七色の嫌いな場所

まだ梅雨が明けない７７－００地方。

先日どしゃぶりの中、シャンプーに行った。


シャンプーが終わった後、

七色は逃げた。


これ以上　後ろに下がれない場所まで追い詰められた。


　「　おねげ～だ。ドライヤーだけは　かんべんしてけろ　」


七色は言った。

シャンプーなら我慢もできる。

だけど、ドライヤーだけは、どうしても我慢がなんね～。

そして焦点が合わない目で遠くを見つめた。　


　「　おら　もう田舎さ帰りてぇ～。　」


頑なにドライヤーの台に乗ることを拒否したい七色は、

捕まえられない場所を探し、

あろうことか、さっき終わったばかりのシャンプー台の扉を鼻先で開けて、

そこに飛び乗ろうとした。



　「　おら　ここから飛びこむ。止めないでけろ。夏ばっぱ　」


しかし、

追い込まれた七色が逃げこむ所は、もうなかった。



結局、れれボンの隣りに乗せられた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れれ　「　太い物には巻かれろ。細い物には巻かれない。巻かれて太くなれ。だべさ　」

　「　島田さん昨日しっこしましたよ　」　←　アキちゃんのリズムで　　




あまちゃんをご覧でない皆様には、何のことやらわからないかと思いますが、

七色は極度の緊張状態でドライヤーされ、訳のわからない言葉を発したとご理解いただければ、幸せです。


この後、

スキを見てこの台から飛び降り、部屋の隅っこで尻ごみした七色だった。



せっかくシャンプーしたのですが、結局　雨の中歩いたのですぐに汚れてしまいました。
７７－００地方、しばらくお日様を見ておりません。最後に見たのはいつだったのか思い出せないほどです。
湿気で床に敷いたコルクが膨張し、そこにれれボンの後ろ脚が引っ掛かる今日このごろにワンパンチ　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　にほんブログ村