壁ドン

最近、朝晩めっきり寒くなった７７－００地方。

風立ちぬ今は秋

今日から私は心の旅人。

そんな今日この頃。深夜、れれボンが夢の中で走って脚を壁にドンドン当たる音・・・略して　「　壁ドン　」　

と、七色のパタパタブルブル体を震わせ、カイカイして毛を撒き散らす音・・・・略して　「　震ブル　」　←　壁ドンのリズムで

が、夜ごと聞こえてきていた。

朝になると、寝ている場所が入れ替わっているので、深夜何が起こっているのか推理してみた。

れれボン壁ドン　→　布団がズレ、寒くなる　→　七色のゲージに入りたい。→　七色にプレッシャーをかける　→　渋々　七色が出る　→　震ブル　→　ズレてめくれた布団に何とかすがりついて寝る七色。

この隊長の推理は見事に的中していた。





でも、隊長にも見抜けないことが起こっていた。

れれボンは、自分の布団　→　七色のゲージ　→　また自分の布団　→　また七色のゲージ。寝床交代を何度も要求していたことが明らかになった。・・・・　略して　「　どけドン　」　　←　壁ドンのリズムで。・・・しつこい？　




　「　寒くなったら すぐ　ななタン　」　　


七色は体温が高い。速暖　七色の布団は電気毛布のようになっていることを　れれボンは知っていた。

それで、寒くなると七色の布団へ行き、そこどいて的に匂いを嗅ぐ。

触られるのを異常に嫌う七色は、震ブルして布団を譲る羽目になる。

こうして特にもめることもなく寝床交代の儀は　ブルブルと　粛々と行われるのだった。


れれボンは七色と違って、人懐っこくて穏やかないい子だけど、自分しか見えてない。自分が良ければそれでよし。ほんとにストレートな性格。

れれボンは悪気はないんだよ。と言っても七色には　「ななタンを追い出したクソじじい　年寄り　」にか思えない。



七色のストレスも分かるので、今日は七色だけ車に乗せて散歩に出かけた。


　「　今日は何だか首肩腰が軽いっちゃ　」


いつもれれボンを引っ張って歩いてくれてるから、たまにはお一人様で歩かせてあげるのもいいよね。

いつもと違って歩くスピードが速い速い！　



お医者さんからコレステロールを減らす為に　「　早歩き毎日１時間　」　のノルマを課せられた隊長。れれボンと歩くと早歩きにはならないので、それとは別に七色と歩くことになりそう。
歩くのが嫌いな隊長。ワンコがいなかったらこんなこと絶対無理。・・・・居ても無理かもなのに、医者はこう言った。「　ノルマですから続かないと意味がないですからね　」　・・・あ～い　　
そんなコレステロールが高い隊長と体温が高い七色にワンパンチ　

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