たとえ人間の
すり足のような一歩一歩でも
進み続ければ頂点に立てる
田部井さんの長い経験からくる確信であり・・・格言なんですね
田部井さんが世界初の女性エベレスト登頂者になられてから46年になるんですね
1939年生まれの田部井さんですから、36歳の時やったんですね(私より4歳お姉さん)
この新聞の中で田部井さんはこの様に・・・・・
~これまで70カ国以上の最高峰を制してきたが、その原点は10歳の時の登山だった
もともと運動が大の苦手でしたが、10歳の時、山に連れて行ってもらい、
担任の先生から登山の楽しさを教わりました。
あの時の ”運動が苦手でも、頂上に立てた” という達成感は今でも覚えています
それから、未知なる山の好奇心に火が付きました。~
そして上のタイトルにふれて行きます
~これまで7~8千㍍級の山々にも登頂して来ましたが、
自然の猛威を感じずにはいられませんでした。
それと同時に人間の力の偉大さも実感しました
たとえ、人間のすり足のような一歩一歩でも、
前に進んでいけば頂上に立てるんだ、と。~
登山は、自然と触れ合う貴重な機会である一方、危険と隣り合わせでもある。
今までに、田部井さんは三度雪崩に遭遇している、エベレストで一回、
天山山脈の最高峰・とムールで二回、この時の事を・・・・
~トムールの時は、ロープにつながれながら、600㍍程落下しました
クレパスに吸い込まれそうになる直前に、雪面にたたきつけられ奇跡的に助かりました
登山に油断は禁物です、常に緊張する必要はありませんが、
事故を防ぐ為には、ポイントを抑えることが大切です
登山の一番の目標は、登頂する事よりも
”登山した人と、下山した人の数が同じこと” だと考えています~
田部井さんは福島県の出身、東日本大震災の復興の力になりたいと、
2012年、「東北の高校生の富士登山」プロジェクトをスタートした
その思い付きを、田部井さんは次の様に・・・・・
~新幹線の車窓に映った富士山を見て、
”被災地の若い人達を日本一の山に連れて行ってあげたい”と、思い付いたんです
参加者は様々で、不登校を経験し、自分を変えたいと言うメンバーや
父親を津波で亡くした高校生もいました、
実際に登山を始めると、若いのに、皆、弱音を吐くんです。
「後、何分?」 「こんなことやってられねえ」とかね(笑)
でも、山頂に到達すると、高校生たちは喜びを爆発させ
下山時は、別人のように、表情を輝かせます、
これまでに221人が参加し全員が富士山登頂を成功させました。
目標は千人の高校生を日本一の山に登らせて上げることです
今年77歳の田部井さん、益々お元気でご自分の力を発揮されています
今年73歳の≪松≫負けてられまへんな~
凄いパワーを有難う御座いました
ちょっと調べてみました・・・日本人のエベレスト登頂者を