貧乏父さん奮戦記

早く「金持ち父さん」へ改名したいのですが・・・。

少年時代・・・。

2010年07月26日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、うなぎを買い求めたスーパーで「虫取り網」を持って店内をうろうろしてる男性を発見。

「何をやっているんだろう? 夏休みの子供向けのイベントか」などと勝手な想像の世界に入って行く。

「蝉取りでもはじまるんかい? 店内で?!」と誇大妄想が膨らんでいく。

「良いね~。夏休みは『少年時代』だね~!」

「でも、麦わら帽子を被らないとイメージ湧かないかな~」とニヤケ笑いをしているオジサンが一人。

「これから何が始まるんだ」と店内を見渡すが、イベントが始まる気配はない。

「何だろう??」とアルカリイオン水の行列に並んでいる私は、暇つぶしに店長とおぼしき男性の行動を観察することに。

その男性は私が並んでいる列に近づき、正面のイオン水の機械の背後に狙いをつけているようだ。機械は白い壁の前に置いてある。向かって左は氷ボックス、右には専用コインで使うドライアイスの機械が並んでいる。

そぉ~っと忍び寄る店長が、虫取り網をかざす先には白い壁にくっきりと黒い一つの斑点が。

男性が網を振りかざした瞬間、黒い斑点は「ブ~ン」と飛び立ってしまった。

「ハエ取り??・・・・」

「ハエ叩きを使えば良いのに・・・」と口に出しそうになった。

「あぶない。あぶない。彼なりに必死なんだ・・・」

確かに食品を扱うスーパーにハエは招かざる客に違いない。

当然、ハエも必死で逃げる。

殺さずに生け捕りにして店の外に逃がすつもりだろうが、奴等はしつこいので有名なのだ。

「温情は禁物だぜ~。だんな!」と言っても、お客の目の前でハエ叩きを振り回し「ハエ叩きショー」の実演をする訳にはいかない事だろう。

ましてや店内に殺虫剤を「ゴーストバスターズ」並みにぶちまけるなんて、もってのほかに違いない。

その店は24時間営業で、常にお客の視線に晒されている。

どうにかこうにか1匹の捕獲に成功した店長は、網の入り口を右手で塞ぎ、急いで店の外に。

その後のハエの運命は私は知らない。知る由もないのだ。

「ご苦労様です」と思いながらも「絶対にハエ叩きの方が早い」と言いたかったオジサンでした。

今朝も6時30分起床、今日も暑い一日だった・・・。

コメント
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