松ひとり言

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新吾十番勝負を見て、今再びの橋蔵の魅力

2014年07月04日 21時21分31秒 | 日記

京都文化博物館のシアターに嵌まってしまいました・・・・・

と言うより、元来映画好きの私に火が点いてしまったのかも

”赤胴鈴之助”に始まり、長谷川一夫の”次郎長富士”と見てきて

今回その第三弾・・・・・大川橋蔵の代表作”新吾十番勝負1部・2部総集編”を

見てきました、大映の次郎長富士も金が掛っているな~と思ったけれど

この時代の東映の力は、全然、大映とは(悪いけれど)勢いが違いますね~

エキストラの使い方なんか、今でも真似は出来ないかもしれない、(今はCGで誤魔化す

大名行列なんか!見えなくなるまで人が並んでいて、こんな所で贅沢をしていたんですね

     

《大川橋蔵の魅力がいっぱいの映画でした、昭和34年(1959)の作品なので30才の時》

3年前に亡くなった母の姉、「静榮」伯母は私の第2の母であります、

この姉妹、大の仲良しで・・・境遇も似かよっていたので尚の事でした

この静榮伯母が大川橋蔵の大フアンで、それも歌舞伎役者の時代からでした

東京の歌舞伎座でよく見ていたそうで、・・・映画界に移ってからは、

橋蔵がかかるたびに見に連れて行ってもらいました、「若様侍捕物帳」も懐かしい

中でも「海の百万石」は今でも一番印象に残っています

さて、【新吾十番勝負】ですが、素晴らしかったのは、悪役陣でした

井上河内守役の薄田研二のあの日本人離れした風貌が最高でした

阿部九州男に到ってはスクリーンに登場しただけで場内から笑いが・・・・・

それだけ悪役の代名詞的・・・役者やったんですね~もちろん観客が

70才の私より・・・どう見ても年上の人ばかり?だったからでしょうけど

大映の次郎長富士の女優陣も凄かったけれど、東映さんもこの映画に

オールスターの起用です、長谷川裕見子、佐久間良子、桜町弘子、

  

佐久間良子が輝いてました・・・桜町弘子は一番良い役でした・・・大川恵子は出番が少なかった》

大川恵子、それに夫婦に成る前の?山城新吾と花園ひろみの競演

脇を月形龍之介、山形勲、岡田英次、大河内伝次郎、堺正章の親父の

堺俊二、数え切れないぐらいの俳優陣で・・・第二東映まで作った勢いやね~

ところで、この大川橋蔵が二代目やったて、知ってましたか今回初めて知りました

話があっち行き、こっち行きしますけど、この新吾十番勝負の映画の中に

上賀茂神社が出てきました、それが「鹿島神宮」?と言う設定で撮影されてました

大画面に上賀茂神社が大写しに成った時、思わず声が出そうになるぐらい嬉しかった

しかも、その撮影に何百と言うエキストラに橋蔵以下俳優陣、・・・ロケを見たかったな~

余談ですが、私の結婚式はこの上賀茂神社で挙げました・・・このロケの9年後に

序でに・・・あと一つ余談を、私の住んでいる梅津地区に土橋さんと言う家がありまして

もう、何十年も前の話ですが・・・ここのご主人が以前、映画関係の仕事をしておられたとかで

その御主人のお葬式の時に橋蔵さんが、銭形平次の扮装のまま、駆けつけられ

当時、近隣の人達もびっくりやら感激やらで、大川橋蔵さんの心のやさしさが話題になりました

昨夜の新吾十番勝負に大感動で・・・思いつくままをつぶやきました