ペンを武器にしようと思ったことがあった。
自分の中に眠る財宝を探す為に・・・・。
なんて言うと格好がいいけれど、実際は私にとって難しいことなのだ。
小説を書いてみたいという夢はまだ持ち続けている。
気の向くままに書き溜めて行こうなんて思っていたが、原稿用紙100枚までが遠い。
つまり、途中で諦めてしまう。自分の浅はかな夢に改めて気がつく。
書き続けることで小説になるなら苦労しない。
そう考えると作文だって書くことがとても難しいと感じてしまう。
だからこそ、世間にはノウハウ本が数多く存在する。
「こうすればあなたにも簡単に出来ます」とやさしく手招きしてくるけれど・・・・。
最初は簡単かもしれないが、進み始めると世の中の通りで徐々に難易度が上がり、挫折してしまうのだ。
自分の中に財産を見つければ、宝くじを買う必要が無くなる。趣味を通じてお金を稼げれば幸せだろうといつも思っているけれど、そうは問屋が卸さない。
「あなたの趣味はなんですか?」
「趣味ねぇ~・・・・・」
答えに詰まってしまう。
「しいて言えば金儲けの手段かなぁ~・・・・」
答えになっていない。
なんでも書きたいと思った時がスタート地点なのだ。鉄は熱いうちに打てというではないか。
書くなら当然芥川賞も狙いたいと高らかに宣言したい。当然の如く書くならばという注釈がつくけれど。書いたところで完成させなければ賞レースに参加も出来ないのだ。
もう一つの答えも見つけないといけない。
「どうして宝くじを買うのですか?」
「借金を返したいから・・・・」
「誰の為に買うのですか?」
「もちろん自分の為です」
「良く考えて下さい」
「・・・・・・。それは、お金を借りた人の為に買っていることなの?・・・・」
夢を買う宝くじと言うけれど、世のため人のためと格好をつける。
ロト6で一等当選するまでの道のりが小説になりそうだね~。
「そうか、見事1等当選する筋書きでもいいんだ!」
今朝も6時起床、思想は現実化する・・・・・。