我が家の伝統行事 節分の豆まき

　我が家の伝統行事　節分の豆まき

　　　

　我が家には子どもが幼い頃から行っている伝統行事があります。
　「節分」の豆まきと目刺しと柊の葉を玄関につけることです。
　夕暮れに１キロ先まで聞こえるような大声で
　「おには～そと　ふくは～うち」と夜空に叫びながら
　豆を豪快にまくのです。
　少し恥ずかしいですが、気分は爽快です。
　子ども達は幼い頃は喜んでいましたが、
　小学校も高学年になると渋り始めました。
　妻は途中で耐えられないと傍観。
　子ども達には「豆まきは我が家の伝統行事だ！」と押しきり
　現在まで続けています。

　　　

　２０１６年の時には
　今年は子どもたちの帰りが遅かったので
　（豆まきが嫌で遅く帰ってきた可能性もあります）
　一人夜空に向かってやりました。
　「息子たちとできなくて１人で寂しかった」と話したところ、
　息子たちは、私の悲しそうな顔を見て、
　その後大きな声で夜空にまいていました。
　優しい子ども達です。
　もう長男は家を出たので、
　明日の節分は次男（２６歳）と２人ですが、
　はたして付き合ってくれるかどうか？

　子どもが中学生のころポツリと
　「我が家の伝統行事じゃなくてお父さんの伝統行事だ！」と
　言われたこともありましたが、
　家族の健康や幸せになってほしい親の願い
　分るときが来ると思います。
　・・・ちょっと自己満足に浸っています。

　１０年前くらいは豆まきの声がちらほら聞こえましたが、
　最近はとんと聞こえません。
　寂しい限りです。
　家族の健康と幸福を願い、私だけでも続けようと思っています。