「戦争を知らない子供たち」は戦後26年目、1971年のヒット曲
作詞は北山修、作曲は杉田二郎、で先日久し振りにテレビで見た
~戦争が終わって 僕らは生まれた
戦争を知らずに 僕らは育った
おとなになって 歩き始める
平和の歌を くちずさみながら・・・・・~
この後、僕等の名前を覚えてほしい、戦争を知らない子供たちさ
と続きますが、今回の《ひとり言》は戦争でなく、節操を知らないお話
二郎さんと子供たちの歌をテレビで聞いた翌日、バスでの出来事
京都ではずいぶん早くから、バスや電車に優先席を設けてきている
私も先月で70歳、ちょっと照れくさいけど優先席に座る様にしている
この日も優先席に座っていると、小学4年生ぐらいの子供たち4人が
空いている優先席にドタドタと座ったので、エッ!と思わず見つめた
すると次の停留所からお婆さんが乗って来られたが4人は知らん顔
私”ここは優先席!”と言いたいけど・・周りの人も知らん顔やし・・・と
また次の停留所から、今度は先程よりヨタヨタ姿のお婆さんが・・・・・
4人とも気にもせずに”べちゃくちゃ”とおしゃべり、意気地なしの私・・・
誰か4人のガキ・・・≪失礼しました≫お子様たちに注意しないかな?
でも、幾ら待ってもあきまへん!清水の舞台から飛び降りた気持ちで
『そんな、大層な!』・・・隣のお坊ちゃまに「ここ優先席やけど」と
極々控え目にご注意申し上げました、な・な・なんと!知らん顔
と言うより、何を注意されているのか・・お分かりになってられない様子
結構短気な私、自分に言い聞かせました「怒ったらアカン」と心の中に
「優先席とは、お年寄りとか、身体の弱い人、目の見えない人達に
元気な人、若者たちが率先して席を譲る場所なんや・・・・」と言っても
まだ変わろうとしません、切れる寸前で「お婆さんに席を譲ってな~」
やっと重い腰を?≪重いのはランドセル≫上げました。
「戦争を知らない子供たち」の孫ぐらいの子供たち・・・戦争よりも
節操を知りなさい・・・・こんな子供の親に限って、先生の指導が悪い
と他人のせいにしてしまう、違うやろ~親や・・・お前や・・【失言】
親と子の会話が少ない家庭が、最近特に多くなっている気がします
【2009年5月に松下村塾を尋ねました、真ん中が「親思う・・・」の碑です】
吉田松陰の和歌に
親思ふ こころにまさる 親ごころ
けふの音づれ 何ときくらん
最初は遠島であったのが井伊直弼の命令で死罪に決まったすぐ後に
母に宛てた書である、「親を思う心よりも、子を思う親の心が深いから
この知らせをどんな思いで聞いているだろう」と心配する松陰の優しさ
バスに戻りますが、結局周りから白い目で見られたのは4人でなく私
それよりも子供たちが、何で注意されたのか分らない顔をしていたのが
悲しいより、恐ろしい気がする、・・会話、対話・・もっと家庭で話し合いを
戦争を知らない子供たちが68歳を迎えます、戦争より節操が大切です
下はNHK「八重の桜」で改めて知られるところとなった会津藩【什の掟】
今一度、七つの掟を中心に素晴らしい日本を築きましょう
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
少年よ大志を抱け!
お父ちゃん、お母ちゃんもやで~