ。初夏だべ　」


ご近所の庭では、

競い合うように薔薇が咲き誇っていて、

ガーデニングが趣味のマダム達は、

あそこの薔薇があ～だの。こ～だのと楽しそうに話している。

以下、この方達のことを薔薇マダム　略して　「　薔薇おば　」　と呼ぶ。・・・・略なのか？

その薔薇おばの１人、お隣さんがフェンス越しから、　

「　頑張ってるわね　」　と話しかけてきた。

（　その頑張っているという意味は、今まで放ったらかしにしていた庭に花なんか植えて、珍しく最近　庭でコソコソやってんじゃん的な、そんな意味　）


七色、吠えながらフェンスに直行。遅れて　れれボン尻尾を振りながらのろりのろり　おばさんの元へ。

２犬にビビリながらも、

薔薇おばが、隊長に差し出したのは・・・・　


このステキな薔薇　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　じぇじぇじぇ　」　


　　なんということでしょう。


この私に、薔薇とは縁のないこの私に、「　育ててみたら？　」　と、くれたではありませんか！



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れれ　「　君にとっても薔薇薔薇　僕にとっても薔薇薔薇　」　←　田原俊彦のリズムで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　たいちょう。とげのある　たいいんが　２めい　ふえたっちゃね　」


・・・・・　どうするよ。コレ。

今まで隊長が育てて現存している花がいただろうか？・・・・・・　いや全然。

隊長に薔薇を育てることなどできようか・・・・・・いや　できまい。　
　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　プレッシャーにおしつぶされそうだっちゃ　」　

薔薇おばに　「　あげた薔薇、どうなった？　」　と聞かれるのは免れないし、

・・・・・　犬が引っこ抜いて、食べちゃって・・・・という言い訳は通用しないし


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
とりあえず、素焼きの植木鉢に入れて飾ってみた。




　「　とげのある　たいいんの　いのちは　あとどのくらいだべ？　」　　





薔薇の名前を聞いてすぐネットで調べましたが、欲しい情報が得られず、とりあえずすぐさま花屋へＧＯひろみして、肥料と駆虫薬を買ってきました。死なせるわけにはいかないからです。そんなこんなしてたら、薔薇の名前をすっかり忘れてしまいました。恐ろしいほど記憶喪失。
そんな隊長に、薔薇を見ながら、小指を立ててお紅茶をすする日が来るのでしょうか？
とげのある隊員が入隊した隊長家にワンパンチ　
　
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