松ひとり言

谷藤松で御座います。
末永くお付き合いの程よろしくお願い致します。

≪江雪≫の柳宗元は私の大恩人

2013年08月29日 15時39分14秒 | 日記
                





 8年間お世話になった静吟詩堂を出て独立した理由!

一つや二つではありませんが、最大のきっかけ、

一番の後押しをしてくれたのが、≪江雪≫

是だけでは、”何のこっちゃいな”?ですよね

江雪は今降り止んだばかりの銀世界を詩っています

シーン!と言う言葉がピッタリの、『静寂の世界』

~千山に鳥の飛ぶこと絶え~と吟じ始めた時

今までに無かった違和感に気がつきました

録音テープを何度も聞いてると・・分りました

~飛ぶこと~の大ゆりを何時も通りに振ってると

鳥が飛んでしまうのです・・鳥の飛ばない節調とは

誠に単純な発想だが、大ゆりを途中で止めてみた

すると!次の~絶え~がキラキラ輝きだした

鳥が飛ばなくなったのです、いや”そんな気がして

封建的な詩吟の世界では、一から世話になって来た

この流派で自分勝手に流れを変えることはご法度

師匠との間で、ごたごたが絶えなかった時期

自分の流れを作る時が来たのかも・・と

なんとも、勝手な思いから、一匹狼になりました

後悔は一片の欠片もありませんでした

その身勝手のお陰で松流が誕生!

来年で独立して40年を数える事になります

この間、250作品程の作譜が出来ています

この≪江雪≫は「風の吟を聞く」をクリック

(月あかり)の3番目に入っています

是非お聞き下さるようにお願いします

松《風の吟》の世界をお楽しみください















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