ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

楽器の音色とともに 春日井バタフライブルワリー(最終回)

2023-07-07 15:27:29 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「春日井バタフライブルワリー」の続きです。


ビールのメニューです。

     

ビールの種類は12種類で、全て楽器の名称となっています。ラベルにも全て楽器の絵が描かれています。ここまで徹底したブランド展開も珍しいです。タップ出しのビールは6種類。12種類のうち、自家醸造は4種でした。この自家醸造のものを中心に頂きましょう。

     

     

最初は「フルート」(ホワイトペールエール)。シトラス系の爽やかなホップの香り。モルトの旨味はやや控え目で、小麦の優しい口当たり。ホップの苦味は控え目で、ホップによる爽やかな酸味のアクセント。旨い!シトラス系の爽やかなホップが特徴の、優しい口当たりのアメリカンウィートです。

     

ちなみにビールは中で購入して、外のこちらのテーブルで頂きました。

     

     

続いては「トランペット」(ホッピーヴァイツェン)。バナナ系のフェノール香とシトラス系のホップの香りが重なる。モルトの旨味はややしっかりで、ヴァイツェンらしい酸味が心地よくしっかり効く。旨い!バナナ系のやや穏やかなフェノール香とシトラス系のホップの香りが交差するヴァイツェンです。いい仕上がりですね。

     

     

続いては「和琴」(オリジナルIPA)。日本酒酵母を使用したビール。やや甘く心地よいエステル香。その影に見え隠れするホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がしっかりボディを支える。旨い!日本酒酵母による甘く心地よいエステル香に、日本酒酵母による酸味が抑えられているバランスのとれたビールです。

     

     

最後は「ヴィオラ」(ヘイジーIPA)で締め。こちらはOEMのビール。ヘイジーIPAらしいホップの香りながらも、かなり抑えられています。モルトの旨味はやや控え目で、綺麗な舌触り。ホップの苦味は控え目で、ほんのり心地よい酸味。旨い!アメリカンなトロピカルなホップの香りながらも、品のある謙虚さを感じるヘイジーIPAです。こちらが目指すビールのポリシーがよく反映されています。

今回はこれにて終了。こちらのビール、伝統的なスタイルをベースとしながらも、現代風にアレンジし、ドリンカブルなビールを意識しています。アメリカンなホップはシトラをメインとしながら、その良さを際立たせた仕上がりが特徴。コンセプトとして、「女性にとって飲みやすいビール」というのがよく分かります。今後は発酵タンクを増設され、自家醸造を拡大する模様。楽器とビールの種類との組み合わせは、他にはないブランディングで素敵です。



春日井バタフライブルワリー
愛知県春日井大手田酉町1-2-7

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あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
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